下の写真は、シグマDP1で撮影しRAW現像したもので、実際の見え方に近づけたものだ。
すこし、色合いが浅目だが、北陸のこの時期の空気の湿度が高いのでこのような浅い色になるのだ。
コンパクトなDP1で一眼レフと遜色ない画像を出力できること自体驚異的かもしれない。
だけど、ミラーレス一眼レフの性能向上が著しいのでDP1もうかうかしてはいられないだろうけど。写真をクリックして等倍でみると、フォビオンの鮮明な画像が理解できると思う。
自分の基準はDP1なので比較のためにK-5のところに写真をのせてみた。クリックでDP1の解像度に合わせた画像が別ウインドウで表示されるが、DP1の方がシャープに写ります。
また、レンズの性能もすばらしく、広角なのに辺縁まで歪まない。
静止したものを近くまで寄ってじっくりと撮影する時は、DP1の方がよいのかも知れない。
↓ SIGMA DP1 F/6.3 1/125sec ISO-100 17mm
下の写真はペンタックスK-5の写真でJPEG出力したものだが、少し色合いを調整してある。
カメラ自体が出力する画像はもう少し浅めの色だった。標準ズームレンズで18mmで撮影してある。
等倍に拡大すると解像しているが、DP1のように辺縁がくっきりとしていない。
同じくらいのピクセル数まで解像度を落としてみたが、鮮明さはDP1が勝っていると感じる。
まあ、カメラの基本的な実力はK-5が圧倒しているけれど、条件によってはDP1が勝ることがあるが、圧倒的にK-5が優れていると感じる。
↓ F/6.3 1/125sec ISO-100 18mm
同じところで、冬の田舎の風景を撮ってみた。
この景色は、昭和40年前後を思わせる風景で山奥にある、とある村である。
狭い山と川沿いの一本道を通っていくので交通量が増えると困るので内緒の場所だけど、ここの古い民家は日本の田舎の風景を残した貴重な財産だ。(石川県加賀市山中温泉大土町の冬)
↓ F/10 1/60sec ISO-200 36mm
除雪していない雪道だったけれど、クルマが通った轍があったので、少しクルマで登って見た。
ほんの少し青空がみえるが、北陸の冬はめったに青空を見せない。
太陽光線で少し気温が上がったせいで山の麓では霧が発生している。
↓ F/11 1/100sec ISO-200 18mm
山に行く途中の柿木が目にとまった。鮮やかな色が無い冬の景色の中で柿の実の鮮やかなオレンジは目を楽しませてくれる。空が曇っていたが、もし、晴れていたならばもっと綺麗な写真が撮れたように思う。(石川県加賀市山中温泉菅生谷町周辺)
↓ F/9 1/60sec ISO-200 31mm
ペンタックスK-5は、ビックメーカーのキャノンやニコンが作れないようなカメラかもしれない。
カメラのことが好きな職人が作ったのだろうと思う。
特にシャッターを切った時の感触はすばらしいし、本体の形状も良く考えられている。
防滴でマイナスの温度の状況でも動作するらしい。
この筐体でフォビオンセンサーであれば最強だろうけれど、そこまで求めると高価になってしまうだろう。




