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北海道ツーリング June-2018

35年前の北海道ツーリングを思い出しながら走る.道路は整備され、快適な道路と雨に祟られた厳しい旅となった.

過去の北海道へバイクツーリングの回帰

北海道へはバイクでのツーリングは、若い頃に一度行ったことがありますが、35年も前のことになります。 今よりも随分と少ない情報しかありませんでしたが、とりあえず、地図とお金と着替えを持って、行き当たりばったりのツーリングをした記憶があります。 ツーリングに必要と思われる情報は、立ち止まったところで出会うライダー達との会話であったり、地元の人との会話というアナログな時代でした。 それもまた、面白かったし、ライダー同士のつながりも感じられて、とても楽しかった思い出です。 下の写真はヤマハ XZ400とういう北海道ツーリングで使った水冷V-Twinエンジン、シャフトドライブの中古のバイクです。 振動が少なく低回転からトルクがあって、とても快適だったが、当時の北海道の道路には未舗装(砂利)のところが結構あったので、重量的にしんどかったことが思い出されます。 懐かしいなあ!
1983年北海道ツーリング YAMAHA XZ400
1983年北海道ツーリング YAMAHA XZ400

年齢を理由に

ところが、現在のPOP Karaieは敬老会に入ろうとしているほどの年齢になってしまったので、あれこれライダー同士で話をするのもめんどくせぇ! 年代となってしまいました。 ですが、今時はスマホがあれば、ほとんどの情報を得ることが可能な時代です。 都会から離れれば離れるほど、いく先々の情報は地元や旅をしている人に聞いた方がフレッシュで早いのはわかっているのですが、なぜかめんどくさくなってしまうのでした。

陸送で本州経由で北海道へ?

35年前は、本州を陸走して青森県大間港から函館港までフェリーで渡ったのですが、今回はそのような元気がないので、最初からフェリーを活用することにしました。 新潟港から小樽港まで新日本海フェリーで渡ることにしたわけです。 フェリー運賃 新潟ー小樽 8,430+6,680=15,110円 出港は火曜日から日曜日(月曜日は休み) この船便の良いところは、お昼に乗り込み早朝に着くという時間配分が旅する人にとって都合が良いのです。(11:45AM新潟港発ー小樽港4:30AM)

苫小牧行きのフェリーに乗り込む

晩飯はフェリーの食堂で飯を食うこともできるが、コンビニで好きなものを買って乗船した方が良いかもしれません。 新日本海フェリーフェリーの船体は新しくて、とても綺麗で、小さなスペースですが全室個室なのでテントの中にいるような感じで読書などで時間を過ごすことも可能です。 フェリーの予約はネットから申し込み、カード決済で支払い、申し込んだ画面をプリントアウトすれば、フェリー乗り場の受付をせずに、そのまま乗り込めるという便利さだ(バーコードを読み取るよ)。 ※プリントアウトせずにスマホを表示するだけで、できるともっと良いのだが、それはできませんでした。改良の余地ありですね。 旅先ではプリンターなんて持っていませんが、コンビニのプリントサービスを使ってプリントすればめんどくせぇ! けど、同様に乗り込み可能ですが….。(各コンビニ会社によって異なるが、スマートフォンに専用のアプリを入れてコンビニのコピー機でプリントする)

北海道に上陸ー苫小牧港

早朝に小樽港(オタルコウ)に到着、天候は曇りだが、少しの青空も見えました。 コンビニで朝食をとって天候と行き先の確認をしました。 まずは↑小樽の街を少し回ってみることにした。 港近くのレンガ造り倉庫のところは昔風のいい感じの街並みが残されています。 早朝で誰もいないので、写真は取り放題だったが……。

島武意(シマムイ)海岸

島武意(シマムイ)海岸
島武意(シマムイ)海岸
空の雲が少し厚く感じるので、スマホの天気予報で天気の良さそうな方向を目指します。 まずは、積丹(シャコタン)半島を海岸沿いにバイクを走らせました。 曇り空で少し肌寒いが、気持ちは良かったです。 上の写真は↑島武意海岸(しまむいかいがん)です。 小さな浜があって海の色はエメラルドグリーンでとても綺麗でいい感じでした。

神威岬(カムイミサキ)

↑神威岬(カムイミサキ)はとても風が強く、岬の先端までは危険で柵をしてある状態でした。 駐車場で突風が吹いてバイクを立ちゴケさせてしまいました(^.^) 外国人観光客(アジア系)が意外と多かったのが印象に残りました。 ※神威岬に入る道路は午前8時まで閉鎖されて入れないので注意!が必要ですよ。 自分は他をひと回りしてからもう一度行きました。

羊蹄山(ヨウテイザン)は素敵でした

積丹半島をひと周りしてから進路を南にとって羊蹄山(ヨウテイザン)の周囲の道路を経て洞爺湖(トウヤコ)近辺のキャンプ場へ向かいました。 岩内から道道66号線からニセコまでの道路はとても気持ちのいいワインディングロードがあって、快適に走行できたぞ! パトカーが意外に多かったので事故が多いのかもしれません。 ニセコにあるコンビニでは外国人の家族連れの姿他多いのには驚いてしまいました。 スキー客ではなく、定住しているのだろうか? 綺麗な羊蹄山を横目に見ながら洞爺湖を目指します。

グリーンステイ洞爺湖でキャンプ泊

「グリーンステイ洞爺湖バイク一泊七百円」で一泊することにしました。 綺麗に整備されたキャンプ場でしたが、近くに家族のキャンパーが居られたので、少し騒がしかったけど、常識の範囲内でした。 洞爺湖は土曜日だったためか、周辺のキャンプ場は人でいっぱいだったし、アニメフェスがあったようで温泉には痛車やコスプレヤーがたくさんいました。

北海道2日目

混雑が苦手なので、山を越えて日高の方に行く予定でしたが、雲行きを見ると山側は厚く黒い雲に覆われて確実に雨の匂いがしたので、軟弱者の自分は雲の薄い南方面の海側に向かうことにしました。 まずは室蘭(ムロラン)方面へ。

地球岬のチキウ岬灯台

室蘭の↑地球岬のチキウ岬灯台です。 高台の岬で、高倍率レンズのカメラを三脚で固定して、何かを狙っている人が数人いました。 クジラかイルカだろうか。 なぜか、聞けない雰囲気があった。 見晴らしが良くて、晴れていれば気持ちのいい岬だろうと思うが、生憎(あいにく)の曇りでした。

トッカリショ展望台

ここまできたので室蘭の海岸沿いを散策しました。 ワシを狙っているカメラおじさんもいました。 変化に富んだ海岸の地形が素晴らしいですね。

支笏湖

支笏湖方面に向かうが、ダラダラとした海岸の混んだ道路(信号機が多い)は失敗だったけれど、山側の天候が今ひとつだったから仕方がなかったのかもしれません。 支笏湖に向かう林の中を走る直線道路も交通量は意外と多かったです。

オコタンペ湖

オコタンペ湖↓はひっそりとした綺麗な湖だった。 写真を撮った時にちょうど曇ったが、晴れ間が出た時は本当に綺麗な緑色の湖でした。 恵庭を通って、高速道路で少しショートカットして、日高沙流川オートキャンプ場(ヒダカサルガワ)を目指してR274を走行中、途中で土砂降りの雨に遭遇しました。 道の駅 樹海ロード日高で複数のライダーが雨宿りをしていました。

日高沙流川オートキャンプ場は土砂降り

キャンプをする予定でしたが、ずぶ濡れだったので、風呂に入りたく、道の駅で紹介していただいた、ひだか高原荘に緊急で泊まることにしました。 隣にはスキー場があったので、冬にはスキー客が多いのかもしれません。 ロビーにKTMの古いオフロードバイクの展示があったの、スキー場でモトクロスの大会でもやっているのかは不明だ。

日勝峠

早朝は小雨混じりの天気だったが、日勝峠(にっしょうとうげ)を超える頃にはすっかり晴れてきました。 交通量は少ないので、とても気持ちがいいです! 日勝峠から帯広平野を望む。 今日は晴れの予感がします。 北海道の道路は直線の道路がとても多いので、こんな道はどこにでもあるので珍しくありません。 足寄あたりの道路(R241)だと思うが交通量が少ないのでのんびりと景色を楽しみながら走行します。

阿寒湖

阿寒湖(アカンコ)周辺の道路は、地殻変動の影響があるのかどうかわからないが、路面の状態があまり良くなかった。 阿寒湖を抜けて、↑↓双湖台という展望台からパンケトーとペンケトーという湖の眺めだが、木が生い茂って湖があまり見えませんでした。 35年前の写真の方が木々が低かったので湖が良く見える感じでした。 ともに天候は何故か曇り空の写真です。

桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場でキャンプ泊

弟子屈市(テシカガシ)の↑桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場でテント泊をしました。 バイク540円、乗り入れ不可でした。 ですが、道路から近くにテントを設営できれば苦にはなりません。 トイレはきれいだし、ゴミを捨てるところがあり、小鳥のさえずる声くらいしか聞こえずとても静かで良いキャンプ場です。 それに、敷地はとても広々としています。 今回のテントツーリングでは設営、撤収が素早くできるように考えて一人用の小さなテントを持ってきました。 テントの中に置ける荷物のスペースが少ないので、トップケースはバイクに取り付けたままにして、テントなどの宿泊用品を出したら代わりにヘルメット等をケースに入れておきます。 ボックスタイプのパニアケースならば、バイクに取り付けたままでもバイクから簡単には取り外せないので、盗難等から比較的安全に保管できると思います。

摩周湖は霧のち晴れ

朝早くから空が白み出したので、テントはそのままで摩周湖に出かけました。 実は前日にも↓↑摩周湖(マシュウコ)に立ち寄ったのだが、霧が強くて何も見えない状態でした。 35年前にも立ち寄った時には霧で何も見えなかった記憶があります。 そして、上の写真は早朝に登った時のもので、湖面は見えるが低い雲があったので、太陽の光はわずかな状態でした。 一旦キャンプ場に戻りテントを片付けてからもう一度摩周湖まで来ると青空が広がって、やっと綺麗な湖面を見ることができました。 35年前も霧で見れなかったので、4度目の正直となりました。 霧の摩周湖という曲がありますが….(^^;; 摩周湖から見えていた煙の出ている山、↑硫黄山

硫黄山(アトサヌプリ)は地球の息吹を感じる

↑硫黄山の煙は北海道には火山活動が活発だということを我々に知らせているのかもしれません。 近くまで歩いていけるので、おすすめです。 駐車料金が必要でしたが、摩周湖の駐車場と共通でした。(摩周湖は早朝だったので、係員が来る前だったので料金を払わなかったが、ここでまとめて払ったことになりました。)

美幌峠(ビホロトウゲ)から屈斜路湖(クッシャロコ)

R243↑美幌峠(ビホロトウゲ)から屈斜路湖(クッシャロコ)を望む。 展望台までは少し徒歩で登らなければなりませんが、視界が開けていてとてもいい眺めでした。 空が曇っていなければ、なおさらよかったと思います。 道路の舗装も新しく比較的きれいでしたが、少し交通量は多めでした。

能取岬(ノトロミサキ)

網走を抜けて↑能取岬(ノトロミサキ)に到着しました。 天気が良く気持ち良い。 あまり観光化されていないので、ゆっくりと周辺を歩いてみた。 断崖絶壁からオホーツク海を望む。 岸壁が削り取られているので、オホーツクの厳しさがわかる光景かな。

小清水原生花園

↑小清水原生花園の駅です。 観光地化されていてバスや車がいっぱいでした。 外国人観光客も多かったよ。 花はまばらであったが、景色は良い。 もっとたくさんの花が咲いているイメージがあったけれど、こんなものなのだろうか? 少し歩いたが、天気が良くて、砂浜や海からの風が心地よかった。

オシンコシンの滝

R244で斜里を抜けて、R334で知床半島(シレトコハントウ)に入りました。 ↑オシンコシンの滝です。 道路からすぐのところにあるので、ぱっと見ができますよ。 この滝は初めて見たように思います。

知床峠

下界は晴れていたが、↑知床峠は雲の中でした。 R334は路面は綺麗で、走りやすく気持ちよかったです。

知床五湖は世界遺産

↑↓知床五湖は世界遺産の影響があって、完璧な観光地となっていました。 一湖のみ無料で見学できますが、それ以外のところへはガイドと有料で周ることができるようです。 まあ、晴れて綺麗だったので、良かったです。 35年前に来た時は駐車場と遊歩道があっただけだった気がします。 この時も、夕方に到着して時間がなく、全部周れなかった記憶があります。 駐車場にはバイクが数台止まっていて、何人かの人と話をしていた記憶があります。

カムイワッカ湯の滝

↓カムイワッカ湯の滝へは、舗装されていない砂利道だけど道路(道道93号線)が繋がっていました。 滝の水が温泉という滝で、行った時は登れるのは狭い範囲のみでした。 ここの駐車場から先に道路が繋がっているようだが、がけ崩れの危険性があるのでゲートが閉まって立入禁止となっていました。 実は先に行ってみたかったのですが。 知床五湖の途中からカムイワッカ湯の滝への道路(道道93号線、知床公園線)は下の写真のような砂利道を進みます。 オンロードバイクで行く場合は砂利の深い部分があるので要注意です。 大型バイクの場合はオススメはしませんが…..自己責任でお願いします。

国設知床野営場でキャンプ泊

知床五湖から少し戻ってきて、 国設知床野営場(料金400円)にてテント泊をすることにしました。 ゴミはOK (^^)、バイオトイレは自分にはNGでしたが…..。 近くに銭湯(夕陽台の湯)があって気持ちのいいお湯でした。 天気が良ければ夕日が綺麗だそうだが(夕陽台)、夕方には曇ってしまったので、見れませんでした。 次の朝は雨でした。 天気予報では北のほうが晴れるとのことで、R238を雨の中オホーツク海を右に見ながら北上することにしました。 雨の試練に遭遇で、ゴアテックスのカッパが少し染みてきました(ゴアテックスは表面が汚れて撥水性が下がると水が染みるらしいです)。 全くあてにならない天気予報 (^^:;に翻弄されました。

クッチャロ湖畔キャンプ場はクマのため閉鎖

クッチャロ湖畔キャンプ場を目指し、はまとんべつ温泉ウイングというところでお風呂に入ってからキャンプ場に行くつもりでしたが、強い雨が止まなかった。 宿泊場所を順番に電話するも、3件ほど断られて、空いていたのが浜頓別(ハマトンベツ)のトシカの宿です。 お世話になりました。 (そのキャンプ場はクマに注意でキャンプ禁止になっていると後から聞いたが。) 温かみのある宿で、優しいオーナーとお客さんもいい人ばかりで、自分には合っていると感じました。 翌朝は曇りで今にも雨が降りそうでした。 近くの↑クッチャロ湖で記念撮影。

日本最北端へ

ここから北上して、雨の中、日本最北端を目指します。 宗谷岬の高台にある大岬海軍望楼からの眺めです。 曇り時々小雨だが

日本最北端の地、宗谷岬(ソウヤミサキ)

日本最北端の地に、↑↓宗谷岬(ソウヤミサキ)に到着しました! 雲が厚く小雨だったが海の向こうに少し青空が ……
宗谷岬(ソウヤミサキ)1983年
宗谷岬(ソウヤミサキ)1983年
35年前の写真と比べるとモニュメントの形状は似ているが、全く別物ということがわかりました。 旅をしていて思うことだけど、端っこには行っておきたいなと思うのは何故だろうか。 北海道ツーリング2018-2に続く……..
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