SP忠男POWER BOXパワーボックス CRF250Rally

パワーボックスエキゾーストパイプですが、4000回転域のトルクの谷が消えるのでオフロードや林道走行が楽しくなります.

CRF250 Rallyのパワーボックスの開発のSP忠男のページはここにリンクを貼ってありますのでご利用ください。
このページを見て製品制作の情熱を感じて買ったといっても過言ではありません。

CRF250rallyのエンジンパワーの無さの解消は??

CRF250Rallyに10ヶ月くらい乗ってみて、最も不満なのがエンジンパワーのなさと、5000rpm以下はアクセルを開けても気持ちよく加速しないし、ノッキングのようなカタカタ音が出るところです。(メーカーが燃費を考慮して薄めの燃調なのかもしれませんね、それと排気ガスをクリーンに保つための燃調?)
車重が重いところも不満ですが、パワーがあればある程度は我慢できます。
エンジン本体に手を付けたい気もありますが、故障のリスクを上げる可能性があるので、最も手軽な方法を試してみました。(ツーリングで使用するバイクなので故障のリスクを少なくしたい)
それが、POWER BOX PIPEです。

一つの回答がSP忠男 POWER BOX (パワーボックス) エキゾーストパイプ

SP忠男 POWER BOX (パワーボックス) エキゾーストパイプ 24,090円

製品は少し前に納品されていたのですが、春になるまで待つ予定でした。
ところが、2020年の冬はめちゃくちゃ暖冬で雪も降らないので、1月の晴天の日に交換して試乗してみました。

POWER BOX PIPEの材質はステンレスでバフがけされているようで、ピカピカで綺麗です。
パイプの太さが徐々に太くなっているので排気効率は良さそうな感じです。

取り付け開始します!

親切に取付説明書が入っていました。
カウルを外すのですが、同じサイズの六角レンチで外れます。(でも、めんどくさい!)

ただ、エンジン前方の黒いカバーを留めている4本のネジのサイズが他とは異なっていることに注意が必要です。(ネジの部分が少し細い)

説明書通りにネジを外して、カウルを外します。
後ろ側のマフラーのサイレンサー部分のカバーは前方はネジで固定されていますが、後ろの2箇所は嵌め込み式になっていますので、ネジを外して手前に引けば外れます。
外装用のステーとクラッチケーブルホルダーはネジ2本づつ外せば簡単に取り外せます。

少し手こずったのが、排気ガスセンサーの取り外しです。

説明書通りだと、うまく外せませんでした。
自分は、リアブレーキのリザーバータンクの固定のネジを外して配線のコネクター部分の空間を広げます。

上の写真は排気ガスセンサーを前方から見ています。
結構狭いところにあって、17mmのレンチで緩めると上方にある配線が捻(ねじ)れてしまい断線の可能性が高くなります。

排気ガスセンサーの後ろ側にコネクターがあり、ビニールテーブで固定されています。
テープをカッターで切れ目を入れて剥がしてから、下側半分をロックを外す方向に力を加えながら下方に引き抜きます。(空間が狭いので指に力が入れづらいですね)

コネクターが抜けたところです(上の写真)。
エキパイを外さずに排気ガスセンサーを緩める方向にまわすと、どうしても配線が捻(ねじ)れてしまうので、先にエキパイのフランジナット、サイレンサーがわのジョイントボルトを外して、すこしエキパイをサイレンサーから引っこ抜いたところで排気ガスセンサーを外す方が良いと思います。(排気ガスセンサーの配線の長さの余裕がないので、必ず先に配線のコネクターを外してくださいね)

外した部品はこんな感じ!(上の写真)

独り言

「エンジンはDOHC(デュアルオーバーヘッドカムシャフト)の略ですが、高回転を正確に吸排気をするための方法ですが、シングルエンジンなので潔くOHCの4バルブでも性能的に十分だと思うし、部品点数を減らせて軽くできるし、ヘッドが重いということは重心が高くなるしーーと愚痴を言っても仕方ないのですが、ホンダさんごめんなさい!」

エンジンは結構汚れていたので、すこしきれいに拭きながらの作業です。
純正はエキパイとサイレンサーの間にガスケット(柔らかい素材の金属?)が入っていますが、POWER BOX PIPEはガスケットを使わずにサイレンサーの筒の部分に差し込むタイプです。
その方が、パイプの内径が大きく設計できるので排気効率は上がると考えます。
そのガスケットがサイレンサー側に残ってしまったので結局サイレンサーも外しました。

(上の写真)いずれもエキパイのサイレンサー側ですが黒い方がノーマルでピカピカの方がSP忠男製です。
写真ではわかりづらいですが、SP忠男のエキパイはガスケットの分だけ太く設計されています。

ノーマルとSP忠男製のエキパイの比較写真です。
胴体の部分ではSP忠男のエキパイの太さはノーマルに比べると、かなり太いことがわかります。
ということは、排気の抵抗は少なくなるけれど、排気の流速が遅くなると、排気ガスが停滞する可能性もあります。
バランスが重要ということでしょう。


組み付け側の説明書です。

外したものを取り付けるだけなので難しいことは無いと思いますが、エキパイの固定は、ガス漏れを起こさないために、一度に目一杯締め付けないで、各ボルトを徐々に絞めていった方が良いと考えます。

サイレンサー側に残ったガスケットですが、意外と硬く嵌(はま)っていたので、こじって除去しました。
再利用はできませんね!涙
ノーマルのエキパイに戻す予定はないので、よしとします。
ガスケットなしでエキパイとサイレンサーをつなぐので、ガス漏れが少し心配ですが、

排気系一式取り外した状態です。(汚れを落としながら作業を進めます)

エキパイとエンジンをつなぐフランジナットを軽く留めたところで、排気ガスセンサーをエキパイにねじ込み17mmのレンチで締め付けてしまいす。

エキパイが光っているとなぜか嬉しい気持ちになります。
成金か?と問われれば、ちょっと違うと思うが、最近流行の黒いマフラーよりもピカピカのマフラーの方が好きなだけです。
ちょっと古い人間なので、許してください。

排気ガスセンサーを17mmのスパナでしっかりと締め付けて

排気ガスセンサーの配線コネクターを接続します。
ブレーキのリザーバータンクをネジで固定します。

サイレンサーを仮止めして、エキパイをサイレンサー側にねじ込みます。
排気系はエンジン側からボルトナットを絞めていきますが、一気に締め付けずに遊びを見ながら増し締めしていきます。
取り外した部品をそれぞれ固定して、カウル等を取り付けて終了です。
(エンジンとエキパイをつなげる部分がボルトでなくナットであることになぜか感心しました。スズキGooseの時はボルトだったので、アルミ相手のボルトは締め付けトルクに慎重になりますが、ボルトだと相手が鉄なので適当に絞めても少し安心ですね。わからんだろうなー!)

カウルのフロント側からは、ステンレスの輝きが見えます。

カウル付きなので、パワーボックスの綺麗なエキパイは見えませんが、自己満足にひたれるくらいクオリティーが高いです。

これらの取り付けは、カウルがあるので、とても面倒臭いです。
また、排気ガスセンサーの部分が狭いので難しく感じました。
作業時間は1時間くらい要しました。
排ガスセンサーに手間取らなければもっと素早くできた可能性はあります。

取り付けた効果はあったのか?

2万4千円の効果はあった?
馬力自体大した変化はないように感じますが、4,000回転前後のトルクが上がったように感じます。
さらに、ノッキング様のカタカタ音が感じなくなりました。
ここで、余談ですが、マツダのスカイアクティブでエンジンの圧縮比を上げていくとノッキングが起こりますが、そのノッキングをエキゾーストパイプを長くして4into2into1と集合させたら解決できたことが記された記事を思い出しました。
シングルエンジンでもノッキングを抑えるにはエキゾーストパイプが重要なんだと思いました。
アクセルの反応は、全体的に上がったように感じます。
もっと乗り込んでみないと、なんとも言えませんが、少し楽しい感じが強くなりました。
何が違うのかというと、エンジンの回転の感じが気持ちよくなったようです。
たぶん、パワーを測定しても、1馬力くらい向上しているかもしれませんが、そんなに体感できるようの変化ではないように感じます。
そう、エンジンが元気よく回転するようになった。
そんな表現が一番ぴったり来るかもしれません。
あと、8,000回転以上はノーマルではトルクが落ちて、ただ回転している感じが強かったのですが、パワーボックスではトルクの下り方が緩やかで10,000回転くらいまで使える領域になったように感じます。

価値はあるのだろうか?

CRF250Rallyのエンジン特性に不満がある人ならば2万4千円の投資をしてみる価値は、自分にはあると思います。
ただ、大幅なパワーアップをするわけではないので、人によっては感じ方が異なることもあると思います。
一種のファインチューニングのような、いい仕事をしていますね、SP忠男POWER BOXは(^^)/

イメージ的には下の青色の線のようなパワーカーブかな。
ちょっと褒めすぎの感はあるけれど、

ノーマルエンジンの3000rpmから5000rpmの回転域のトルクの落ち込みが無くなって、スムーズに6000rpm以上に回転が繋がるようになったこと、8500rpm以上の回転域のトルクの低下が少なくなったように感じること。
優等生のエンジンに近づいた感じがあるね。

後日のインプレッション

2020/2/24
晴天の日、近くの山まで走行してみました。


3000回転くらいからのトルクが高まったので、平坦な道路の5速あたりならばなんとか使えそうかな。
そこから、4,000回転、5,000回転くらいまでは良いのですが、6,000回転あたりで、少しトルクが下がっている感じがあります。
マイクロロンを入れたところだからかもしれません。
SP忠男 POWER BOX (パワーボックス) エキゾーストパイプのおかげで、CRF250Rallyの走りが少し楽しくなってきました。


そして、GSX-S1000Fの乗ると、公道ではとても使いきれないパワーに驚き、CRF250Rallyのパワーのなさに落ち込むのであった。

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