何ということでしょう？
数ヶ月ぶりにスズキGSX-S1000Fに乗る機会があった。
最近は林道ツーリングにハマったしまって、オフロードバイクCRF250ラリーに乗る機会が多かったのですが、天気が良い日に2時間くらい時間があったので、久しぶりにGSX-S1000Fに乗ってみました。
CRF250ラリーは車両重量150kg超えで、軽くはないのですが、GSX-S1000Fは200kgを超えるのでさらに重いので取り回しには力が必要です。
GSX-S1000Fのエンジンをかけて、排気音を聞くと、胸が高まります。
スーパーカブと、ほとんど変わらない音のCRF250ラリーでは、全く無い感覚です。
でも、CRF250ラリーで田舎の道を走っても、郵便配達の兄さんたちが乗っているスーパーカブと同じ音なので、気兼ねなく走れる気楽さはあるのですが。
GSX-S1000Fのアクセルを少し捻るだけで、異次元の加速をするので、本当に楽しいですね。
車体の剛性もバッチリで、パワーに負けていないので安心感はとっても高いところも良いです。
そして、こんな加速を楽しんでいるのに、何とエンジンの回転数は6,000回転くらいしか回していませんでした。
それでも、とても楽しいですね。
ワインディングロードでは
外気温が15度くらいで、路面温度は低く、グリップはそんなに高くないですが、もともと大したパワーをかけていないので、びくともしない車体は安心感がとても高いです。
どうしても、CRF250ラリー との比較になってしまうのですが、どんなワインディングロードでも、のんびりとした雰囲気になってしまう（単気筒という音もあるのかもしれませんが、）CRF250ラリーの走行性能は、単独で走っていると、結構なコーナーリング速度で走っている気がするのですが、GSX-S1000Fと比べてしまうと、コーナーからの立ち上がり加速があまりにも違うので、全く別の道路を走っているような感覚になります。
一般道ではエンジンの回転数は6,000回転くらいしか回していないですが、それでも異次元の加速を体験できるのはすごいですね。
とっても楽しくてエキサイティングなエンジンだと思います。
やはり、このエンジンT719は名機だろうなと感じています。
走行距離は２万キロを超えていて、エンジンオイルはAZ(エーゼット) MEG-019 バイク用 4サイクルエンジンオイル【15W-50 MA2】4L CIRCUIT EsterTech 全合成油(EG244)ですが、このエンジンにバッチリと合っていますね。
ただ、クラッチのキレが良くないので、すこしオイルが硬いかもしれませんが、それ以外は本当に気に入っています。
普通にツーリングのように走行してみると
これがまた、ちょうフレキシブルなエンジンで、６速40km/hでも普通に加速するので、随分とズボラな運転が可能です。（エンジンの回転数は1,500回転くらいか）
さらに、ツーリングスピードではシフトアップ、ダウンはクラッチを握らなくても、アクセルの微妙な操作でスコスコはいるので楽ですね。
ブレーキは、ブレーキパッドをDAYTONAに変更してあることもあるけど、思った通りの制動力を発生し、よく止まるので安心感がとっても良いです。
また、ギアインジケーターは、やはり便利で、ラリーにも付けて欲しいくらいです。
GSX-S1000Fを手放そうか、とも
２台体制ではランニングコストも場所も２倍かかるので一台体制にすることも考えていたのですが、これだけ楽しいと、手放すことができませんね。
４倍の排気量と６倍のパワーなので当然と言えば当然なんですが、ラリーと比べること自体に無理があるのはわかっていても、比べてしまうのがユーザーかもしれません。
やはり、GSX-S1000Fを維持する価値が自分にはあると判断しました。
今のエンジンの状態が、もっとも良い時なのかもしれませんが、本当に気持ちが良いです。
マルチシリンダーのバイクも改めて良いなと感じています。
天気の良い日にはもっとGSX-S1000Fに乗ってあげないともったいないなと感じた日になりました。
昔のバイクと比べてみると
自分の中の感覚ですが、
若い頃に試乗した、Z750FX III だったと思いますが、
Z750 のフル加速の感じと GSX-S1000 の6,000回転まで回した時の加速が同じくらいの感じがします.
パワー的には、Z750 は、9,000rpm 70ps くらいだったと記憶していますが、現在のバイクは過去のバイクの数倍の速さがあるなと思います.
そんなことを考えると、古いバイクをお金を投入して維持するのも楽しいなと思いますが、時間とお金を考えると、現代のスーパーなバイクを一台維持する方が面白いなと思うのは私だけでしょうか.
