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点火プラグ エアエレメント 交換 GSX-S 1000 F

SUZUKI GSX -S1000F の点火プラグを交換するにはエアエレメントを取り外すので同時に交換した方が手間が省けます.

点火プラグとエアクリーナーの交換作業

点火プラグ(スパークプラグ)とエアクリーナー(エアエレメント)の交換作業を行うことにした.

このバイクを購入して6年で走行距離 28,000km で、二つとも初めての交換だ. ( ちょっと遅すぎないかという意見があるかもしれないが )

もともとGSX-S1000Fのエンジンに不満はないので、ノーマル部品の交換にしようと思いましたが、点火プラグは、標準だが、エアクリーナーは、定番のK&Nのリプレイスメントフィルターにしました. ( だって、気になるじゃない )

なぜ、点火プラグとエアクリーナーを同時に交換するかって、

だって、カウル付きのGSX-S1000Fの整備は、とってもめんどくさいので、できることなら、何度も同じ作業をしたくないからだ.

交換部品の注文は、Amazonでポチっておいた.

あと、工具には、プラグレンチは16mmの磁石付きが必要だ.

長めの六角レンチ、短いプラスドライバー、12mmのソケットは用意したい.

アーマオールは自分の趣味なので気にしないでね.

タンク前方のカバーを外す

GSX-S1000Fのエアクリーナーボックスは燃料タンクを大きくくり抜いた中にあるので、燃料タンクを持ち上げる必要があります.

サイドカウルを外すのは、オイル交換等で行ったことがあったので、説明は、パス!

タンク前方のカバー(カバー、フユーエルタンクハアツパ)(私のは赤い部分)を外すには、下の写真矢印の、六角ボルトや黒いプラスティックのクリップを外す.

このクリップのタイプの外し方は、クリップの中央を細い棒で押し込むと外れます.
入れる時は、中の棒状の部分を少し引いた状態で、穴に入れて中央を押さえれば OK ですね.

赤いカバーを外した後の、固定してあったネジの穴を確認する.

写真にはないがキーシリンダーのカバー(カバー、フユーエルタンクロア)持ち上げてを外す、ケーブル類はそのままで OK です.

次に、タンクの前方の2本のワッシャー付きボルトを外します.

前の2本の12mmのボルトを外すと、燃料タンクの前側を、ボンネットを開けるように、上げることができます.

タンクの後方のゴム製のチューブのテンションがかかりすぎないように注意しましょう. ( 写真は、テンションかかりすぎです )

大きなプラスティイックのケースが現れました.

専用の棒が売っているようですが、自分は、適当な長さの木片でガゾリンタンクを上げた状態で固定しました.

エアクリーナーボックスの上蓋の上にECUが輪ゴムで留まっているので、簡単に外れます.

エアクリーナーボックスを外す

fig155a_gsx-s1000
fig155a_gsx-s1000

パーツリストの図を参考にしましょう.

エアクリーナーボックスの上側の蓋を外します.

プラスネジを、前2本、後ろ2本、左右3本ずつで合計10本、そして中央のゴムのカバーを外して、穴の中のプラスネジを外すと、上蓋が外れます.

長めのと短いドライバーがあると良いですね.

エアクリーナーボックスの下側に、エアエレメントとゴム製のファンネル(チューブアウトレット) が現れる.

中央の小さな穴が、上蓋の中央のネジの位置で、エレメントも同時に固定されるようになっている.

エアエレメントのみの交換ならば、ここで交換して、組み立てれば OK だ!

点火プラグを交換するには、エアクリボックスの下の部分も外す必要がある. ( なにやら、ホースや配線が繋がっているぞ、めんどくさそう )

上の写真は車体の右側から撮影してある.

黄色の矢印は、左から

コネクター ( 配線側のコネクターのレバーを抑えながら引き抜くタイプ )、スロットルとファンネルを締め付けるクランプインテークパイプのネジ( 緩めるだけ )、ゴムパイプ ( カムカバーからのブローバイ、見ての通り針金の出っ張りを左右から挟んで広げて外すタイプ ) 、四角いゴムと下方にゴムホースにつながる前方のコネクタである.

前方のコネクタ配線は、外れるが、ゴムホースが下に繋がっているので、四角いゴムごとエアクリーナーボックスから手前に引き抜いてやりましょう. ( 自分は、アーマオールのようなヌルヌルした液をスプレーして外しました. )

6年もほったらかしになっていたゴム類は、少し硬化しているようだ.

ホース等のゴム類の劣化防止には、アーマオールを塗っておこう. ( 黒光するので新車のようになるぞ )

あと、上の写真の左右に太めのゴムパイプは、比較的簡単に外せる ( ブローバイのホース ( ISC バルブ )かな )

左側にもスロットルとファンネルを締め付ける6角3mmのボルト ( インテークパイプ・クランプ ) があるので緩めましょう.

中央の透明な中部状の試験管みたいなもの(プラグ、ドレーン)は、オイルだまりみたいで、オイルが溜まっていたら、きれいにしてやろう. ( なにも溜まったいないようだったので、今回は無視 )

取り外した後の下側のクリーナーケースの下側の写真だ.

ファンネル(チューブアウトレット) を締め付けるボルトの向き( インテークパイプ・クランプ )、矢印の方向を覚えておくと良いだろう.

4つのファンネルを締め付ける六角ネジ ( 3mmくらい ) を緩めるときは、特に中央の2つには、長めの六角レンチが必要です.

自分は六角ネジを5回転くらい緩めただけだが、問題なく、エアクリボックスとエンジン側と分離できた.(いい加減なのでアテにしないでください)

ボックスの前方のボルトを抜くと、エアクリナーボックスを外すことができます.(先に外してもよいかな)

ファンネル (チューブアウトレット) 部分を先に、持ち上げるようにすると、簡単に外れました.

持ち上げる時には、なにも繋がっていないことを確認してくださいね.

エアクリーナー内に砂粒 ( 特に右側の吸気付近 ) が多くあったので、掃除のために、中の付属品も外してある.

後ろ側のスポンジには、オイルが付着していました. ( 汚れがひどくなかったので、見ないふりです. )

クランク側のブローバイのオイルがスポンジに吸収されて、未燃焼ガスのみファンネルを通って燃焼される構造のようです.さらにオイルが多いと、ボックス外の透明のチューブに溜まる構造ですね.

スロットルの状態
スロットルの状態は、ものすごくきれいです.

エアクリーナーボックスを外したついでに、スロットルの中をのぞいて目視で点検してみる.

いっさいの汚れはなく、特に問題点も見られませんでした.

ネットで散見する、スロットルの清掃を見たことがありますが、このバイクには当てはまりませんでした.

もし汚れるのであれば、ブローバイが多いことが原因だと考えます.
ブローバイの原因となるのは、ピストンリングのヘタリや、エンジンオイルが多く入っていることくらいだろうか.

点火プラグを外す

やっと、シリンダーヘッドが拝めました. ( オイルの滲み等は、全くなし、埃と砂粒が窪みに溜まっていました 、掃除機等で除去してから作業をした方が安全かもしれません、プラグホールからゴミが侵入したらと思うと、ゾォっとします. )

点火プラグは4本です.

上の写真手前の黄色は、吸気孔で、マスキングテープで、ゴミが入らないように養生してから掃除、プラグ交換を開始しました.

プラグキャップ(イグニッションコイルかな)とケーブルはコネクターでつながっているようです.

写真のように、コネクターの上のレバーを押さえながら引き抜くだけです.

プラグキャップは、ゴム部分が少し劣化しているせいか、強めの力で、引っこ抜く感じだった.

磁石付き 16mm プラグレンチに、短いエクステンション ( 70mmくらい ) を付けて、プラグホールに入れてみると、写真のような感じ.

これに、指で回せるアダプター ( ラチェットスピナ ) をつけて、ラチェットレンチで緩めてから、指の力で外します.

左が新品、右が使用後 ( 28,000km ) だ.

電極の長さはあまり変化ないが、電極の先端が丸くなっていた. ( 両方の電極が減っているのだろうか )

新品の点火プラグは、指で回し入れて、止まったところから90度締めるようだ.

90度回転させようとすると、ちょっと力が強すぎの感があったので、70 – 80度くらいでやめた. ( トルクレンチで管理した方が良いと思うけどね 、)

左側から、順番に交換していった.

写真を撮り忘れていた、ラチェットスピナ ( 青 ) を使って、一番右のプラグを入れているところ.

硬めのプラグキャップを十分に差し込んで ( 結構硬い )

プラグのコネクターを取り付けて OK です.

組み立てましょう

組み立てる前の、全体像

クリーナーボックスの下側から撮影.

ファンネル(チューブアウトレット) の締め付けボルト( インテークパイプ・クランプ ) の感じが少し理解できる.

エアクリーナーの中身をきれいに掃除して、アーマオールで劣化防止.

このパーツ(パーテーションプレート)は、エアクリの下側前方に、ネジで固定されている.

実際には外す必要はないですが、ボックスの中に、結構、砂粒が溜まっていたので、掃除のために、取り外した.

下側が、外したエアエレメントで、吸気側が、すこし黒くなっていた. ( 貧乏性なので、まだ使えそうに思っているが )

ブローバイがオイルと一緒に上がってくるのは、ファンネル側だし、やはり、外気の汚れか.

K&Nのエアフィルターは、中央が盛り上がっているので、汚れ方は異なるだろうな.

写真は、上と下のフィルターは、表と裏になって写っているけど、気にしないでね.

組み立てる前に、K&Nのフィルターを試しに、あてがうと、ピッタリでした.

製作精度の問題はなさそうです. ( 古い人間なので、昔の製品の中には、精度の低いものがちらほらあったので、癖ですね )

ちなみに、エアフィルター部分の面積は、K&Nのフィルターの方が広いように見えるので、吸入効率は高そう.

反面、ボックス内のエアーの流れが変化してしまうような.

エアフィルターにしては少々高価ですが、専用のクリーナーでフィルターを洗って何回も使えるので、長期に渡って使用するバイクならば、良い選択かもしれません.

パーツをきれいにしながら、組み立てていきます. ( 特にゴム類の劣化防止をしながら )

ボックスの下側には、ホースやコネクター等がくっついていたので、忘れずに取り付けましょう. ( よく観察しよう )

スロットルとファンネル(チューブアウトレット) の、( インテークパイプ・クランプ ) 締め付けも忘れないようにしましょう.

K&Nのエアフィルターを置いてみる.

上のカバーを載せて、ネジを閉めると、フィルターが固定される構造みたい.

センターのネジも忘れないで締めてください.

センターのゴムのキャップを取り付けて、ECUを乗っけて、輪ゴムで止めると、上の写真のようになります.

外装も取り付けて、

作業時間の合計は、5時間もかかってしまいました.

最近のバイクのメンテナンスのやりにくさは、ハンパないですね.

もう少し、バイクショップのことを考えて設計した方が良いと思うのだが、

試乗です

エンジンはセル一発で始動しました.

いつも走っている、ルートで試乗します.

全く問題なし、これまでと、あまり変化は分かりませんでした.

ただ、排気ガスの臭いはなくなったので、点火プラグ交換によって、燃焼が良くなったのだと思います.

K&Nのフィルターの効果は、いまのところわかりませんでした.

ECUの学習も済んでいないだろうからね.

でも、これ以上のパワーUPは、実際、自分には必要ないけど……. いつも試乗で使っている道路ですが、北陸の峠道なので、冬の間に路面が痛んで凸凹なので、アクセルを全開にすると、どこに飛んでいくかわからないのでした.

PS. 2022/4/6 K&N エアフィルターの効果ですが、エンジンの低回転域のアクセルのツキがとても良いです.
エンジンが軽く気持ちよく回転するので、ノーマルよりも確実に良くなっていますね.
一般道を普通に走行するのであれば、 4,000 rpm 程度でシフトアップでも、ちょっと速いクルマでもカモれるし、6,000 rpm も回せば、過去に乗ったことのある Z750 CB750 などのフル加速よりも速いのではないかと感じてしまいます.
高回転域は、元々ノーマルでもパワーがあったので、一般道では、比較できませんが、

実は、最も効果の高かったのは、

アイドリングからすぐ上の回転域で、トルクアップされて、エンストしなくなったことです.

GSX-S1000F は エンストを防ぐために 停車時に半クラッチをするとアイドルアップしてエンジンの回転数が少し上がるのですが、アイドルアップとアクセル操作が何らかのタイミングでずれると、エンストしてしまうことがありました.

このエンストの対策は、半クラッチを長めにするようにしていたのですが、 K&N エアフィルターに交換してから、半クラッチの操作があまり必要ではない感じがあります.

K&N エア(リプレイスメント)フィルターは、少し値段が高いですが、自分で交換できるのであれば、2回目の交換からは、フィルターを専用の洗浄剤で洗って使えるので、同じバイクに長く乗る人には、良い選択だと思いますよ.

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エアフィルターと点火プラグ

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