SSD-NASに使えるGMKtec NucBox G9 – M.2 NVMe SSD x4をカタログ検証する

GMKtec NucBox G9

この記事の項目

目的は快適なNAS環境

※NASについてご存知の方は、この項目を読み飛ばしてください。

NASとは

NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークに直接接続して使用する外部記憶装置のことです。HDD(ハードディスクドライブ)を複数搭載しており、LANケーブルを通じて家庭内やオフィス内の様々なデバイス(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)からアクセスできます。

NASのメリット

NASのメリット
  1. 大容量ストレージ:

    • 複数のHDDを搭載できるため、大容量のデータを保存できます。
    • 写真、動画、音楽ファイル、ドキュメントなど、様々な種類のデータをまとめて管理できます。
  2. データ共有:

    • ネットワークに接続された複数のデバイスから、NASに保存されたデータに同時にアクセスできます。
    • 家庭内での家族間のデータ共有や、オフィス内での部署間のファイル共有に便利です。
  3. 集中管理:

    • データをNASに一元化することで、各デバイスにデータを分散させる必要がなくなり、管理が容易になります。
    • バックアップもNASにまとめて行えるため、効率的です。
  4. リモートアクセス:

    • インターネット経由でNASにアクセスできる機種もあり、外出先からでも自宅やオフィスのデータにアクセスできます。
    • リモートワークや出張先でのデータ利用に便利です。
  5. 多様な機能:

    • NASには、ファイルサーバー機能のほか、メディアサーバー機能、バックアップ機能、監視カメラ録画機能など、様々な機能が搭載されています。
    • 用途に合わせて機能を使い分けることで、より便利に活用できます。

NASのデメリット

  • 初期費用:

    • NAS本体やHDDの購入費用がかかります。
    • 高機能な機種や大容量のHDDを搭載する場合は、費用が高くなる傾向があります。
  • 設定・管理:

    • NASの初期設定や運用管理には、ある程度の知識が必要です。
    • ネットワーク設定やセキュリティ設定など、専門的な知識が必要な場合もあります。
  • 故障リスク:

    • HDDは精密機器であり、故障する可能性があります。
    • NASに保存されたデータが失われるリスクがあるため、定期的なバックアップが必要です。
  • ネットワーク依存:

    • NASはネットワークに接続して使用するため、ネットワーク環境に左右されます。
    • ネットワークが不安定な場合や、アクセスが集中した場合は、データ転送速度が遅くなることがあります。
  • セキュリティリスク:

    • NASをインターネットに公開する場合は、セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。
    • 不正アクセスやマルウェア感染のリスクがあるため、注意が必要です。

まとめ

NASは、大容量ストレージ、データ共有、集中管理、リモートアクセスなど、多くのメリットがある便利な装置です。しかし、初期費用や設定・管理の煩雑さ、故障リスク、ネットワーク依存、セキュリティリスクなどのデメリットもあります。

NASの導入を検討する際は、メリットとデメリットを比較し、自身のニーズに合った機種を選ぶことが重要です。

高速なNASの環境を検証するため

HD(ハードディスク)よりも高速読み書きのNVMe SSD

NVMe SSDが複数枚搭載できる低電力なminiPCを探していたのですが、最近、PCIe M.2 SSD が4枚の製品 GMKtec NucBox G9 を見つけたので購入してみました。

NASでも使えるminiPC「GMKtec NucBox G9」

特徴

最大の特徴として、PC(パソコン)としても使用しながら、NASとしても使える製品です。(もちろん、普通のWindows PCとしても使用できます。)

性能

  • 【NAS ミニ PC】Windows11 ProとUbuntuのデュアルブートが可能。4 つのSSD スロットで最大で16TBの大容量ストレージスペースを提供します。
  • 【第12世代Intel Core-N150】第12世代 Twin Lake-N150プロセッサ、4C/4T、最大周波数3.6GHz、TDP 15Wです。
  • 【LPDDR5 12GB+512GB SSDx4】オンボードで12GB LPDDR5 のメモリーと512GBのストレージはオンボードで交換はできない。4つのM.2スロットはM.2 NVMe PCIe 3.0 SSDに対応しており、各ベイは4TBまでサポートし、合計で16TBの大容量ストレージが可能です。(ケースにはPCIex2と刻印されている)
  • 【ネットワーク】Wi-Fi 6と2.5G x2口
  • 【サイズ】寸法は長さ14.6cm、幅10cm、高さ3.85cmであり、面積は5インチハードディスクより小さく、高さは少し高い。重量は370グラムで、とても軽い。
  • 【ビデオ出力】CPU内蔵グラフィックで、2つのHDMIポートと1つのUSB 4.0 USB-Cビデオ出力、最大4096×2160@60Hzの解像度で3台のディスプレイを同時に接続できます。
  • 【品質保証】PSE(電気用品安全法)技術基準適合品でトラッキング対策適用範囲拡大対応です。
  • 【パッケージ内容】 パッケージ内容:GMKtec G9ミニPC本体(※本体には512GBのSSDが含まれています)×1 、ネジパッケージ×1、電源アダプター×1、HDMIケーブル×1、取扱説明書×1 、VESA ブラケット。
  • 【冷却システム】超伝導銅製の二重タービン冷却システムと立体的なサラウンド吸気口を採用し、冷却システムはトリプルファン冷却の組み合わせを使用しており、低騒音で優れた冷却を実現します。

良い点

  • 省電力で普通に使用するのに十分な性能のインテル N150 チップには不満は少ない。
  • 4つのM.2 SSDのスロットルがあるので、RAIDが使えて、SSDの故障によるデーターの損失機会が減る。

不満な点

  • インテル N150 チップの最大メモリーは16GBなのに、12GBのメモリーはオンボード直付けなので、増設や交換はできない。
  • 4つのM.2 SSDのスロットルは、PCIe gen3に対応のようだがgen2のようだ。(未検証)

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