macOSのためのターミナル操作
macOS の醍醐味はグラフィカルなユーザーインターフェースですが、文字だけでコンピューターを操作する CLI ( Command Line Interface ) も知っておくと便利です.
システムを終了 / 再起動する
halt / reboot
[ halt ] コマンドは、システムを終了させる.
どうコマンドは root ユーザーでしか実行できず、通常の管理者ユーザーで実行すると [ init プロセスが動作中 ] とエラーメッセージが表示されます.
ただし、[ halt ] コマンドをオプションなしで単独実行すると [ ] メニューの [ システム終了 ] とは異なり、他のログイン中のユーザーに対する警告メッセージや、MacOS上の保存していないファイルの保存ダイアログなどを表示することなく終了します.
基本的に、緊急停止などの必要がある場面でしようするもので、正常にシステムを終了させたい場合には使わない方が良い.
なお、同様に再起動したい場合は [ reboot ] コマンドを実行します.
-d クラッシュダンプを作成する
-n システムキャッシュの書き込みを抑制する
-q 後処理なしに緊急停止させる
システムを終了する
shutdowm
shutdown -f now 直ちにシステムを終了する
[ shutdown ] は、システムを終了させるコマンドで
root ユーザー以外は実行できない.
同コマンドは、 [ halt ] とは異なり、終了時間の指定などが可能で、実行時にはロルイン中のユーザーにシステムが終了する旨のメッセージが送信されます.
MacOS にローカルログインしている環境では使う必要性がないコマンドで、root ユーザーでリモートログイン ( SSH ) して、ネットワーク経由でシステムを終了させる場合などの特殊用途で使われる.
-f yymmddhhmm 指定した日時にシステムを終了する
-k 全ユーザーを強制的にログアウトしてシステムを終了する
-r システムを再起動する
実行中のシェルのプロセスを終了
exit
exit
現在実行中のシェルを終了させます.
ターミナルを単独のプロセスで使っている場合はターミナルのプロセスが終了し、これ以降コマンドを受け付けない状態になる.
ユーザーのログイン記録を閲覧
last
last yamada ユーザーYAMADAのログイン記録を表示
[ wtmp ] というログイン記録ファイル ( バイナリーファイル ) の情報を参照し、その内容を表示するためのコマンド.
wtmp にはユーザーごとに、ログイン開始時刻 / 狩猟時刻 / 使用端末 ( 通常は tty 、もしくは console ) / Rebdezvius 名 / ログイン日時 / ログアウト時刻 — の順にリスト表示可能です.
現在ログイン中のユーザーは、[ still logged in ] と表示される.
-n n行分だけ表示する
-f 特定の場所にあるwtmpファイルを指定する
-h 指定したホストの情報のみ表示する
-t 指定した端末の情報のみ表示する
現在ログイン中のユーザーの情報
w
w
[ w ] コマンドは、現在ログイン中のユーザーに関するアクティビティをしレベルものです.
実行すると、現在時刻 / 稼働日 / 稼働時間 / ログインユーザー数 / 平均負荷 を表示する.
-h 先頭行を非表示にする
-i アイドル時間の順に表示する
ユーザーの使用端末 / ログイン時刻
who
who
[ who ] コマンドを実行すると、現在ログイン中のユーザーがリスト表示され、使用端末名とログイン時刻がリストに表示されます.
誰がマシンやサーバーにログインしているのか、稼働状況はどうか、などを調べる際に使用されます.
-m カレントターミナルの情報のみ表示
-T ターミナルの状態を表示
-u アイドル時間を表示
-H リストに見出し行を付加する
-am i 自分の情報のみを表示する
現在のユーザー名を調べる
whoami
whoami
現在の自分自身のユーザー名 ( カレントユーザー名 ) を確認するためのコマンド.
単に、自分が今どのユーザーで作業をしているのかを調べる場合に使用します.