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佐渡島ツーリング2018

金山で知られる佐渡島をのんびりツーリング.北の海岸は厳しい自然、南側は穏やかな感じと2面製を持った島でした.

佐渡島へはフェリーで

ずーと前から佐渡島に行って見たいなと思っていたのですが、佐渡島に渡るフェリー料金が思った以上に高かった。 特にクルマの料金が、高いのですが、バイクならば我慢の範囲かなと考えていました(佐渡汽船はネットから予約が可能だ)。 そんなケチなPOP Karaieさんですが、とうとう佐渡島に渡るときがやってきました。

佐渡島の基本情報

佐渡島について少し調べてみました。 新潟県佐渡市、人口5.8万人、面積は854.76km2、島の周囲は262.7km、標高は金北山の1,172mで、その西隣の妙見山(標高1,042m)山頂には日本海の一定空域を監視する自衛隊のレーダーサイトがある。 地形は北に大佐渡山地、南に小佐渡山地、その間に国仲平野が広がっている。 大佐渡山地の北側は山が海岸のすぐそばまで迫り、断崖絶壁と無数の岩礁が約50kmにわたって連なる景勝地で、中でも尖閣湾が有名である。対して小佐渡山地は、大佐渡山地と比べるとなだらかな丘陵地帯で、自生のみかんや茶が見られる。 とウィキペディアには書かれている。

いざ佐渡島へ

時期は5月から6月のしばらく晴れそうな時を狙ってフェリーに乗船したのでした。 今回は直江津港から小木港に向かう便にしました。
佐渡汽船
佐渡汽船のフェリーから

小木港に到着

午前8時ごろに直江津港に到着し手続きをして9:30ごろ佐渡汽船のフェリーに乗り込んで小木港に到着したのは11:10ごろ。 まずは、少し遠いですが、荷物満載のGSX-S1000Fで北方面の大佐渡スカイラインを目指します。 フェリーに乗った時は快晴で、結構いい天気だったのに、佐渡に着いたら少し曇が多いお空になってしまいました。

大佐渡スカイライン

大佐渡スカイライン(佐渡の北側の大佐渡山地の西側に位置する)はタイトなコーナーの多いコースで、もう少し軽いバイクの方が面白いかもしれません。 頂上付近には駐車場、白雲台交流センターがあって軽食や小さな売店があるし、そこからの眺めはとても良かったです。 大佐渡スカイラインの北側はタイトなヘアピンコーナーが続くので大型バイクは要注意ですよ。 景色を撮影するために、タイトなカーブの途中の斜度のある道路の途中でUターンしようとして自分のバイクを倒してしまいました。 重い荷物を積んでいる時は要注意ですね。(^^;;

佐渡金山跡はあとまわしで

晴れていたので佐渡金山跡を素通りして、(どんなところかチェックはしたが)

佐渡島北側の海岸線

北側の海岸線を通ってどんでん山を通り抜けて両津方面に行く予定でしたが、残雪のため通行止の表示がありました。 諦めの悪いPOP Karaieさん(自分のこと)は県道81号線を途中まで行ったが、工事車両がいたので、諦めてUターンをしました。 北側の海岸線、県道45号線から最北端を通って両津方面に行くことにしました。 海岸線の緑がかった岩(上の写真)溶岩質の海岸は何故か美しい。 途中の道路から大野亀を望む(上の写真、この日は曇り空だった) 45号線は、途中、工事中や細いところがあったが、とっても気持ちの良い道路でした。

新穂(にいぼ)ダムキャンプ場

大野亀、二つ亀を回って両津で食料を調達し、道に迷いながら新穂(にいぼ)ダムキャンプサイトに到着しました。(行き当たりばったりなので結構な距離を走行してしまった。効率が悪いですね!) 無料のキャンプ場、ダムの横の小さな公園の芝生でテントを張りました。 キャンプ場に到着した時は、地元のおじさんたちが草刈機で草を刈っていました。 ここで一泊することを伝えたら、どうぞと言われましたが、 水道の水はほとんど出ないし、トイレの水もチョロチョロと、あまり勢いよく出ませんでした。 サイトに乗り入れはできませんが、広い駐車場のすぐそばでテントを設営すれば全く問題ありませんでした。 比較的きれいに管理されているようなので、水さえ出ればとても良いキャンプ場だと思います。 キャンプ場の近くに店がないのは佐渡島の共通の問題点ですが、走行の途中で店を見つけたら食料を仕入れてしまった方が良いかもしれませんね。
新穂ダムキャンプサイト
新穂(ニイボ)ダムキャンプサイト
この日、このキャンプ場には自分一人でしたが、とても快適に眠ることができました。 ダムは結構怖いところのように思っていたが、見晴らしが悪くなかったのと、気候がとても穏やかだったことが良かったのかもしれません。 寝ている間に少々小雨が降ったようでしたが、睡眠を妨げるほどではありませんでした。

ドンデン山

前日は北側からドンデン山を通って両津方面に抜ける予定でしたが、通行止だったので、今日は南側からどんでん山に挑戦です。 どんでん山を登る道路は急な斜面のコンクリート製でタイトなコーナーが多いので要注意です。 眺めは良いですね。(写真は下りですが)
ドンデン山荘
ドンデン山荘
山の駐車場のところにあるドンデン山荘の建物はとてもお洒落な感じがします。 山荘付近の眺めも良かったですよ。 周辺は散策できるようです(^^)/ 看板の写真を貼り付けておきますね。 どんでん山から両津方面に向かう途中に放牧場がありました。 山の雲が少し邪魔ですが、気持ちよかったですね。(駐車するスペースがないので車の場合は注意が必要です)

東の海岸線から南側の海岸へ

同じ道を使ってドンデン山を降り、ここから東の海岸を通って南側の海岸へ行こうと思いました。 佐渡島中央の平野部分を通り過ぎて南側の小佐渡山地に向かいます。

姫埼灯台とキャンプ場

変わった形の姫崎灯台です。 キャンプ場が併設されていました。 少し傾斜地ですが、比較的きれいでした。 駐車場からキャンプサイトまで少し離れているので、荷物を運ぶのは大変かもしれません。 佐渡の海岸線の岩石の造形には面白形のものがたくさんあります。 このトンネルはどうやってできたのだろうか。 頭を悩ますが、めんどくさいので考えを中断します。 本州側の海岸線の県道45号線を南下しようと思っていたのですが、通行止で迂回路させられました。 山の中を通ったのですが、とっても遠い迂回路になってしましました。

松ヶ崎ヒストリーパークでキャンプ

松ヶ崎ヒストリーパークに到着しました。 海のほとりにある芝生のキャンプ場で、車の乗り入れはできませんが、駐車場まで比較的近いのでそんなに気にはなりませんでした。 先客が一人いて、島根から日本中を旅している人でした。 バイクはホンダ ベンリーにピザボックスを付けた、面白いおじさんでした。(自分もおじさんですが)
松ヶ崎ヒストリーパーク
松ヶ崎ヒストリーパーク
松ヶ崎ヒストリーパークにてテントを設営しました。 無料ですが、とっても綺麗なキャンプ場です。 トイレは綺麗に掃除されて、芝生もちょうどよくカットされ、ゴミが一つもないとても素敵なキャンプ場でした。 先にテントを張っていた方からの情報ですが、町の人たちが管理運営をしているみたいで、お祭りがある時は町で使っているようです。 この日は風が強く小雨が少し降る天気だったので、灯台を風除けにしてテントを張りました。 この辺りは、北前船で栄えた土地のようです。 早朝に、このあたりの街並みを見て回りましたが、昔は栄えていたような雰囲気がありました。 昔の船は今の船とは異なり、砂浜に接岸して人や荷物を上げ下ろししていたようで、新潟から佐渡島の海のルートはここ松崎だったようです。 このキャンプ場が気に入ったので、連泊してベースキャンプ場とすることにしました。 翌日は、天候が良くなかったのですが朝日が見えました。 早朝に目が覚めたのでキャンプ場周辺を散策しました。 松前というとても歴史と風情のある町のようでした。 七浦海岸

佐渡金山跡へ

佐渡島といえば、 やはり金山で、洞窟の中の人形のクオリティーがとても高いのに驚きました。 山が、真っ二つになっているが、ここに大きな金脈があったようです。 人間の欲とはすごい力を発揮するのだなと感心しました。 だって、人の手の力だけで山を半分にするのだからね。 天候が不良だったので、風呂に入って、早々にキャンプ場戻りました。 ところが松ヶ崎ヒストリーパーク周辺は青空が見えました。(何で?) 一度、ここ松ヶ崎ヒストリーパークのベースキャンプを引き払うことにしました。 ここから、北側の海岸線を東北方向に進んで今回2度目の大野亀を目指します。 工事中の箇所です。

大野亀

亀とは神、アイヌ語でカムイのことらしいです。 亀の正体は、粗粒玄武岩の貫入岩と書かれていました。 北側の海岸線から大野亀を望む。 駐車場から少し歩くとカンゾウの花が満開でとても綺麗でした。 周囲は整備され観光地化されてるが、人の数が少ないので、観光地嫌いのPOP Karaieでも平気で観光できたぞ。 次の宿泊場所は二つ亀キャンプ場です。

二つ亀キャンプ場で2泊

二ツ亀キャンプ場
二ツ亀キャンプ場からの眺め
ホテルの裏にキャンプ場があり、有料(一泊860円 2018年現在)です。 キャンプ場は海岸の高台にあり芝生ですが、少し傾斜地です。 景色はとても素晴らしく、階段を降りれば下の海岸にたどり着け、潮が引いていれば二つ亀まで陸が繋がります。 バイクは駐車場に停めてくださいとホテルのフロントで言われましたが、荷物を運ぶときだけ乗り入れ可能でした。 でも、結構な坂と距離があるので、荷物を降ろしてバイクを駐車場に置いて、歩いてキャンプ場と駐車場を行き来するだけでも自分にとっては結構重労働でした(ヒザ痛に悩まされているのだ)。 佐渡のキャンプ場は自分にとっては、とってもいいところが多いですが、近くに店が少なく、いやほとんどなく、キャンプ場から数キロから十数キロ離れていることがほとんどで、キャンプ場よりも先に食料品がある店を、あらかじめ把握しておく必要があるなと思いました。 また、ゴミを引き取ってくれるところがほとんどなく処理には困りました。 二つ亀キャンプ場ではホテルの受付に頼んで捨てていただいたのと、無料キャンプ場ではガソリンスタンドで給油するときに処理してもらいました。 ガソリン価格自体は高めですが、1日に走行する距離は少ないのであまり気にはなりませんでした。
二ツ亀キャンプ場
二ツ亀キャンプ場
日本海からの風当たりが強いみたいで、木の枝が曲げられています。 二つ亀キャンプ場の早朝の日の出前に海岸に降り立ちました。 陸続きだったので二つ亀に渡ってみました。 海岸沿いに大野亀方面に小道が設けられていました。

名勝佐渡外海府海岸

せっかくなので、歩いて探検です。 名勝佐渡外海府海岸と書かれていました。 とてもきれいな海岸ですが、雲が晴れていません。 そのおかげか、涼しくて、ひっそりとした雰囲気がとてもよかったです。 賽の河原です。 幼い子供のことが書かれていると、楽しい旅も悲しい気持ちになりますね。 自分も頑張らなければと思ったりもし、身が引き締まりますね。 キャンプ場に帰る途中です。 だいぶん日が昇ってきて、いい感じで二つ亀が見えてきました。 本当に誰にも会わず、これらの景色を独り占めできました。 佐渡島に渡ってから5泊目、快晴になりました。

白雲台

初日に来た白雲台に登りました。気持ちいい! 大佐渡スカイラインもこの通りの快晴で、少し暑さを感じるが気持ち良かったです。 姫津港 姫津というところの橋の上から、港を撮影。 とても良いところです。 少し歩いて、海の岩の上の道路を散歩してみました。 もう一泊、二つ亀キャンプ場で過ごします。 夕日がとてもきれいでした。 翌朝、テントを片付けて、隣のGPZ900?の人に挨拶をして、出発した。 天候が良いので北側の海岸線を通って 佐渡の田園風景 佐渡のお米は特Aで日本で一番美味しいと、佐渡金山の駐車場のおっちゃんが言っていた。 お米作りの環境は抜群ですね。

また、松ヶ崎ヒストリーパークでキャンプ

また、無料の松ヶ崎ヒストリーパークにお世話になることにした。 今回は、全く一人だけのキャンプとなって、少し寂しい感じだ。 天候も良く、朝日もとてもきれいだった。 松ヶ崎ヒストリーパークを出発して、今日の昼のフェリーで本州に渡る予定だ。 もう心残りはないだろうと、ネットで佐渡島のことを調べていたら、過去の史跡(大間港)を見ておかなければと思った。 ちょっと遠いので、早朝に出発する。 フェリーに乗る前に、また、佐渡の金山まで走ることにした。

旧北沢青化・浮選鉱所と大間港の史跡

佐渡には自然がもたらす造形の他に、人口に作られた遺物が残されていました。
旧北沢青化・浮選鉱所
旧北沢青化・浮選鉱所
佐渡で採れた金を精製するためのものらしいが、古代の遺跡のように残っていました。 天空の城ラピュタをちょっとイメージさせられた。 大間港の史跡はちょっとわかりづらい場所にありました。
大間港跡
大間港跡
大間港跡
大間港跡
大間港の史跡は明治20年着工で25年に完成したものらしい。 結構いい加減な作りのようだ。 旧佐渡鉱山 大間港のものだけど、そのまま残っている姿に、過去の繁栄を少し垣間見れるように感じました。 海岸も晴れていると、とても綺麗でした。

経島、矢島

経島、矢島の海水は濃いめのグリーンで透明度も高く綺麗でした。

フェリーで本州へ

帰りの佐渡汽船のフェリーです。 来た時と同じ小木港から直江津港に向かう便です。 結局、佐渡島には6日間滞在して、スッキリと晴れ渡った快晴の日は2日のみでしたが、とても思い出になるいい旅になりました。

佐渡島ツーリングで感じたこと

今回のテントツーリングは、たき火等のキャンプ地で楽しむことは省いて、できるだけ軽装備のツーリングとなるように用具をチョイスしました。 (ホームセンター等で売られている浅めのアルミバット(数百円)を持っていくと、地面に置くよりも紛失物は少なくなるし、食べ物を置くのに便利です。自分は2枚くらい持っていくことが多い。) テントは一人用の小型テント、火器はアルコールストーブ(静かに燃えて炎が焚き火の代わりになるがガスよりも火力は弱いしアルコールを継ぎ足したり、明るい時には炎が見えないことや、風に弱いので注意が必要です。 持ち運びにも注意が必要です! 燃料アルコールは薬局に売っていますがコストは高めなので、オススメはしないです。 食料はインスタント麺とカロリーメイトを非常食として携行し、主食となるものは現地調達としました。 寝袋や衣類、雨具等はある程度の天候に対応できるようにします。 寝るときにコンパクトになるエアマットを持って行ったのですが、ズボンのポケットに入れていたバイクのキーで破ってしまいました。 キャンプ場がフカフカの芝生だったので影響は少なかったけれど。 空気を入れたり畳んだりする手間を考えると銀マットの方が手軽だなと思いました。 次回、佐渡島にテントツーリングをするならば、保存食を持って、少し大きめのテントを1箇所ないし2箇所に決めてベースキャンプにし、そこから各地を散策するのが良いのかなと感じました(佐渡島自体がそんなに広くないので)。 また、ゴミの量を最小限にする工夫も必要だろうと思います。 さらに、道路が比較的狭く一回に走行する距離が短くゴーアンドストップの多いので、小さなバイクの方が細かな道路にも躊躇せずに入っていけると思います。 反対に大きなバイクでは取り回しの面でちょっとめんどくせぇ! かもしれません。 自分には探検心があるので、つい小さな道路を走ってみたりする癖があるので、250ccクラスでも十分以上かもしれないですね。 上の写真がPOP Karaieの佐渡ツーリングの時のバイクの様子だ。 荷物は全て箱やバッグの中に入るようにしています。 タンデムシートの赤い袋にはゴミが入っています。 カメラはシグマDP2 Merrillという、めんどくせぇ! デジタルカメラで撮影しました。 北側の海岸沿いの道路(上) 新穂ダムのダム湖(上)風がなかったので水面に山がきれいに写っていた。 変成岩だろうか?険しい海岸線が多かった。 オニユリだろうか? 古びた建物は思っていたよりも少なかった。 ちょっと派手すぎる現像処理になってしまっています。 気温が上がるシーズンのソロツーリングやソロキャンプの時には冷たいものを買った時にはソフトクーラーバックを使用しているが、サーモスの製品は意外と良いと感じています。 必要ない時は畳めるので良いですよ。 椅子は地べたに近いところにものを置くのでローチェアが使いやすいです。 できるだけ軽くてコンパクトになる椅子は意外と値段が高いのが難点だが、テントで寝るだけならば不必要かもしれません。 佐渡で見つけた観光スポットの看板 とりあえず佐渡の観光を一通りしたいのならば、良い選択だと思います。
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