GMKtec NucBox G9の内部
まずは、ネジを外して内部の確認作業に入る。
本体を裏返すと、ネジが6本見えた。
内側の蓋は2本で留められ、メモリー交換用の扉のようだ。

扉の中には、予想通り、4枚のM.2 のSSDスロットがあり、512GB1枚が刺さっていた。
このSSDには、Windows 11 Pro が入っていた。(私は、間違えて消去してしまった。グッスン!)

さらに4本のネジを外し、蓋を開けると基盤が見えた。
蓋側には2つの電動ファンがあるので、配線には注意が必要だ。
みるべきところは無いが、電離とLAN WIFIのカードが取り付けられていた。
4つのSSDスロットは、基盤に直付けです。

CPU等は、写真から見ると基板の裏側、本体の上面にCPUクーラー(ファン付き)があるようだ。
また、メモリーや直付けSSDは、この裏側にあるようだ。(今回は用事がないのでここまでかな)

情報
ハードウエア情報
Windowsを動作させて、CPU-Zというアプリで見てみた。
Intel Core Alder Lake
- Max TDP 6.0W 消費電力は少ないので良い
- 10nm 他のCPUメーカーよりは遅れている

マザーボードは、
- PCI-Express 3.0 (8.0GT/s)
- Chipset Intel ID461C ID5481
- BIOS American Megatrends International LLC.

マザーボード直付けのメモリー12GBは、情報なしです。

ベンチマーク
4スロットのうちの一つのSSDのアクセススピードは、PCIe 3.0 にしては、少し遅い。2000MB/s前後出て欲しいけど、SSDメディアの影響も考えられる。

実際の使用感
インターネットを普通にブラウジングするのであれば、全く問題はない。
ファンの音は、聞こえないし、排熱は少しあるので、夏場は少し暑くなるかもしれない。
消費電力は、10 – 20W 程度で、SSDを増設すると、もう少し高くなるかな。
そのほかの重い作業をするのであれば、もっとパフォーマンスの高い製品が望ましいが、NASにもなるPCを選ぶのであれば、十分に選択肢になる。
ただ、なんとなく怪しい感じがあるけど、値段の割にはよくできた製品である。
オススメな M.2 NAS
今回、検証している「GMKtec NucBox G9」以外にも同様の製品を2点見つけたので紹介しておきます。
AIOPCWAの製品で
- キューブ型の可愛いNASにもなるミニPC、M.2を4スロットに SSDを搭載できる。メモリーを増やしたいのであればこちらをお勧めします。
- 4ポート10GbEのLANを搭載しM.2を2スロットに SSDを搭載できる。どちらかで言うと、NAS以外に使うのが良いかもしれない。