煩悩の意味するところ
煩悩の種類には 108 つ あるらしいが、そんなもんは、人間が勝手に作ったものだろう.
数は、そんなに関係ないと思う.
問題は、煩悩の意味だろうと、
煩悩とは、悩みという漢字から「なやみ」だろうということは想像できます.
何で、悩むのだろうと考察してみました.
アドラー心理学
悩みに関して、私が読んだ本の中で、もっとも的確に書かれていたと思ったのは、
「嫌われる勇気 アドラー心理学 岸見一郎氏」の中に書かれている言葉である.
「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」
なんで、自分が悩んでいるのか
考えてみると、
「何で俺は貧乏なんだろう?」
と、悩みがあるとする.
これは、他人と比較して、貧乏なだけで、一人ならば比較対象はないので、悩むことはない.
貧乏か裕福かの基準がなければ、いいだけですね.
難しいですが、他人のことを考える行為が悩みの原因になっているのですね.
煩悩の「煩」という字を考えてみる
「煩」という漢字を調べてみると
〖煩〗 ハン・ボン・わずらう・わずらわす
ごたごたしてうるさい ! わずらわしい !
「わずらわしい」の意味を調べてみると
面倒で気が重い、入り組んで煩雑だ。
ということらしい.
何らかのことで悩んで、それらの考えが頭の中をぐるぐると回っている状態だろうか.
煩悩の意味
仏教の言葉らしく、その意味は
心身にまといつき心をかきみだす
一切の妄念・欲望
ということみたいです.
もうねん 妄念
迷いの心。 迷妄の執心。 また、誤った心の思い。 妄執。
めいもう 迷妄 紛い ・ 事実を曲げる ・ 事実無根(の情報) ・ 誇大(広告) ・ 真実でない
人の苦しみの原因を自らの煩悩ととらえて、その縁起を把握・克服する解脱・涅槃への道が求められた。
ねはん 涅槃
煩悩 (ぼんのう) の火を消して、智慧 (ちえ) の完成した悟りの境地。
一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。
仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地。
うーん! 難しい.
何かはっきりとしないが、
悟りの境地に至った人間が持ってはいけないとされる妄念や欲望が、煩悩ということだろうか.
日本人に多い妬み文化
煩悩の意味からは、少し外れるかもしれませんが、
江戸時代の五人組みたいな、共同責任のようなシステムがあったことに起因するのであろうか.
お互いが監視し合うことで、
恥ずべきこと、恥の文化
出る杭は打たれる
日本人に多い妬みという感情
それらの感情は、日本の長い歴史の中で作られてきた感情だろうと思います.
煩悩とは 結論はよくわからない
心の中でモヤモヤした欲望が渦まいている様子が煩悩かと思っていましたが、
悩みや束縛が煩悩ということだろうか.
めんどくさくなってきたので、今回の考察はここまでにします.