紀伊半島にツーリング
紀伊半島ツーリングに出かけました(2018/4)。
予定では全行程を5日間くらい、行き当たりばったりで疲れたり飽きたりしたら帰ってくるゆるいキャンプ旅です。
泊まれそうなキャンプ場をいくつかネットで検索してから、出かけました。
高速道路は使わずに、小さな山越えをしながら紀伊半島を南下する予定です。
(国道R 、県道K、府道F と記す)
滋賀県からR422を南下し、山越えしながら奈良県入りを考えていました。

大津R1→R422下朝宮R307→茶屋田(京都府)F283→湯船F5→京都府和束町F62→R163笠置 F4(通行止め) K33(奈良県)通行止めだったので、一つ隣の道路を選択して南下したら、奈良市内に入ってしまい渋滞に合ってしまいました。
R369県庁東 R169 谷R165外山R166 R370 R169
キャンプするところと買い物をするところの目星をつけて出発したが、買い物予定の道路は通行止だった区間でした。
先に進めば店くらいはあるだろうと気楽に考えていたら、すごい山の中に入っていくので、バイクを止めてスマホで情報収集すると、店どころか民家もなさそうなところ。
途中で見かけた店まで引き返したのであった。往復40分くらいのロスタイムでした。
和佐又山キャンプ場でキャンプ泊
和佐又山キャンプ場(R169からキャンプ場へ入る道路の入り口がとてもわかりづらかった。)
標高が高いので狭くて急勾配の道路を登る必要があるし、一応舗装はされているがガタガタのところや落ちている石が尖っているのでパンクの危険性があるので注意が必要です。
佐又山キャンプ場(奈良県) 1,300円 乗り入れ可 薪 600円 標高1,100mくらい
基本的に登山や山歩きをするためのキャンプ場かな。
テントサイトのトイレは使用できませんでした。

到着が遅かったのと、慣れないテントのために少し手間取りました。
設営が終わるともう真っ暗になっていました。
もう30分くらいは早く設営を開始しないと、と思いながら、、

今回のテントは中国製安物スカート付きで、地面との隙間から風が吹き込まないので外気温が下がっても寒さは感じません。
換気窓を少し開けたが、中で煮炊きをしなければ開ける必要もなさそうなくらいでした。
4月という季節と標高が1000mくらいあったので夜は少し肌寒かったが、薪を焚いて外で1〜2時間くらい夜空と暗闇を楽しみました。
肉ともやしを塩ダレ炒めてツマミとしアルコールを体内に充填します。
夜中は野生の動物の声がするので、目が覚めるが、、、自然の中にいると、さみしい感じ、一人で心細い感じ、風が木々の枝を揺らす音など自分が生きていることを再認識させてくれのが良いです。
塩岬キャンプ場へ
翌日、和佐又山キャンプ場R169-熊野川R168-新宮市R42-塩岬東入口K41 途中で買い物を済ませ 塩岬キャンプ場へ向かいます。
午前10時ごろ和佐又山キャンプ場を出発、国道169号線をひたすら南下し塩岬を目指しました。
山道なので心地よい加速と減速、コーナーリングを楽しみながら走行します。
とても面白かった。
気温は20-25度程度でちょうど良いが、日差しのあるところで止まると少し汗ばむくらいでした。
おくとろ温泉に入って汗を流しました。
紀伊半島の山や川の景色は素晴らしく、目を楽しませてくれます。
道路も一部狭い部分があるが、綺麗な道路が多く、交通量も少なくてとても走りやすかった。

山肌が一部崩れて中の岩石の構造物が見えます。
福井県の東尋坊に見られる柱状節理(溶岩が冷え固まったどきにできる柱状の岩)と同じものか?
スゲー!
大昔、ここは海の中だったのだろうか?
塩岬キャンプ場でテント泊
紀伊半島最南端の
潮岬(しおのみさき)キャンプ場でテントを張りました。
時期よっては有料らしいが、今回は無料でした。
整備された広場があるので、開放感があって気持ち良いが風当たりが強いので、今回は外で料理や焚き火はしないことにしました。
車やバイクの乗り入れはできないが駐車場から近いところにテントを張れば問題ないと思います。
木が植えられているので木陰をうまく使えば風や日差しをある程度は遮ることも可能です。
今回は気持ちがいいのでここで連泊することにしました。
トルコ記念館
次の日は、K41-ループ橋を通ってK40 トルコ記念館周辺散策に行きました。
紀伊大島、樫野埼灯台、トルコ記念館を見る。海岸の眺めはとても良い。
海面からの高さがあるので潮風がちょうど良いし気持ちいい!
トルコアイスも美味しかったです。

舗装された林道を走行中、道路のアスファルトから生えている木を発見しました。
アスファルトの継ぎ目から立派に育つ木だが、そのうち道路管理の人が切ってしまうのだろうと思います。

紀伊半島には山の中の集落がたくさんありました。
道路をもっと整備すると良い景色の村や美味しい食材、温泉がたくさあるので観光でもやっていけそうだが、反面、観光地化されると自分は行きたくないかもしれません。
感想
今回の紀伊半島の旅は、自然の中で生きる人間のたくましさを感じることができる旅でした。
天候にも恵まれ、GSX-S1000Fの故障はなく、春の紀伊半島を十分に満喫できました。