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ユーザー車検GSX-S1000F

バイクのユーザー車検は安くて比較的簡単だと思います. GSX-S1000F のユーザー車検の注意点は、このページからどうぞ.

スズキGSX-S1000F2回目のユーザー車検

前回に引き続きユーザー車検に挑戦です。
走行距離、前回二年前25,451km今回の点検時の走行距離は28,182kmだったので、2,731kmしか走行していないことになった。
オフロードバイクばかり乗っていたので、1ヶ月平均の走行距離は100km程度であった訳だ。

前回のスズキGSX-S1000Fの3年目の初車検を振り返ると、
費用は、17,820円
時間は、半日くらい
でした。
ちょっと金欠なので、5年目も再びユーザー車検に挑戦です。

二輪車定期点検整備記録簿を印刷

二輪車定期点検整備記録簿に沿って点検を行う必要がある。
点検簿は、二輪車定期点検整備記録簿からダウンロードして印刷して使用します。

点検簿に従って点検する

車両番号はナンバープレート
車台番号は車検証から読み取る

まずは、エンジン点検をチェックしていく、車両に合わない項目は該当なし「/」を
GSX-S1000Fは冷却水が減ることがあるのと、カウルの外側からは見えづらいのでカウルを外した時に足しておく。
これらは全く異常は見られなかった。

動力伝達装置点検

クラッチレバーの遊びや動作、チェーン関連ですが、問題なし。

ステアリング装置点検

ハンドル操作や目視でチェックしたり、サスを揺すったりして見たが問題なし。

ブレーキ装置点検

点検項目にブレーキパッドのライニングの厚さを記入する項目が下の欄にあるので、ノギスで測定しておく。
チェック項目は問題なし。

足回り点検

タイヤの空気圧は少し低下していたので規定値まで空気を入れた。
このバイクGSX-S1000Fは、リアの空気圧が低下してくると、低速のターンでフロントが切れ込むようになるクセがでるので、空気圧の低下がわかりますね。
タイヤの溝の深さを測定記録を点検簿の下段に記入します。

フロントタイヤ3.0mm、リヤタイヤ3.5mmで十分残っていました。( 0.8mm以下で違反です ) 

電気・保安装置等点検

バッテリーを交換したので交換部品等に記入しました。
チェック項目は、ライト類が切れていないか、ブレーキランプやウインカーのテスト、ハンドルロックなど、今回も全く問題ない。

光軸調整

ロービームをチラシでマスキング

GSX-S1000Fの前回のユーザー車検で苦労したのは、光軸の検査でした。

バイク車検(石川県陸運局の場合)の光軸の検査はハイビームのみとなっています。
GSX-S1000Fのヘッドライトは2灯ありますが、左がロービームで検査の対象外なので紙とテープでマスキングします。
検査の対象となるのは右側のハイビームだけです。
GSX-S1000Fの場合、車検の検査の時に2灯か1灯か問われた時は、ハイビームの数なので1灯式になるので注意が必要です。

光軸の調整方法は

ヘッドライトのロービーム(左側)をチラシか何かで光が出ないように隠します。少し広めで平な地面で壁のある場所を探して、壁から大体1メートルくらいのところにバイクを向けます。
ヘッドライトをハイビームにして人が乗った状態で一番明るい場所にマスキングテープか何かで印をします。
まっすぐ5メートルくらい後ろに下がって、一番明るい場所が変わらなければOKです。
注意点は、ライダーが乗車した状態で検査するということに注意してください。
また、タイヤの空気圧やシートの体重のかけ方を変えても、少し光軸が動きますので注意してください。

注)石川県陸運局の車検のバイクのレーンでの光軸調整では、シートの低いバイクではシートに荷重があまりかからないので光軸が下を向く傾向があります。

光軸の中心にマスキングテープで目印をつける

SUZUKI GSX-S1000Fのハイビームの光軸調整

光軸調整ネジの位置を分解時のヘッドライト周りの位置関係の確認写真
狭く見えづらい位置に調整ネジがある

写真はGSX-S1000Fのヘッドライトのあるカウル前方を下側から見ています。
ハイビームのバルブの左右に光軸を調整する8mmのボルトがあります。

光軸を上下方向に調整する場合は、中心側のボルト、左右方向に調整する場合は、右外側のボルトを回転させます。

目視しづらい位置にあるので、8mmのソケットと小型のハンドルを使用すると比較的簡単に調整できるのではないかと思います。
自分は、手探りでボルトを探して調整しました。

GSX-S1000Fの光軸調整には小型ラチェットと8mmのソケットレンチがあると便利

今回は光軸が少し上向きだったので、右ヘッドライト(Hi)の中央側のボルトを右回転させて、少し下向きに調整しました。
何度か、バイクを前後させて光軸が戦後左右に動かないことを確認して終了です。

陸運局に車検の予約

車検の日程を、陸運局のホームページから予約します。
2週間前からできます。
あらかじめ、新規アカウント登録を行っておくと、スムーズに予約できると思います。
予約時に、車体ナンバー等の情報を入力する必要があるので、車検証を見ながらするのが良いでしょう。

車検当日の持ち物

車検に必要な書類等

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 二輪車定期点検整備記録簿
  • 軽自動車税納税証明書(振込した時の半ピレ)
  • お金(2万円くらい)
  • 印鑑(2021年は不要でした)
バイク本体と、もしも検査に落ちても、その場で修繕して再検査を受けることができるので、工具を持参する(光軸調整やその他の整備のため)
2灯式の場合はロービームをカバーするもの(マスキングテープやチラシ等)
複数の書類を持ち歩いて、書類を出したり片付けたりするので、クリアファイルみたいなものがあると良いと思います。

車検当日

10時15分受付 10時30分から車体検査で予約したので、10時ごろ着く予定で家を出発しました。
車検場までの距離は40キロ程度ありますが、GSX-S1000FのT719エンジンはいつでも気持ちよく回るなと思いながら楽しみながら移動しました。

前回と同様に、書類(車検証、自賠責保険、二輪定期点検記録簿、軽自動車納税証明書)を800円で代書してくれるところに提出して、必要なことを指示してもらいます。(書類が大嫌いなので800円なら安い?)

自賠責保険のところで保険の加入を行います。9,270円

代書の係りの人からもらった、必要な印紙の金額を書いた紙を持って、印紙を買います。重量税 3,800円、証紙・印紙代 1,700円

それらを持って、代書屋さんに行って、少し待ってから、呼び出しがあって、予約してありますかときかれたので、あらかじめネットで予約した時の受付番号を書いた紙を渡して、次は隣の四番に言って下さいと言われました。

隣の建物の四番に書類を提出してしばらくすると呼び出されて、書類を渡されました。

なにもかも二年前と同じですが、自賠責保険の料金が安くなっていました。

車体の検査に向かいます

バイクショップのバイクも車でまとめて車検か

バイクに乗って、車体検査のレーンに入ります。
バイクのコースは奥から2列目です。
順番を待つ車の台数は、昨年よりも少なく感じましたが、クルマの車検の列が多かったですね。
3月の車検は混み合うそうです。

バイクの検査レーンはガラガラでしたが、先に一台バイクが止まっていました。
慣れた様子で、機械の操作を一人でしていたので、バイクショップの人のようでした。

事前チェック

素人の私がレーンに並ぶと、検査官の人がすぐに来てくれました。
フレームの車体番号の確認、左右のウインカー、前後ブレーキのブレーキランプ、ホーンが鳴るかチェックします。
今回は、ハンドルロックのことは、何も言われませんでした。

排出ガステスター

排気ガスの検査ですが、検査官が付きっきりで全ての操作をしてくれました。
排ガスの検査をしてもらっている間に、自分でフロントのロービームの光が漏れないように、広告などの厚めの紙と紙テープでマスクしました。

スピードメーターテスタ

スピードメーターのチェックです。
GSX-S1000はフロントタイヤでスピードを測っていますので、フロントタイヤと告げます。
係員の指示でフロントタイヤをローラーのところに持っていって、左足で床にあるフットスイッチ(バー)を踏んだままにし、時速40キロになったらフットスイッチを離します。
時速38キロくらいでフットスイッチ(バー)離しましたが合格です。

ブレーキテスタ

ブレーキの検査は前後別々に行いますが、かけるブレーキは両方同時にするよう検査官にいわれました。
前方の電光掲示板の指示を見ながら操作します。
ただ、電光版をよく見ていないと、文字が変わるだけなので「え!」となりますが、何回かやり直せるようです。
自分は前後ブレーキとも2回づつやり直しました。

ヘッドライトテスタ(光軸検査)

最後の難関は光軸です。
ヘッドライトのハイビームのみの検査です。
昨年は1灯か2灯か聞かれましたが、今年はロービームのマスキングを見てか、何も聞かれませんでした。

今回も光軸検査は、1回目は不合格でした。

あれ?

車検場の近くで光軸調整

最高光度点はかなり下で少し左にむいているようです。

不思議なことに、二年前の車検の1回目の光軸の結果と全く同じでした。

保安審査における不適合状況のお知らせ

バイクに乗せるお尻の荷重でヘッドライトの高さが変化します。
光軸を合わせるときにしっかりとお尻に荷重をかけて調整したのに、車検場では、少しお尻が浮気味でした。(今回初めて気づきました)

バイクが通るところが少し凹んでいるせいで、両足がべったりすぎて、お尻が浮き気味の状態になってしまいました。

お尻が浮き気味だと、GSX-S1000Fの光軸は下を向きます。

車検場で自分で光軸の調整方法(非推奨)

お尻の荷重が少ないせいで光軸が下を向いたのが原因かもしれませんが、光軸を少し上向きに調整します。
保安審査のお知らせ の紙をみると、光軸を少し上に向ければ最高光度点が適合の範囲に入ります。
保安審査のお知らせの結果を目測で読み取ると10m離れると中心から20cmも下がっていることになります。
日陰の駐車場の壁にヘッドライトを向けてサイドスタンドで駐車します。(GSX-S1000Fはセンタースタンドがない)
壁から1mくらい離して、壁にハイビームを当てて、持っていたマスキングテープで光の中心に印をつけます。
「不適合状況のお知らせ」には距離10m離れて20cmくらいのズレなので、壁から1m離れたならば2cmくらい光軸を上げればOKですね。

光の中心と紙テープの印が2cmくらい上がるように8mmソケットと小型のラチェットハンドルで光軸の調整をしました。(いい加減です)
壁に貼った印(マスキングテープ等)は残さないように

車検に通れば良いので左右はそのままにしました。(昨年は左右を調整して失敗した経験を生かします)

2度目の光軸検査

ユーザー車検GSX-S1000F

最初に支払う料金で合計3回までレーンの検査を受けることができるのですが、気合を入れて、この2度目で通す予定です。(検査料金を追加すればさらに3回できるので心配はありません)

検査レーンに入ると係員にフレーム番号の確認のみで、不合格だった光軸検査に直接進んで行くよう指示がありました。

今回も、尻がバイクのシートから浮き気味でしたが、バッチリ光軸検査に合格です。

検査官が最初から最後まで検査機器の操作や書類を機械で書き込む操作までしてくれたました。ありがたやー!

石川県陸運局の車検レーンの一番左側の検査官の個室の窓口で書類に合格のハンコを押してもらいます。

よっしゃー!

四番窓口

石川県陸運局では、四番窓口がユーザー車検等の受付のようです。

書類入れに書類を入れて、待ちます。

待ち時間10分くらいで、車検証、シール等をもらって終了です。

今回は2度目のユーザー車検ですが、一度経験していたので、落ち着いて、できたように思います。

車検の費用

2021年3月の全部の車検に使った費用は15,570円でした。
書類を自分で記入すれば800円安くなって14,770円となります。

二年前の2019年の17,820円と比べると2,250円安くなったのは、。自賠責保険が少し安くなったおかげですね。

自賠責保険や重量税を引いた検査のみの料金は、証紙・印紙代 の1,700円にあたるのかな。

光軸調整の教訓

ヘッドライトテスタでは、車輪の通るところが凹んでいるので、ライダーが座っても意外とバイクのシートには荷重がかかっていないので、シートに体重をかけないようにして、光軸を調整する必要があります。

この教訓が次回のユーザー車検に生かされるのかどうかは分かりませんが、次回はヘッドライトテスタは一発合格をめざそう!

車検とは関係は薄いですが

前回から今回の車検前の変更点は、フロントウインカーを小型のLEDにしました。
元あったウインカーの左右の穴にはヨシムラUSAのステッカーで誤魔化してあります。(ヨシムラカラーのGSX-S1000Fにバッチリです)
メーカーはヤマハのウインカーだけど、センスは良いですね。

ダサいウインカーと位置を変更するだけで、GSX-S1000Fが結構かっこよくなったと思っているのは私だけですか。
もしかすると、ヨシムラのステッカーのおかげ?

車検ステッカーをナンバープレートに

古い車検ステッカーを剥がします。
私は、ヘアドライヤーの熱を利用してステッカーの糊を溶かして剥がします。
プレートが熱くなるくらい、ドライヤーによっても違うと思いますが、約30秒から1分くらいドライヤーの熱風を当てると、ステッカーの糊がフニャフニャになって、比較的簡単に剥がせると思います。

糊の跡が残るので、シリコンオフ等で軽く拭き取ると簡単に落ちます。

新しい車検ステッカーです。
前回のステッカーも変だなと思ったのが、青シールよりも透明シールの方が小さいのです。
その前に貼ってあったステッカーは透明シールの方が大きくて、青シールを全体を余裕で覆っていたように思います。
変じゃねぇ

まあ、愚痴っても仕方がないので

車検ステッカーの裏面のわかりづらい説明を無視してナンバープレートに貼ります。

2年間、剥がれずに数字が読めれば役目はお終いなので我慢します。

バイクのユーザー車検はむずかしくないと思います

バイクのユーザー車検を受けることは、自分自身、少し不安がありますが、全く難しくないです。
不具合があった場合でも、その日のうちに何らかの方法で修理してから、受け直すことができます。

平日に時間があって、自分でバイクの整備が、ある程度できるのであれば、バイクショップよりも随分と安価に車検を取ることができます。

自分でしっかりとした整備ができなくても、ショップでしっかりと整備してから、自分で車検場に持っていけば良いと思います。

ただし、光軸検査は、うまく合格できない場合が多いようなので、調整の方法を知っていた方が良いかもしれません。

少しの出費になりますが、近くに、バイクのショップやテスターのある整備工場があるならば、事前や不合格後に光軸の調整を、お願いする方法もあります。

興味があれば、ユーザー車検にトライしてみると面白いかもしれませんよ。

写真のようなレーンの検査を受けながら通り過ぎるだけです。

2件のフィードバック

  1. 同じバイクを乗ってます。
    ユーザー車検の解説凄く参考になりました。ありがとうございます

    1. コメントありがとうございました。
      同じバイクの車検ということで、参考になってよかったです。もう少し上手く説明できると良いのですが、車検場のシステムがわかりづらいので、難しいですね。

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