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インプレッサ GDB-F・オーリンズDFVにハイパコ

オーリンズDFVにアイバッハのコイルスプリングをセット

オーリンズDFVにフロント8kgf/mmリア6kgf/mmの標準のアイバッハのコイルスプリングをセットして使用していたが、どうしても乗り心地に不満があったので、コイルスプリングをハイパコのフロント8kgf/mm(HC65-08-0450)リア6.3kgf/mm(HC65-08-0350)に変更してみることにした。

交換はTMワークス

ショップでコイルスプリングの交換を車検整備と同時に行っていただいた。(私Pop karaieがハイパコスプリングを購入して取り付けていただいたショップは石川県小松市のTMワークスというところで、現在は石川県加賀市に新店舗になって段々メジャーになっていると聞く。)

ハイパコスプリングの性能を発揮させるためには、通常ヘルパースプリングを付けずに取り付けるか、ハイパコ社製の柔らかいヘルパースプリングを入れるのがお薦めのようだ。

インプレッサ用のオーリンズDFVは1kgf/mmのヘルパースプリングが取り付けられていて車高を下げてもスプリングが遊ばないようになっているが、今回はハイパコスプリングを装着するにあたりヘルパースプリング無しでスプリングが遊ばない範囲で車高を高めてセットした。

というのは、GDB-Fに装着できるオーリンズDFVは車高調整式で全長調整式ではないので、車高を変更するとプリロードが変化してしまうし、車高を下げるとスプリングが遊んでしまう可能性もある。

たぶん予想だが、車高を決めてから少しプリロードする分を足してスプリングの長さを決定した方が良いのかもしれないが。

交換後のインプレッション

ヘルパースプリング無しでハイパコスプリングをセットしてみると細かな路面からの振動が柔らかくなって乗り心地は良いと感じるが、ロールが大きいように感じる。
また、ロールした後の挙動の変化も大きく感じ、不安定な操縦性になってしまった。
ここからは、自分でセットアップすることにした。
まずは、減衰力を調整してみる。
不安定な挙動を安定させるために、前後とも最強の減衰力にセットしてみると、ある程度安定はするが、基本的な挙動変化はこれまでと変わらないので、根本的な部分を変更しないと駄目なようだ。
そこで、ハイパコの良さをスポイルする可能性があるが、ヘルパースプリングを入れてみて挙動の変化を見ることにした。
新たにハイパコ社製のヘルプスプリングを買うのも勿体無いので、オーリンズに付いていたヘルパースプリングをハイパコの上部に、つまり、アッパーマウント側に入れてみた。
さらに、車高はオーリンズ推奨値で最初はセットすることで、アイバッハとハイパコの違いを見ることにした。(でも、ショックアブソーバー自体は1.5万キロくらい走行しているので劣化が進んでいるので単純な比較は無理だけれど、基本的な特性はわかるだろう??)

ヘルパースプリングを入れる

コイルスプリングを入れ替えるには、ショックを取り外し、また、付けなければならないのでサスの交換と同じくらいの労力が必要だと思っていた。
まずは、車体をジャッキアップしてウマをかける。
タイヤホイールを外す。

フロントサスのスプリング交換(ヘルパースプリングを追加)

サスキットを取り外そうと思っていたが、もしかしたら、アッパーマウント側を外せばヘルパースプリングが入るのではと考えた。
車高調整用のリングを緩めてバネの上部にヘルパースプリングを入れるスペースを作る。

サス本体と繋がる中心のボルトを中心を六角レンチで固定しながらメガネレンチで緩める。
サスペンションのロアアームにジャッキをかませて置く。
また、左右のサスはスタビライザーで繋がれているので両方同時に取り外し作業を行わないとロアアームが下がらないので注意が必要だ。
ボルトが外れたら、かませたジャッキを操作しショック本体をアッパーマウントから外す。
次にピロアッパーマウントの3本のネジを緩め、タイヤハウス側から手で押さえながらネジを外してマウントも落とさないようにして取り外す。

車体アッパー部の穴を利用して、ヘルパーについていたアダプターとヘルパースプリング等をショック本体に取り付ける。
オーリンズの説明書では、ヘルパースプリングをバネの下側に付けるようになっているが、今回は面倒なので上側に取り付けることにした。
理論的にはデメリットはないと考えるし、また、アッパーにヘルパースプリングを入れてあるキットもあるので不具合は無いと思う。

ピロアッパーマウントを3本のボルトで取り付け、次にロアアームのジャッキを操作しながらネジの頭を穴に通すようにピロアッパーにショックのネジを通す。
この場合もスタビラーザーでつながっているため、左右両方同時に見なければならないので一人では大変だ。
できれば、応援を頼んだ方が良い。
自分は一人でこつこつと行ったけれど。
六角レンチとメガネレンチでショックをアッパーマウントに固定する。

車高調整リングを締めて、車高の調整を行う。車高を標準となるようにフロント39mm、リア44mmにセットして、タイヤホイールを取り付ける。

リヤサスのスプリング交換(ヘルパースプリングを追加)

リアも同様に行うが、リアはタイヤハウスが広いので、ピロアッパーマウントを車体から外さなくともタイヤハウス内からヘルパースプリングを入れることができた。
六角レンチとメガネレンチでピロアッパーマウントのショック本体を外すだけだが、リアはシートを外す手間があるので時間はフロントと同じくらいかかった。
リアもスタビライザーが左右のショックとつながっているので同時に外して同時に取り付ける必要がある。

減衰力は前後とも5段戻しで走行してみる。

ヘルパースプリングを入れてテスト走行

フロントの落ち着きはだいぶん良くなる。

コーナーの出口でのロールの戻りも安定して全体的なパフォーマンスも向上する。

さらに、「アイバッハ+ヘルパースプリングなし」で不快と感じていた低速の乗り心地も結構改善され普通のカローラのようになった(言い過ぎか)。

ロールはするが、DFVは荒れた路面でも跳ねずになめるように走るが、さらに一段上品にグリップ感が向上したように感じます。

だが、直線を走る時のハンドルの据わりが少し不安定な感じがする。

アライメントがトーアウトになっているのだろうか?

全体的な印象はだいぶん良くなってきた。
だが、ロールスピードが速く感じられるのと、ロールの量はアイバッハよりも多いように感じる。

また、ハンドルを切っていくと途中から急に切れていくように感じるので、ハンドル操作はゆっくりと回さないと怖い感じがする。

これもトーアウトの症状なのでアライメントを見直す必要があるようだ。

全体的に車高が高くなっているので、フロントのみ1cm程度下げた方が見た目は良くなるだろう。

さらに、快適にコーナーリングをするにはバネレートをフロント10~12kgf/mm、リアを8~10kgf/mmにした方が車体が安定するように思う。

また、全体的に減衰力が弱く感じるのは、もしかしてショックの劣化の可能性がある。

オーバーホールはもう少し煮詰めてから考えようと思う。

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