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MORIWAKI MX Slip-on WTマフラー交換 CRF250

ノーマルマフラーよりも排気音が少し元気になりますが、パワーは少し上がります. 高品質で間違いのない製品で、オススメです.

やっちまったなぁ

エキゾーストパイプをSP忠男のパワーボックスに付け替えたばかりなのに、一月後にはサイレンサーまで買ってしまいました。
あまりに、不甲斐ないCRF250Rallyを何とか、パワーを上げたいと思ったんだろうか?
自分でも、コントロールできていない気がする。
ネット通販は、怖いなぁ!

スリップオンマフラー購入

という訳で、買ってしまったのもは仕方がないので、取り付けることにした。
森脇エンジニアリングのスリップオンマフラーで、自動車排出ガス試験結果成績表が付いた正真正銘の公道を正々堂々と乗ることのできるマフラーだ。
そんなことは、当たり前かもしれませんが、

モリワキについて

森脇エンジニアリングといえば、かのバイクの神様ヨシムラの弟子であったお人だったと思う。
レースの世界にアルミフレームをプライベートで持ち込み、ヨシムラを超えるようなパフォーマンスを見せることもある由緒正しいチューナーのショップである。
嫁さんは、POP YOSHIMURA の娘さんだったような気がする。
それと、才能のあるレーシングライダーを見る目があるなと思っていました。
せっかく良いライダーを見つけても、プラーベートチームから大きなチームにお金で引き抜かれているのかな。
モリワキのマフラーを買って、昔のバイクレースシーンのワクワクしていた自分を思い出してしまった。

まあ、取り付けてみよう!

サイドのカバーを外します。

写真のところの2本のボルトを六角レンチで外します。

シートの近くのところは、カバー同士が嵌め込む形になっているので注意しながら、マフラー側のパラスティックカバーの部分を手前に引っ張ると、2つのはめ込み箇所が外れます。(下の写真の部分です)

サイドカバーを外すとこんな感じです。

今回購入に至った、森脇(モリワキ)のマフラーです。

外側の材質にステンレス(BP)、チタンの2種類ありますが、そのなかのチタンにはANOとWTがあり、今回はチタンのWTを選択しました。
モリワキのサイトのリンクです
商品名 MX WT S/O(Slip/On)
部品番号 01810-6J1P4-00
製品価格 \54,000-(税抜)
※政府認証制マフラー(車検対応)
・材質:パイプ/ステンレス・サイレンサー/チタン
・17-CRF250L/M/Rally 対応

モリワキスリップオンマフラーの印象

汚れが目立たず、大人しい色なのでノーマルのような雰囲気です。
連結パイプ(テールパイプ)?はステンレスのようです。
一番右の黒いのは遮熱板で、鉄板の黒色塗装したものです。
付属品は、左のように袋にまとめて入っていますが、この袋は部品がゴチャゴチャせず、とっても素敵でした。

ノーマルのマフラーを外します。

エキゾーストパイプとサイレンサーのジョイントを締め付けているクランプのボルトを緩めます。
それのすぐ近くのボルトを外し、次に後方のサイレンサー側のボルトを緩めていきます。
サイレンサー側のボルトは裏側にナットがあるので、ナットが外れたらボルトを引っ張るとサイレンサーが落っこちますので、手でサイレンサーが落下しないように支えながらナット緩めていきます。

サイレンサー(マフラー)が外れました。(下の写真)
今回のマフラー交換はスリプオンなので、分解はここまでです。

モリワキ(森脇)マフラーの組み立て方です。

サイレンサーとテールパイプは組み立て式(ノーマルは一体式)で、スプリングのテンションで固定するタイプです。
エキゾーストパイプとの固定は、純正クランプをそのまま使用するので、ノーマルマフラーから取り外しておきます。
マフラーパッキン(下の図の6番)はノーマルエキパイでは必要ですが、SP忠男パワーボックスエキゾーストパイプに交換しているので不要です。
SP忠男製パワーボックスエキパイはノーマルよりの太いパイプで構成されていて、マフラー側のパイプの内径と同じサイズになっています。(マフラーパッキンは純正エキパイにするときに使えるなぁ、エキパイ交換の時に壊して外したので)
遮熱板は2箇所のボルトで固定するようです。

エキパイとテールパイプを接続するために純正のクランプを外します。

ノーマルマフラーと森脇のマフラーの比較写真です。

アマゾンの情報では「STD重量[キログラム]:5.8kg 重量[キログラム]:3.5kg 音量[デシベル]:近接 89db/加速騒音78db 」
実際の重さは、ヘルスメーターが見当たらず、計測できませんでしたが、2−3キログラムくらい軽量化されているように感じました。(サイレンサーの内部もチタンにして欲しい!!)

では、取り付け開始です。

テールパイプとエキゾーストパイプを繋ぐところに付属の耐熱シーリング材(ME30)を塗って、パイプをはめ込み、テールパイプの固定ようボルトを軽く締め、ジョイントのクランプのボルトを締めていきます。
本締めは、もう少し後で行います。

下の写真が、付属のシーリング材です。
至れり尽くせりで とっても助かりますね。
商品名 ME30/耐熱シール剤
部品番号 860-806-0600
製品価格 \600-(税抜)
・液状シーリングガスケット

サイレンサーをパイプにはめ込み、車体に固定します。

ここのパイプのはめ込みにも上のシーリング材を使用します。
サイレンサーと車体の固定には、アルミのスペーサーと付属のボルトを使用します。(ボルトが純正よりも少し長いようです)
遮熱板ヒートカバーの固定にはステンレス製の板棒を取り付けておきます。

サイレンサーとテールパイプの接続

タイヤ側からスプリングでテンションをかけます。(下の写真)
何と、スプリングプーラーが付属されていたので、簡単にスプリングが掛けられました。
各ボルトの増し締めをして、緩みがないか点検します。
サイレンサーを保護していた、透明のビニールかナイロンのカバーを忘れずに外します。(排気の熱で綺麗なサイレンサーに焼き付きそうですね)

一度エンジンを始動してみて、排気漏れ等の確認です。

遮熱板ヒートカバーの固定は

テールパイプと板棒の2箇所でネジで固定されます。
穴の開いた部分2箇所にゴムのブランクキャップを嵌めるように書いてありますが、挿入するのにCRC556を少し塗って細い棒で押し込むようにしました。
ブランクキャップ無くても良いような気はしますが。

サイドカバーを取り付けて、完成です。

サイドカバーとサイレンサーの隙間が大きくなってしまいました。
サイレンサーがすっきりとして、重々しさが軽減しました。
デザインがさらに洗練されると、良いなと思いますが、これからの課題で、これまでの概念を捨てて、マフラー作りをして欲しいと思います。

ここで、モリワキのサイトの写真と見比べると

サイレンサーの位置がちょっと低いような感じがある。
でも、これ以上どうすることもできないので、これでokとする。

エンジンを始動してみます。

アイドリング音は、少し元気になったように感じます。
単気筒らしい歯切れの良い音が、ノーマルに比べて強めに感じます。
少しブリッピングしてみると、レスポンス等はノーマルとは変化なしに感じます。
音は、連続音になる回転数が少し高めになったかな、
回転数が6000回転くらいでは、排気音は大きめになります。
アイドリング回転数から急激にアクセルを開けると、エンストを起こしました。(エンジンの低回転の時のエキパイの排ガスの流速が遅すぎるので、うまく排気ガスが抜けていかないのかもしれません)
低回転は少し、不安定な感じがありますが、インジェクションをコントロールするECUが学習すればよくなる可能性はあります。
クルマではバッテリー端子をしばらく外して、ECUをリセットするのですが、バイクはどうかわかりません。

少し走行してみましょう。

排気音は、ノーマルに比べて少し大きめで元気が良くなったように感じますが、改造車のような爆音ではありません。
十分に、常識の範囲に入っている音量なので、安心できます。
マフラーも、慣らしを済ませると、音が安定して静かになるそうですから、(耳が慣れるのかもしれません)心配はしておりません。
パワーバンドが少し広がったように感じます。
ノーマルでは、4000回転以上がパワーバンドと認識しておりましたが、3500回転付近から普通に加速します。
高回転は9000回転で、トルクの低下を感じますがノーマルよりは良い感じです。
全体的に、元気な音に騙されている可能性は否定できませんが、よく走るようになってように感じています。

総合的にはどうか

モリワキMX Slip-on MTとSP忠男パワーボックスエキパイの組み合わせは、いい感じでエンジンが回っているように思います。
ただ、少し排気圧が抜けすぎている感じがあって、極低回転は、少し不安定にも感じます。
このスリップオンマフラーは、プライベーターには満点を挙げることができるくらい、至れり尽くせりの製品です。

普段使う工具さえあれば何も他に購入しなくても良いように、製品にセットされているのは、とても良いですね。
製品のクオリティーは最高だし、いうことはないですね。

希望的には

さらなる軽量化とコンパクト化されると面白いと思います。
コストを考えると、アルミのモナカ構造が軽くてコンパクトで安い製品ができそうな感じがします。

林道での使用感2020/5

ノーマル状態では4000回転以上でないとスムーズに加速できない感じであったが、このマフラーとエキパイの組み合わせでは、3500回転くらいからパタパタ言いながら加速できるようになった。
この500回転の差は、ロー、セカンド、サードのギアを選択して走る低速域を使った悪路にはとても有効です。
また、半クラッチを使うことがほとんど無くなったこと、これはエンジンの回転数を落としても、アクセルを空ければ加速してくれる。
このシステム(SP忠男パワーボックスエキパイ、モリワキMX Slip-on MT)はオススメかもしれませんね。

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