サイドバックがハカランダのジャパニーズビンテージ
モーリス Morris W-40は高校時代に買ったギターで、型ナンバーがそのまま形式、値段に対応してた時代のギターで、現在でもポップカライエは所有しています(W→ウエスタン、40→40,000円)。
その当時、友達が同じ時に買ったギターが木曽鈴木バイオリンの同じ値段のギターだったが、聞き比べると、モーリスW-40よりも木曽鈴木バイオリンの方が一枚上手の響きだったように感じていました。
モーリスW-40は、希少なハカランダ(ブラジリアンローズウッド)
オール合板の耐久性のめっちゃいい、湿度温度変化や野外でもガンガン使えそうなギターだが、サイドとバックには現在では希少なハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を使っています(合板だが)。
自分ではあまり感じていなかった(他のギターを知らなかった)のですが、他の人から「良い音するね、そのギター。」とはよく言われたけど、そんな理由(ハカランダサイドバック)があったのですね。
外見は貝殻を使ったインレイが入っていてマーチンのD40辺りのフェイクかなぁ(^^;)
トップはスプルース合板、ネックはナトー、フィンガーボードはローズウッドです。
ネックの形状は小さい日本人の手に合わせて、断面が三角形の形状で個人的には握りやすいと思います。
バックの3ピースはいまとなってはめずらしい
バックは3ピースで中央はメイプル(楓、カエデ、もみじ)のようだ、それもトラ目、フレイムが入っています。
3ピースのつなぎ目には凝った細工が見られるのは嬉しいかもしれません。(3ピースにしたのは単に、大きなハカランダ材が使えなかっただけと理解している)
バインディングは普通にプラスティックかな。
1976年製
胴体の中にはお決まりの紙製シールが貼ってありササキさんの作品のようですね。
購入したのは1976年だったと思います。
打痕や傷、接合部分の塗装の浮きがあるが、まだまだ現役で、予想外にいい音を響かせています。
合板の特性かはわかりませんが、低音は少し弱く音がこもる感じがしますが、高音は澄んだ張りのある音がするので個人的には好きですね。
形状はウエスタンなので、音量は大きめ、弦はダダリオがオススメですね。
ダダリオだとこのギターの低音の弱さをある程度 解消してくれますよ。
ネックは手の小さい自分には握りやすいし、弦高を極限まで低く自分で調整してあるので、とても弾きやすいです。
経年変化で鳴りが良くなる
合板のアコースティックギターでも、年数が経過すると鳴りが良くなるのかもしれないですね。
直接新旧のギター音を聞くことが可能ならはっきりするかもしれませんが、シロートの人間の耳には、判断は難しいです。
もしかしたら、弦の性能が上がっただけかもしれませんね。
そういえば、ナットは友達に交換してもらった記憶があります。
ギターフォロンティアさんの動画がありました。
ヘッドの部分が違いますが同モデルと思われます。
個体によって鳴り方が異なるので、自分のW-40はここまでは鳴らないように感じています。
しゃりしゃり感がすごいですね。
ニッキュッパで売りに出されているなんて、40年前は4諭吉(当時は4聖徳太子)だったのに、なんと値下がりの少ないギターなんだろうと思いました。
下の動画の音の方が自分のW-40の音に近いですね。
押尾コータローの「風の詩」のショートバージョン??です。