特徴 コンパクトカメラ Panasonic LUMIX TZ95
高精細ファインダー&180度チルト対応タッチパネルモニター搭載。 光学30倍ズーム 高倍率コンパクトカメラ といいながら、胸のポケットに入れるには無理がある.
詳しくはメーカーサイトへ
小さな高感度MOS ( パナソニックが開発したCCD と CMOS とも異なる画像素子 ) のコンパクトカメラです.
固定のビューファインダーがあるので、液晶モニターが見づらい太陽光の下の撮影でも画角を決めるのに便利である.
液晶モニターはタッチ式、さらにチルトまで可能なので、草花の接写には便利です.
高倍率ズームレンズ ( 24 mm X 30 倍 = 720 mm ) で、思いのままの画角が可能. ズームマクロ ( 3cm W端 ) を使えば、物体の表面まで写せる.
RAW保存が可能だが、 モード [ iA] ではできない.
オート撮影 「iA」が優秀で、iPhone のように簡単撮影できる.
注意 : Gallery ギャラリー の写真は、PCで画像の修正を行なっているので、カメラの作る画像とは違います.

Panasonic Lumix TZ95 のメリットは小型ボディの高倍率ズームです。
明るいところの画質はまあまあだが、薄暗くなると、途端にノイジーになるので、注意が必要です。
最大の欠点は、起動、終了の動作がめっちゃ遅いのがストレスになること。
先にも書きましたが、薄暗くなるとiPhoneのカメラに完全に負けてしまうのです。
これまで綺麗な画像を生み出すカメラの常識とされてきた、明るいレンズと大きな画像素子の組み合わせ、LUMIX TZ95 は、正反対の暗いレンズと小さな画像素子の組み合わせ.
期待はしていなかったが、ギャラリーの写真を見てくれ !
やはり、欠点は背景をボカすことができない、暗い場所ではノイズが多くなる.
T端 ( 720 mm ) に近い遠距離撮影は、解像していないことが多い.
このギャラリーは Elementor の ベーシックギャラリーで作成しました.写真をクリックすると大きな画像で表示されますので、試してみることをお勧めします.左右の矢印 ← → で写真の移動、右上のアイコンで全画面 [ ] 、拡大 🔎、モードの終了 X
画角 44 mm モード [ iA ] PC上でクロップ,Luminar 4 にて画像を修正
明るい外の建物の画像は、小さい画像素子、暗いレンズの割には、良く写ります. i
ISO 80 f/4.5 1/400 sec 焦点距離 70 mm
モード P フィルター LKEY ISO 80 f/4.5 1/100 sec 焦点距離 56 mm
画角 24 mm モード P RAW で現像 悪くないが、思ったような写真にはならなかった. 光量が弱くなる春の午後3時ごろだと、小さな画像素子の弱点が露呈する.
モード P RAWで撮影し、Luminar 4 で現像と画像修正 小さなレンズと 1/2.3 型センサーの割には良い写真です. 空の階調がうまく写らないことが多いが、この写真はまあまあ良い.
眼球の艶感をだそうとPCで画像処理を行うが、今ひとつ. やはり、ちいさなMOSと光量不足によるノイズが原因かもしれない.
良く考えたら、ガラス越しに撮影したのが原因のようです.
彩度を上げると見栄えが良くなる.
海面の艶感を出すために画像の修正をしました. コンパクトデジカメでツヤを出すのが難しかったのは、過去のこと.
焦点距離 35mm 換算 24 mm , ISO 80 f/4 露出時間 1/1000
彩度とコントラストを上げました.
風無という名前通り、海面の波がとても穏やかでツヤツヤの海面です. 空の変わった雲 ( 飛行機雲? ) も面白い.
焦点距離 35mm 換算 430mm , ISO 80 F/6 露出時間 1/500
望遠側の画像ですが、木の下に積もる雪や山にぶつかった空気から雲が発生しているところが分かります.
少しノイジーな感じですが、悪くない写りです.
マグマがゆっくりと冷え固まった時に収縮して5-6角形の柱に切れ目が入る. 自然の不思議に彫刻が面白い.
焦点距離 35mm 換算 124 mm , ISO 80 露出時間 1/400
亜鉛メッキ?のサビ具合を表現、画像の加工を最大限活用してあります.
露出時間: 1/125 F/6.4 35mm換算レンズ焦点距離: 720mm 感度(ISO): 125
失敗作、モード [ iA ] iHDRを入れた状態で撮影.
3ショットを重ねた画像なので、動いている羽や触覚、足の部分が複数写っている写真になってしまった.
(X)露出モード: オートブラケット
露出時間: 1/800 F/6.4 35mm換算レンズ焦点距離: 720mm 感度(ISO): 800
ISO 80 f/6 1/320 sec 360 mm
T端付近の解像感が低くなる傾向があるようで、羽毛の質感が表現されていません. ソフト感をだすフィルターでごまかす.
モード iA 焦点距離 720mm ISO 80 f/6.3 1/125 sec デジタル拡大はノイズまみれになるので NG
早朝の逆光のため、山肌がうまく写らなかったが、雰囲気のある写真となった.
上の御嶽山の写真の一部を光学倍率 720 mm で数年前に噴火した後の噴気の様子だ. この時は警戒レベル2でした.映像としては役立たないが、大きく見たい場合には光学 30 倍は有効です.
IOS 80 f/4.4 1/200 sec 68 mm
結構な距離があるので、背景の山々の色がなくなっている.
IOS 80 f/6 1/100 sec 417mm
小さなコンデジで、ここまで写れば十分でしょう.
Lumix TZ95 はマクロ撮影に強いなど感じる.
Luminar 4 で画像を調整する.
この写真は、LUMIX TZ95 本体が出力した JPG 画像だ.
紙の毛羽だった質感までも表現されています. LUMIX TZ95 恐るべきコストパフォーマンス!!
発見!
もみじのプロペラ状の実を.
Lumix DC-TZ95 の小さな1/2.3 型の MOS なのに、結構写りは良い.
背景はボケているが、小型 1/2.3 の画像素子だとこんなもんだろう.
このカメラのコンセプトは、小さな画像素子と高倍率ズームレンズで実現する世界なので、これ以上は望みません.一つ上の絞り f/8 の写真の背景の葉っぱと見比べると絞りの効果がわかります. 小さなセンサーでは背景がボケづらいですが、ぼかしたくない場合は強力な武器となります.
Panasonic LUMIX TZ95
特徴 コンパクトカメラ Panasonic LUMIX TZ95

形式 諸元
使用レンズ 4.3~129mm (35mm判換算値:24~720mm)
F値 F3.3~F6.4 (W端)F3.3 – 8.0 (T端)F6.4 – F8.0
レンズ構成. 9群12枚(非球面レンズ10面5枚)
撮影範囲. 通常 50cm(W端) / 2.0m (T端) – ∞
撮像素子. 1/2.3型 高感度MOSセンサー
フィルター方式 原色カラーフィルター
画素数 有効 2030万画素 / 2110万画素
アスペクト比 4:3、3:2、16:9、1:1
幅x高さx奥行き 112×68.8×41.6 mm
重量 本体. 286g 総重量:328g