北海道ツーリングJune-2018の続き
稚内の↓野寒布(ノシャップ)岬
稚内の↓野寒布(ノシャップ)岬に着きました。(根室半島は納沙布(ノサップ)岬でまぎらわしい。)
稚内(ワッカナイ)の市内の旅館に35年前、宿泊して町の中を少し歩いた記憶がありますが、その時よりも随分と発展していると感じました。
空港ができて、交通の便が良くなったから?
オロロンラインは最高
稚内から日本海側を南下していくと海岸線に沿って、とても気持ちのいい道があった(↓道道105号線オロロンライン)。
30分間はクルマにもバイクにも出会わなかったので、自由気ままな気分になれたのでした。
天候は小雨くらい降りそうな感じで風は強めでした。

R232から途中で内陸側に進路をとります。
徐々に天候は回復して2時間くらい晴れたと思います。
森林公園びふかアイランドは快適キャンプ場
美深町(びふかちょう)にある森林公園びふかアイランド(キャンプ場)は新しく快適なところでした。

このキャンプ場は宿に泊まった時の自転車で旅をしている人にオススメされた場所です。
道の駅びふかの駐車場から裏手の橋を渡ったところにあります。
温泉が隣接しているのでとても便利です。
料金は300円で乗り入れOK!
他のキャンプ客は結構多いので、少し騒がしいと感じるかもしれません。
森林公園びふかアイランド
天候は下り坂
天候は下り坂の予報だったので、ここで連泊しようと思っていたが、朝起きると、曇り空だったので、キャンプ場を後にしました。
天候は曇りから雨になり、山越えする頃には霧と雨がひどく、サホロ湖キャンプ場を目指しましたが、山奥で何もない、携帯の電波も届かない、雨の中のテントで一人でいることに耐えられそうもないので、帯広市内のホテルに宿泊することにしました。

自分の場合、近くの安いホテルの情報はスマートフォンから楽天トラベルのアプリかウエブサイトで便利に検索予約を行なっています。
ビジネスホテルでは、洗濯とゴミの整理、荷物の整理を行います。
急な宿泊なので夕食はつかないので、コンビニ弁当が多いですね。

次の日は、天気が回復して、青空が見えてきました。
知床以来かな
だんだん雲が晴れる釧路方面

ある漁村へつながる砂利の道路、↓雰囲気のある風景だ。

海岸沿いを走りたくて、砂利道も積極的に走行する。

海沿いの道路は、晴れていると、とても気持ちがいいですね。
尻羽(しれば)岬
エメラルドのような海の色はとっても綺麗でした。
写真が小さくて解りづらいですが、岩のところに鳥居があります。

鳥居だけ拡大してみると(厳しい自然の脅威から人々を守るために建てられた鳥居と思います。)

後日調べてみると尻羽(しれば)岬というところにある、帆掛岩というらしいです。
霧多布湿原も素敵な風景だ
北海道らしい、ちょっと西洋の田舎町のような雰囲気がありました。
霧多布岬(キリタップミサキ)
浜中町にある↓霧多布岬(キリタップミサキ)の湯沸岬(トウフツミサキ)灯台の雰囲気がとても良かったです。
岬に続く歩道は、眺めも良いし、よく整備され、歩いてみる価値はあります。
そして、霧多布キャンプ場が無料という本当に素敵な場所で、今回の旅のキャンプ場の中では高評価です。
管理のおじさんも優しい!
「ハナミズキ」という映画のロケ地にもなったようなことが書かれていました。
アゼチの岬
少し走ると↓アゼチの岬がある。
こちらも綺麗でした!

周囲を歩いていると↓キタキツネの家族と遭遇しました。
3匹と遭遇しましたが、あとの2匹は先に隠れ、オスが囮となって私を引きつけているのだろうと思います。
霧多布キャンプ場で雨中キャンプ2泊
霧多布キャンプ場で雨をやり過ごすために2日間テント泊をしました。

無料のWifiがあるので、ネットで今後の情報の収集をしたり、眠ったりして過ごしました。
サイトにはバイクで乗り入れはできないですが、無料でここまで親切なキャンプ場は少ないだろうと思います。
ここへ来て2日目の朝、天候は良くなかったが、早朝に灯台まで歩いてみた。
↓霧の中で灯台の光が幻想的で良かった。

↓小さな鳥が一生懸命にさえずっていたり。

テントは濡れたままだったが、適当にたたんで霧多布岬キャンプ場を後にしました。
釧路湿原
釧路湿原を通って霧の中の↓納沙布(ノサップ)岬灯台に到着しました。
遠くの景色は全く見えず、単に来たよというだけの事実が欲しかった??のかもしれません。
野付風蓮湖(ノツケフウレンコ)
↓野付風蓮湖(ノツケフウレンコ)の先端は海抜のとても低い砂状の半島です。
その先端まで行こうとしましたが、道路の砂がどんどん深くなって来て、大きな荷物を積んだリッターロードバイクでは走行不能になる可能性があったので、ここで引き返すことにしました(荷物満載ですから)。
さらなる理由は天気が曇っていたせいもあってテンションは下がり気味だったからかもしれません。
ここの不思議な半島をよく観察したかったのですが、霧に邪魔をされたと感じます、悔しい!
もう一つの釣り針状の野付半島は、途中から車やバイクの進入禁止となっていました。
ここも霧が深かったので、歩かずに引き返すことにしました。
また次回、いつになるかわかりませんが、天候の良い日に挑戦させていただこうと思っています。

知床の南側に行くつもりだったが、結局時間が足りなくなったので、標津町あたりで進路を斜里岳方面にとる。
この後の数日間、天気が大幅に崩れるとの予報なので、前日に雨宿りのため北見市に宿を予約してあったのです。
↓斜里岳(シャリダケ)をバックに記念撮影!
これまで寒かった空気が一気に気温が上がった感じで、下に着ていたダウンインナーを脱ぐために止まっただけ(^^;;ですが。
北見(キタミ)のホテルで足止め
北見(キタミ)まで行って、雨をやり過ごして、大雪山(ダイセツザン)あたりを走ろうと思っていたら、翌日も雨模様に天気予報が変わったので、同じホテルで2日間連続で宿泊することにした。
足寄町
その間に大雨になって留萌あたりで洪水、通行止が多発、ホテルに2泊し後、翌朝も雨だったが、北上は諦めて南の方へ行くことにしました。
途中、足寄の道の駅では青春時代によく聞いた↓松山千春のモニュメントがありました(年齢がわかってしまいますが)。
黄金道路から襟裳岬へ
一気に南下して、池田町を通って、襟裳(エリモ)へ行く↓336号線は難工事の道路だ。
現在はトンネルがあってとても走りやすかった。

35年前(下の写真)は、波が道路まで達して、結構険しい道路という印象だった。
(自分はXZ400で途中で同行したRZ350のバイクが少し写っています。)
絶壁と岩礁で多大な費用を費やして作られたので黄金道路と呼ばれていたようだが、現在ではトンネルの技術があるので、ほかの海岸道と変わらない費用でできるのだろうね。
1983年当時の黄金道路
上の写真で、道路が濡れているのは、海からの波が道路にまで達していた。
何も知らずにバイクで走行していると波をかぶることもあったようです。
襟裳岬は霧で何も見えず。
35年前には灯台の近くに放牧された牛がいたなと記憶していましたが、現在は観光地化されたなと感じました。
雨で足止めは飽きたけど
この後また雨で身動きが取れず、浦河でホテル泊をしました。

次も移動を試みたが雨で、全身ずぶ濡れになり、気温も急激に低下してきたので、苫小牧でホテルに宿泊することにした。

翌日は、海岸線は曇り、少し山に入ると雨だった。
登別(ノボリベツ)温泉
登別(ノボリベツ)温泉はとてもダイナミックな温泉で、次回きたときにはお世話になりたいなと思ってしまった。
ここの温泉に入ってみたいなぁ(^^)
霧の中オロフレ峠
道道2号線で、霧の中オロフレ峠通って、洞爺湖に抜けました。
雲石峠
長万部を通り過ぎて、太平洋側の八雲町から雲石国道、R277号線(霧でよく見えなかったが)を通って日本海側、熊石町まで走行する(天気予報通り太陽が顔を出した)。
超気持ちいい平田内温泉熊の湯
↓平田内温泉熊の湯という無料の露天風呂です。
横には川が激しく流れていて大自然の中にある岩をくり抜いたような湯船が素敵です。
一応、屋根のある脱衣場はありますが、スッポンポンで湯舟まで行かなければなりません。
露天風呂まで駐車場からは100mくらい歩きます。
自分が行った時は、駐車場で風呂に入ってきた老夫婦に会いました。
「ちょうど良い湯加減になってるよ」と言われて、自分が入る時はとても良い湯加減でした。
注意することは、湯船の中がめちゃ滑るので、転ばないようにすること、脱衣場から湯船まで足の裏が小石で痛いことです。
※盗難が多いみたいで、八雲警察署の注意書きがありました。
大自然の中の露天風呂はこれまで入った風呂の中で最高でした。
自然の中の裸は、意外と気持ちの良いものなんだなと、改めて思いました。
道南、日本海側の海岸沿い
日本海側の海岸沿いの道路、雲と青空が一直線になっていたので、撮影してみました。
連続テレビ小説の「半分青い」が何故か思い出されました。
白神岬
岬めぐりではないけど、北海道最南端の↓白神岬まできました。
白石公園はこだてオートキャンプ場で泊まる予定をしていましたが、雲の様子を見るとこれ以上先(函館側)は雨になると判断し、引き返します。
夷王山(いおうざん)キャンプ場で一泊
結局、夷王山(いおうざん)キャンプ場で一泊しました。
クマ目撃情報の注意の看板があって、キャンプ場には自分一人、相当に心細かったです。
食い物やゴミ等、匂いのしそうなものはバイクのパニアケースにしまってテントの中に食料は何も置かないようにしました。
無料のキャンプ場なので文句は言えませんが、風力発電の羽の風を切る音がとてもうるさかったので、あまり眠れませんでした。
眠れなかったのは、クマの目撃情報の影響もあるかもしれませんが。

今日は、北海道最終日です。
途中の海岸線の旧道の様子、海の凸凹は溶岩か?

途中、素敵な木造の屋敷がありました。
明治時代くらいの建物かぁ。
小樽港から新潟港に出航します。
フェリーの予約方法
苫小牧のホテルで宿泊した時に、この日を出航日としてフェリーの予約をし、予約票をPDFに保存して、アプリ、PrintSmash(SHARP製)でローソン、ファミリーマートで紙にプリントできます。
この時は、前々日にローソンにてプリントしておきました。
慣れれば簡単かもしれないが、ちょっとめんどくせぇ! と思います。
スマートフォンのみで入場できるのが良いと思うので改良の余地ありですね。
北海道の旅の感想
今回の北海道の旅で感じたことは、観光地にはたくさんの国内外の旅行客がいたこと。
定年退職した人たちが、夫婦でワンボックスやキャンピングカーで旅をしていたり、60過ぎのおじさんや海外の若者が自転車で旅していたり、そして、歩いている人も見かけました。
バイクでツーリングしている人のほとんどが、自分と同年代の人たちであった。
6月後半から7月前半は梅雨のない北海道を旅するのに最高の季節と考えていましたが、4割は雨、4割は曇り、そして2割の晴れでした。
晴れの間にたくさん走行して、雨の日には天気予報や雨雲レーダーを睨めっこしながら、行き先を決めていたのですが、予想をうらぎられることばかりでした。
北海道は天気予報が全く当たらない地域なのかと….。
雨の日は原則移動をしない予定でしたが、時間ばかりすぎて結局どこにもいけなかった、ということになりそうだったので、雨の洗礼覚悟で移動をしました。
一日中雨の中の走行だと、カッパの撥水機能が落ちていて水が少し染み込んできたこと、厚手の皮を使ったブーツは少しの雨では全く平気だったけど、今回の雨では少し染み込んだ跡がありました。
GAERNEガエルネ(イタリア製)のブーツはオフロードブーツの定番であったが、このFUGAというモデルはとてもお気に入りのライディングブーツです。
欠点からいうと、重いしシフトチェンジやリヤブレーキの操作感がよくない。
だが、しっかりとした作りと革製品のクオリティーを考えるととっても良いです。
そして頑丈に作られているので、ラフな扱いにも耐えるし、遠くにツーリングに行くときはいつも使っています。

重いので歩くのは結構大変ですが、寒さにも耐えれるし、紐の結び方を考えれば、キャンプでもあまり不自由はしないし、余った紐を固定することができるのがとても良いです。
ネットで選ぶ時は少し大き目を選択すると良いみたいです。
旅で困ることは
日本各地を旅すると漢字で書かれた地名の読み方が難しいと、いつも感じます。
最近の標識には、漢字の下にローマ字が書かれているので、それで読み方を判断をしています。
さらに、北海道ではアイヌ語の発音をあて字とした地名が多いとか。
厚岸(アッケシ)、白糠(シラヌカ)、標津(シベツ)、音威子府(オトイネップ)、倶知安(クッチャン)など、
北海道バイク旅で後悔したこと学習したこと
今回、毎日移動する予定で設営撤収が簡単な小型テントを持参したけれど、ちょっと失敗したかなと感じました。
雨をあまり想定していなかったからで、雨でも快適な大きめの前室のあるテントがベターだったかもしれないと後から思いました(ホテル泊まりが少なくなってコストが安く済んだ可能性がある)。
また、キャンプ場によっては熊の注意書きが多く見られたので、その対策はした方が良さそうです。
ツキノワグマでも勝てないけど、さらに大きいヒグマには絶対に勝てないと思います。
特に食べ物やゴミの管理はした方が良さそうです。
テントの中に食べ物をおくのも良くないそうです。
対策はネットで絶対に調べてくださいね。
熊対策の動画を貼り付けましたのでご利用ください。
テント泊をすると、どうしてもゴミが発生します。
キャンプ場でもゴミ箱のあるところとないところがあります。
北海道では道の駅でもゴミ箱を設置していないところが多いので、自販機のお茶を買ったり、コーヒーを飲んだりするのもちょっとためらってしまうところもありました。
コンビニでは店内に設置してあるので、飲食物を購入するのはコンビニ中心で、買ったところでゴミの処分も行うようにしていました。
あとは雨でホテル泊が多かったので、ホテルの室内のゴミ箱がいっぱいになるくらいゴミの処分をさせていただいたこともあります。
ビジネスホテルの宿泊時には目一杯コインランドリー利用させていただいたのと、ぐっすりと眠らさせていただきました。
自分はツーリングや旅の時にホテルや宿の検索にはスマホから楽天トラベルのアプリを利用し、そのまま予約までしていることが多いです。
天候の都合などで当日の予約をすることが多く、それでもこれまでトラブルはなく、安心して宿泊できるし、会計はカード決済なので現金が少ない時でも安心です。
次の北海道に向けて
本州の走行を含めて18日間の旅だったが、本当に楽しめたのは3日間程度であったように思います。
移動の効率を考えると事前の情報はある程度は必要と感じました。
自分のような行き当たりばったり人間には北海道の広い土地のツーリングは難しいのかもしれません。
次回、北海道に行くことがあれば、250ccクラスのオフロードバイクを使って、観光客のあまりいない北海道を見て見たい気もしているし、ある程度目的を絞った方がより楽しめるかもしれません。
北海道はスケールが大きく、多彩な景色や長く直線の続く道路、広大な大地と険しい山、たくさんのカルデラ湖など本当に楽しいし、本当にバイク天国です(天気が良ければ)。
なんども足を運びたくなる素敵なところでした。
北海道 万歳!
また行くからねー