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林道ツーリングキャンプ仕様 CRF250Rally

試行錯誤 CRF250Rallyでオフロードツーリングのために近県をキャンプツーリングしてみました. 軽量化と荷物の固定が重要です.

前書き

Honda CRF250Rallyのツーリングキャンプ仕様、険しい林道は無理としても、ごく普通の林道を安全に走行できるような荷物の選択や積み方を目指して計画、そして実際にキャンプを通して改善することにしました。

ボストンバッグ80Lを使って

テストツーリングキャンプ 1回目

オフロードバイクにハードケースは似合わないかなと思い、汎用性の折り畳みボストンバッグ防水バッグ80Lをアマゾンで購入し、1泊2日程度のキャンプツーリングに行くための準備をしました。
テントは大きめだが快適性の良いお気に入りのネイチャーハイクのHiby-3
マットはTHERMAREST(サーマレスト)Zライト ソルとした。
この2点だけでボストンバックの容量の40%くらいを占めているのではないかと思うほどの大きさです。(大きすぎかも!)
シュラフ(寝袋)、椅子、枕、ストーブはソト(SOTO)MUKAストーブ(レギュラーガソリンをCRF250Rallyの燃料タンクから取り出して使用)、焚き火台はステンレスメッシュタイプ、その他色々をバッグに詰め込みました。
ガソリンストーブはCRF250Rally(ラリー)がレギュラーガソリン仕様なので初めて使うことにしました。
リュックサックにはカッパや着替え、そしてカメラ等を詰め込みました。


一泊二日のテストキャンプでしたが、結構大きな荷物となりました。
行きはテントも全てボストンバッグの中に入れましたが、写真は帰りのもので、テントが夜露に濡れたので、バッグの外に固定しました。

後ろから見ると、左右の部分が垂れ下がっていて、荷物の固定にネットで止めてあるが舗装道路ではなんとかなっても、林道を走行するには厳しい状態です。
実際、あれた路面を走行中に荷物が左右にずれることがありました。
また、バッグの形が崩れて右側にあるマフラーの排気熱がバッグに当たりそうです。
生地はポリエステルか何かで熱に弱いと思われますので注意が必要です。

キャンプ場でNatureHike Hyby3を組み立てて、バイクから荷物を降ろして近くの林道までCRF250ラリーでお散歩します。
荷物を下ろすと林道走行は、楽しいですね。
キャンプ場は宝慶寺いこいの森で福井県大野市県道34号線にあり、

林道はキャンプ場から能楽の里牧場の道路につながる、林道 大野池田線を走行してきました。

比較的新しいのでフラットな砂利道が多く、一部舗装道路もあり、安心して走行が可能な林道です。
標高差もあって、大野の市街を眺めることができます。
テントNatureHike Hyby3は居住性がとても良いのでお気に入りですが、CRF250ラリーで運ぶには重くて大きすぎると感じました。
また、マットもTHERMAREST(サーマレスト)Zライト ソルは寝心地が良く、断熱効果も抜群、広げたり片付けも簡単で早いのでお気に入りですが、欠点は収納サイズが大きいことです。
1回目の最大の問題点は荷物を積む時のボストンバッグの変形が特に気になったので、その対策をすることを、まず考えました。

ボストンバッグの欠点修正?

テストツーリングキャンプ 2回目

次の週に、ボストンバックの中に長めのプラスティックケース(ホームセンターで昔買ったもの)を使って長手方向に芯となるようにして荷物を収納し、バッグの底が変形しずらいように工夫をしてバイクに荷造りをしてみました。
キャリアとバッグの間に荷物がずれるのを防ぐために発泡ゴムのシートを一枚敷きました。

だいぶん荷物がしっかりしているように写真には写っています。
段差の少ない路面だと、この積み方でも十分耐えられるように思いましたが、細いシートとキャリアにこの大きなバッグを積んでゴムネットで固定しましたが、少しハードな林道を走ることには無理があるように感じました。
根本的なパッキングを考え直すべきかもしれません。

白山ブナの森キャンプ場です。
国道156号線の御母衣ダムの近くから岐阜県道451号線の細い道路を白山側へ登っていくとありました。
クルマ同士の交差ができないところが多い道路なので注意が必要です。

バイクサイトはバイクの乗り入れがOKでした。
携帯電話の電波はDocomoは圏外ですが、auは大丈夫のようでした。2019/9現在
涼しくてとても気持ちよかったです。
大自然の中なので、空気がとても気持ちよかったですね。


メッシュタイプの焚き火台は、燃え残りが少なく、地面にほとんど燃えカスが落ちないし、料理に使わないのであれば、とても良い選択です。
ただ、ステンレスの棒の長さと重さがもう少しなんとかなれば良いのですが。
これは、棒を差し込んで組み立てるタイプなので、収納時には長さ50cm程度にはなりますが、重さは1kg近くあると思います。
軽量コンパクトな焚き火台で、料理に使うのであれば、価格は高いがピコグリル389が今のところ最強だと思いますが、アマゾンは高いので他を探した方が良いでしょう。2019/9


ガソリンストーブのソト(SOTO)MUKAストーブは、ポンプで圧縮したり、着火マンで火をつけたり、少し面倒ですが、バイクのガソリンを使用するので、長期間の旅の場合、燃料の残量を気にしなくて良いのがGoodですね。(ハイオクが使えないのが惜しいところです)

キャンプ場の近くには白水湖と言われるダム湖があります。
湖面の色が緑色でとても綺麗でした。

林道を使ったオフロードバイク旅をより良くするためを目指して

ここから 新たなるオフローダーのキャンプスタイルを考えます

CRF250ラリーで旅やキャンプツーリングするには、特にパッキングの部分ですが、今回テストキャンプツーリングで使用した道具では大きかったり、重かったりと自分にとって不都合なことが発生しました。
これらの経験を踏まえて、新たに道具を選別したり、購入することにしました(ちょうど消費税増税前だったことも影響し散財してしまいました 2019/9)。

バッグ、ボックスなど GIVI ジビ リアボックス モノロックケース

まずは、入れ物(バッグや箱)を決めるのが先決です。
オフロードバイクにはソフトバッグが最適かと思っていたのですが、荷物を固定する手間や時間、落下のリスク等を考えて、ボックスタイプを使うことにしました。
ラリーのカウル等のデザインがソフトバッグとのマッチングが今ひとつだったことも一つの原因かもしれません。
トップボックスの欠点は、荷物の搭載位置が後ろ寄りになりやすく、重心が高い位置になることで、操縦性に影響します。
ソフトバッグと異なりボックスの周りが硬いので、中に入れるものの自由度が低いこと、荷物のサイズの融通がないことに注意が必要です。
また、ボックス自体の重量があることも考慮すべきことかもしれません。(ベースを含めて4.2kg増は、やはり重いかもしれません)

43リッターの大きめのGIVI(GIVI ジビ リアボックス モノロックケース トップケース 大容量 43L E43NTLD)のリアボックスに決めました。(理由は比較的安かったから)
仕様スペック
GIVI E43NTLD 平行輸入品
カラー:未塗装ブラック
容量:43L
奥行×幅×高さ:455×545×318mm
重量(ベース込み):4.2kg
最大積載量3kg
ワンタッチで取り付け取り外しができ、鍵がついているので、セキュリティも高いです。
比較的角ばっているのでパッキングも良いのではないかと期待して購入に至りました。

付属していたベースをキャリアに取り付けてみました。(少し前方になるように取り付けしました)
キャリアの穴はこのベースをつけるため空いていた?ので、一切穴あけ加工等は不要で、六角レンチとボックスレンチがあれば簡単に取り付け可能でした。

GIVIのリアボックス本体をベースに取り付けてみました。
本体のベースへの取付時にロックされる時の力が少し必要です、個体差かもしれませんが。
GIVIの蓋を閉めてからロックする方法が少し特殊な感じがあるので、慣れるまでは苦労するかもしれませんね(自分は2つ目のGIVIのモノロックケースなので慣れていますが)。
横から見ると、ボックスが少し大き目に見えますが、ラリーのカウル等のマスがあるので、不自然さは少ないかと思います。

リア方向からの写真ですが、やはりちょっとボックス部分が大きく感じます。
格好よりも実用性が大切だと自分にいい聞かせています。
心配な点は、アルミ製のリアキャリア、荷台の強度ですが、リアキャリアの説明書を見ると、ボックスの取り付けは推奨されていなかったのです。
見た感じでは構造上問題はなさそうな感じですが後ろ側の車体とつなぐボルトがついた板状の部分が少し心配ですが。

リアボックスとキャンプアイテムの選択

リアボックスにはホームセンターの箱も考えましたが、取り付け取り外しが面倒臭いので却下となりましたが、うまく固定ができるのであれば、アリだと思います。
今回のボックスの最大幅が約50cmなので、このサイズに合わせて必要なアイテムを選択します。

アライテント ドマドームライト1を選択

テントの選択ですが、収納サイズが50cmよりも短いもの(安全に確実に収納できるサイズは45cmくらいか)、そして、雨天でも快適に過ごせて調理が可能な前室があることが選択の条件としました。
安物買いの銭失いのPop karaie(自分のこと)ですが、いつもは安い中華製を選択しているのですが、今ひとつ目的にあったテントが見つかりませんでした。
今回は奮発して国産のアライテント(ARAI TENT) ドマドームライト1 [1人用]を購入することにしました。
アライテントは、ショップで購入した方が安いかもしれません。
重 量:1,790g(フライシート+本体+フレーム)
サイズ:主寝室/奥行75cm×間口200cm×高さ104cm、土間/奥行60cm、入口部分110cm、
収納時/本体32(43)×19φcm、フレーム/38cm

重さは約1.8kg弱と2kg以下だし、収納サイズは38cmと超短いのが素敵です。
さすが山岳用テントですね。
ペグダウンしなくても作れる広い土間があるので、雨の時も安心で、旅の途中、雨天で移動できない時にも土間で湯を沸かしたり、雨に濡れずに出入りできるので便利だと思います。。
2人用と迷いましたが、荷物は広い前室に置くことが可能なのと、オフロードバイクでキャンンプする場合にはコンパクトな荷物を心がけるので、たくさんの荷物を持ち運ぶことはないと思うから1人用としました。
アライテントの説明書を見ると、付属のシームコートを床に近い部分の縫い目に塗って一時間乾燥させてくださいと書かれていたので、試し張りを兼ねてシームコートするために組み立ててみました。
インナーの組み立ては、袋状(フレームスリーブ)のところに3本のポールを奥まで差し込んでから一本づつハトメ(アイレット)に差し込むだけで、思った以上に簡単でした。
ハトメに差し込む順番は入り口に向かって右側から左方向に順番にするように説明書に書かれていました。
外側のフライシートもクイックリリースバックルに差し込むだけで難しくはないですが、強風等でロープをペグで固定する必要があるときは、インナーに取り付けられたロープをフライシートの外に通す必要があるので少し面倒かもしれません。
実際に体感してみると室内は、マットをひくと荷物を置くスペースはほとんどありませんね。
一人用としては天井が高いこと、それに伴い出入り口も高さがあることがこのテントのメリットの一つかもしれません。
テントの床の面積ですが、自分は体が小さいので一人用でも大丈夫ですが、体が大きい人や荷物を室内に入れたい方は、重さや収納スペースが許せば2人用の方が広くて快適だと思います。
あと3シーズン用なので雪の降るような時期には使えませんので悪しからず。
参考に2人用のRipen(ライペン アライテント) ドマドームライト 2のデーターです
設営時サイズ:主寝室/奥行120×間口210×高さ108cm、土間/奥行60cm×入口部分112cm
収納時サイズ:34(44)×20φcm、フレーム38cm
重量:2000g(本体+フレーム+フライシート)
1人用と比べると、寝室の奥行きが45cm広く、重さが210g重くなります。

実際にドマドームライト1を使ってみての感想はこちらから

マットは「NEMO マット・パッド ゾア」

テントの中で使用するマット(スリーピングパッド)ですが小さく運べて軽いもの、選択肢はエアーで膨らますタイプしか自分の頭にありません。
しかし、過去に使用していたエアーマットは地面からの冷気を伝えるので、底冷え対策は必要と思っています。
実は、安いエアーマットには薄手のアルミシートと組み合わせるのが最適だと考えていたのですが、いろいろなマットを調べているうちにたどり着いたのが、
「NEMO(ニーモ・イクイップメント) マット・パッド ゾア レギュラー ブルー 20R NM-ZR-20R」
です。
サイズが3種類あって、スモールS,ミドルM,レギュラーRあるようですが、足の部分まであるタイプレギュラーを選択しました。
それでも本体重量が380g、収納サイズ:φ11×23cm と驚くほど軽く小さいし、保温性も高く、収納サイズもφ11×23cmとかなり小さくなります。
その分、驚くほど価格が高いのが難点です。
NEMO(ニーモ・イクイップメント) マット・パッド ゾアの紹介リンク
めんど旅「お気に入りのキャンプマットNEMO マット・パッド ゾア」

ストーブは ソト(SOTO)MUKAストーブ

ガソリンストーブのソト(SOTO)MUKAストーブは燃料を入れるフューエルボトルが700mlを購入しました。
自分で使ってみて、1日に使うガソリンの量が半分くらいでも十分だったこと、バイクのガソリンタンクから燃料を拝借するので、小さくてコンパクトでも実用的には足りることなので、ソト(SOTO) 広口フューエルボトル 400ml SOD-700-04というコンパクトなボトルを追加購入しました。

できる限り小さな荷物としたかったからですが、700mlのボトルと比較すると思っていた以上に400mlはコンパクトです。(直径も小さくなります)

このボトルは気密性が優秀なので携行時はガソリンの匂いはほとんどしませんが、他の荷物にガソリンの匂いが付く可能性が無いわけではないので、冷凍の保存パックに入れることにしました。
ギリギリチャックが可能です。

そして、付属のソトの袋にストーブとボトルを入れると、ポンプのレバーが少し袋からはみ出しますが、とってもコンパクトに収納できました。自己満足!(^^)

テーブルは
ソト ポップアップソロテーブル
スノーピーク オゼン ライト

テーブルは平らなところが欲しい時に使うのですが、お気に入りは2種類の軽量テーブルです。
荷物を少なくするためにテーブルはなくても良いかもしれませんが、平らなところを探す手間を考えると、低い椅子との組み合わせを考えるとあった方が自分には都合が良いです。
■ソト(SOTO) ポップアップソロテーブル フィールドホッパー ST-630 アルミ ロールテーブル ケース付は
本体サイズ:幅29.7×奥行21×高さ7.8cm
本体重量:395g
収納時サイズ:幅29.7×奥行11×高さ1.9cm
価格は高いが、テーブルの天板を開くだけで使えるので、時間短縮になります。
まず、お湯を沸かす時には、このテーブルにストーブを置くところから始めます。
■もう一つはスノーピーク(スノーピーク) オゼン ライト SLV-171
サイズ:297×210×85(h)mm(使用時)
297×120×5(h)mm(収納時)
重量:270g(本体のみ)
収納サイズが薄いこと、重さがソト(SOTO) ポップアップソロテーブルよりも100g強軽いことが大きなメリットですが、組み立てと片付けに少し手間取ります。
慣れれば組み立てと片付けは1分以内ですが、意外と面倒に感じます。
お湯を沸かしている間の待ち時間に組み立てます。
どちらも割高ですね。
▲キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式
本体重量: 約700g
サイズ(mm): 幅400×奥行290×高さ120
収納時(mm): 幅60×奥行400×高さ70
安いローテーブルの定番で誰もが持っていますが、収納時に厚みがありかさ張って重いのでバイクツーリングのパッキングでは少し不利かもしれません。
料理をする人は、このくらいのサイズがあった方が良いのかもしれません。
自分も2つ持っていますが、現在は使っていません。(お蔵入りです)

ローテーブルの比較は下のリンクを参考にしてください
めんど旅「バイクひとり旅の野営にテーブルは必要ですか?」

焚き火台は ピコグリル398

焚き火台は軽量で薄いパッキングで調理まで可能なピコグリル398です。
とても軽く、収納サイズは薄いし、組み立てると長めの薪でもそのまま載せることができそうで今から楽しみにしています。

袋は大きめに長辺34cm作られていますが、中のサイズは30cmくらいです。

中身はこれだけで、薄くて軽いので、バイクでなくても徒歩や自転車でも持ち運べるのではないかと思います。

組み立ても簡単にできます。
軽くてコンパクトに収納できるのに、大きめの薪でもそのまま載せることができます。
工夫次第で調理までできるところがGood!です。
自分はhttps://pi-ka-ri.comで購入させていただきました。
だが、人気のためか欠品が多いので注意が必要です。

下の製品はバッタもんですが機能的には本物との違いは感じられないし、安いので試してみる価値はあるかもしれませんよ!

今回のまとめ

パッキングするときに重要なのはアイテムの体積ですが、特にボックスにパッキングする場合は、アイテムの収納サイズの長さが特に重要な項目となります。
そして、オフロードバイクの機動性を確保するには、重量、重さもできる限り軽い方が良いと思います。
どこかのメーカーが、パッキングするのに便利なパッキングサイズの規格を作ってくれると助かるなと思いますが、多様性の時代なので、それを選択する楽しみもあるのかもしれません。

ーーーーーーーー続くーーーーーーー

続林道ツーリングキャンプ仕様Honda CRF250Rally 2019/10

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