検索
Close this search box.

Panasonic LUMIX-TZ95

Panasonic の望遠コンパクトカメラ DC-TZ95の使用インプレッション. 安価な旅カメラに最適かもしれません.

膝の上で寝ている猫を撮影してみました。

Panasonic LUMIX-TZ95は 約2000万画素なので、思った以上にふわっとした毛の感じが良く表現されています。
しかし、ピクセル等倍にすると、細い毛は解像できずに偽色が発生します。
室内の電球の灯りのもと1/2.3型MOSなので仕方がないですが、10年前のデジカメから比べると大きな進歩ですね。
もふもふ感があって良いが色の再現性が低いかなと思います。

Panasonic DC-TZ95(撮影モードAi)

iPhone Xの1200万画素は、メリハリがあって撮影された時の感じがよく表現されていると思います。
小さなレンズとCMOSから作る画像とは思えないほどすごいですね。
ただ、細かい毛を表現しきれていないのは、ピクセル数が少ないので仕方ないですね。

iPhone X

リコーGR3ですが、毛並みの感じが最も良く表現されています。
流石にコンパクトデジカメにAPS-Cの画像素子を詰め込んだだけはありますね。
少し拡大してみるても良いです。
GR3は遠くの景色よりも少し近い物体を撮るの方が向いているカメラですね。

Richo GR3(撮影モードP標準設定)

暗い部屋の中で撮影したので、SIGMA DP2Merrillの苦手な条件ですね。
毛並みの表現では、GR3に負けています。(不自然な色はFOVIONの特徴です)
ただし、デジカメが作ったJPG画像なので、Merrillでもこんなもんですね。
PCでRAW現像すると良くなることは想像できますが、今回の主役はPanasonic DC-TZ95なのでここまでにしました。

SIGMA DP2Merrill(撮影モードP標準設定)

Panasonic DC-TZ95とNikon Coolpix P1000の望遠性能の比較

Panasonic DC-TZ95の室内からの風景写真です。(全て手持ち撮影です。)
可もなく不可もない写真です。

Panasonic DC-TZ95

上と同じ場所からNikon Coolpix P1000の風景写真です。
手前が暗く絵がつぶれていますが、解像感があって悪くないです。

Nikon Coolpix P1000

Panasonic DC-TZ95の焦点距離が35mm換算で720mmの望遠撮影です。
コンパクトカメラにしてはよく写っていると思います。

Panasonic DC-TZ95

Nikon Coolpix P1000の焦点距離が35mm換算で700mmの写真です。
遠くの風景は、レンズの性能がモノをいいますね。
クッキリ感は、数段高いですね。

Nikon Coolpix P1000

Panasonic DC-TZ95の看板の写真をピクセル等倍まで拡大してみました。
小さなカメラと小さなレンズ、小さなMOSでこれだけ写れば上等かもしれません。

Panasonic DC-TZ95

Nikon Coolpix P1000の看板の写真は、少しエッジ強調が強めですが、よく写っていますね。
P1000の場合、焦点距離は最大3000mmなので700mmから、さらに、あと3−4倍の拡大が可能です。

Nikon Coolpix P1000

Panasonic DC-TZ95を使ってみて

Panasonic DC-TZ95の最初のインプレッションですが、画質については、1/2.3型のMOSのようですが、iPhone Xと同等か場合によっては、上かもしれません。
ただ、iPhoen Xは景色を撮影するとリコーGR3よりは良くないですが、あまり変わらないという印象であることから、撮影する条件によって異なると思います。
望遠性能は、720mmまで拡大可能なので、35mm換算すると約20倍拡大と考えた方がスッキリします。
ファインダーは少し暗いのと、視野率が50%くらいなので遠くの物体の確認には、撮影してデジタル拡大するのが良さそうです。(設定でデジタル拡大を使えば最大2010mmまで使えました)

旅行用のコンパクトデジタルカメラとしてみると

1/2.3型は6.2×4.2mmととても小さな画像素子です。
最近高級コンパクトデジカメの主流は画質の向上のために1型(13.2×8.8mm)の画像素子を使うようになってきましたが、まだまだ1/2.3型の画質が向上できる方法があると思います。
iPhoneのような、巧みなソフトウエアで画像を重ね合わせたり、さまざまな方法で向上可能かと思っています。
画質に関しては、iPhone Xの画質で十分なのかもしれませんが、やはり、望遠レンズがないところがiPhoneの欠点と言えるでしょう。
ズームレンズは画質を考えると、難しいのはわかっていますが、コンパクトなカメラで望遠鏡のように使えて、そこそこ綺麗な画質があれば、スマートフォンを超えることができるのかもしれません。
しかし、Huawei P30のように3種類のカメラを使ってデジタルを含むが50倍という望遠を実現することもできるとコンパクト望遠デジタルカメラの存在価値は大きく下がってしまいます。
上位機のP30 Proは、4,000万画素の1/1.7型というサイズのセンサーを搭載していると聞きます。
Panasonic DC-TZ95の基本性能を少し確かめただけですが、自分の使い方をするのであれば、十分な感じもします。
ただ、ここ一番の景色を切り取った時に自分が満足できるかどうかは、実際に使ってみないとわかりませんね。

Apple iPhone X vs Panasonic DC-TZ95

下の風景の鍵カッコの部分をiPhone Xはピクセル等倍でDC-TZ95は少し縮小して同じ大きさとなるように切り出してみました(下の写真はリコーGR3のRAW現像)

RICHO GR3 RAW by Luminar4

Panasonic DC-TZ95の標準で出力される画像は、少しのっぺりしていますね。

Panasonic DC-TZ95 STD

Panasonic DC-TZ95のRAW画像をiPhone Xに近いパラメーターで現像してみました。(少し青かぶりしているか)

Panasonic DC-TZ95 RAW

iPhone Xのピクセル等倍の写真です。
同じような画像素子の大きさですが、単焦点レンズと画像をiPhone内で加工しているたり、HDR撮影したりしているのだろうか?

iPhone X

画質自体は、ワイド端ではiPhone Xの圧勝かもしれません。
辺縁はシャープなのにノイズが少ないし、パソコンの液晶画面で見るくらいならば破綻しているところは少ない。
一方、Panasonic DC-TZ95は辺縁がボケ気味でノイジーな画像になりますね。
ただ、等倍拡大すると気になりますが、パソコンの画面では普通に見るにはあまり気になりませんが、クロップ(切り出し)するとダメかもしれませんね。(画角をきちんと考えて撮影したい)
コンデジが駆逐される訳が分かりますね。

Panasonic DC-TZ95 RAWを現像したのが下の写真です。
クリックすると元のサイズで見ることができますよ!(かなりノイジーな画像ですね)

Panasonic DC-TZ95 RAW Luminar4

Panasonic DC-TZ95の評価は、

パナソニックさん、もっと頑張らなあかんな!
普通に撮影して、iPhone Xに負けるような画像だと、やはり、あかん!
基本的に、画像素子が1/2.3型で2000万画素は現代の技術では、良質な画質は難しいのかもしれないが、
画像素子の大型化とボディの小型化、ファインダーの大型化など、
究極の旅カメラや山カメラ、自分たちがこんなんあったらいいなと思うようなカメラを作って欲しいな。
Panasonic DC-TZ95の評価は、不満だらけだけど、しばらく使ってみようと思う。(特に画質)
まだまだ、面白い使い方ができるかもしれないからね。

DC-TZ95 vs SIGMA DP2 Merrill

Panasonic DC-TZ95の高倍率ズームを使ってDP2 Merrillの画質と同等にできるのか試してみた。

Panasonic DC-TZ95 RAW pixel 1/4
SIGMA DP2 Merrill pix 1X

光学ズームを活かして拡大撮影したDC-TZ95の画質とDP2 Merrillの等倍した画像がほぼ遜色ない出来となった。
色合いは、DC-TZ95の方がよく、凹凸のディテールはDP2 Merrillの方が優れているように感じた。

Panasonic DC-TZ95 RAW pixel 1/4の画角
SIGMA DP2 Merrill の画角 40mm

DC-TZ95でDP2 Merrillと同等の解像度で撮影するとしたら光学で16倍で撮影すると、ようやく同等な表現力となった。
Panasonic DC-TZ95を活用するには、高画質はあまり期待してはいけない。
DC-TZ95の発色は、比較的自然な色合いになるが、RAW撮影を使って、RAWデーターをサードパーティの現像ソフトを使うのが良いだろうと思う。
ノイズが気になるのは、空のようなベターとしたところに発生するので、ノイズフィルターを少し入れるのが良いと思います。

Panasonic DC-TZ95 RAW 24mm

焦点距離を24mm(35mm換算)で撮影したところをクロップしてみると、やはり小さなCMOSを使用したカメラだと分かってしまう。(下の写真)
RAWデーターをLuminar4を使ってノイズ除去や構造物をハッキリとしたりさせてある。
Luminar4はAIを使っているので、比較的簡単に写真を作り込むことができるが、反面、動作がもっさりしているので高性能のパソコンが必要だ!

Panasonic DC-TZ95 RAW 24mm pixl 1X

Panasonic DC-TZ95は、高画質は望めないが、比較的コンパクトでポケットに十分に入るサイズだし、デジタルズームを設定すれば35mm換算で設定の仕方では2010mmを写すことが可能だ。(ボケボケだけど)
ただ、実際の画像は、テレ端の720mmでは、思った画質にはならないが、何があるのか確認できるくらいはできるので、旅行には十分な能力を有しているのかな。(でも、不満はいっぱいあるが、)

高倍率コンパクト画像素子のコンパクトデジタルカメラは、今後も一定の需要はあると思います。
理想的には、リコーのGR3のようなコンパクトさと起動の速さに、望遠の画角があると面白いなと感じます。
GR3には、画素数の多い画像素子がついていてクロップというデジタル拡大のように撮影できるのですが、平野から山の写真を撮るような時には、役不足は否めないと感じました。
それよりもPanasonic DC-TZ95の光学拡大の方が、良かったですね。

PS

Panasonic DC-TZ95の画質は、明るいところでは、頑張っているなと感じますが、空に靄がかかったり、光量が減ったりすると、途端にノイジーな画質になってしまいます。
小さなCMOSと暗いレンズの組み合わせでは、高画質は難しいのだろうと予想できますね。
旅行カメラとしては、日本の湿度の高い気候では、空気の透明度が足りず、物足りない画質になるのだと思います。

2021/2現在の感想

撮影の設定を「iA」にする事にしました.
RAW の保存はできないようですが、jpg 画像で出力される画質は「P」よりも良いのではないかと思う.
撮影時にあれこれ考えるよりも、めんどくさがりの私は、カメラに任せて撮影した方が綺麗に写るのではないかと感じます.
光が十分に当たっている被写体の画質は、意外に良いし、高倍率ズームでなければ、普通に綺麗に写ります.
1/2.3型の 2030万画素 MOS でも、結構良い写真を作り出すことができますね.
風景写真では、iPhone X に負けましたが、接写では、レンズの性能よりも画素数が高い方が解像するみたいです.

2022/5 現在の感想

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

impression_lumix_tz95

記事の見出し番号

関連記事

最新記事

iframe

iframeを使って、他サイトをページに表示させることができます。

例)スクロール効果

スクロールの効果のサンプルページです。印象に残るページの参考にしていただけると良いですね。Elementorより。

Scroll Snap

WEBページでスクロールを所定の位置で一旦止まるように設定することができると可読性が上がりそう。

スクロール効果 横移動

ページをスクロールさせると画像が横方向に移動させる。注目させたり違和感を感じさせる時に使える。