バイクのメッシュフィルターをインプレッサに適応できるか互換性検討
古くなってきた2005年製のインプレッサGDB-Fのオイル管理を これまでは、ディラーにお任せしていましたが、自分でオイル交換作業をすることにしました.
クルマ用のステンレスメッシュのオイルフィルターは、高価に感じるので、バイク用の比較的低価格な製品がクルマにも使えないか検討してみました.
バイクで使用しているオイルフィルターをクルマ（インプレッサGDB）でも使えるとオイルフィルターの選択肢は増えますね.
インプレッサのオイルフィルターの規格
クルマのオイルフィルターの種類は、本体サイズとネジのサイズが適合できれば良いみたいです.
下の図は、HKSのサイトから流用しました.（悪しからず）
留意する点は
- 本体のサイズとOリングサイズ
- オイルフィルターネジ径
の２点に注意すれば良いことになります.
ちなみに、インプレッサGDBの互換品は HKS ではTYPE1
- ネジのピッチは M20 P=1.5
- Φ68 Φ55.5以下 Oリングサイズ Φ56.5 -65
となるようです.
バイクのオイルフィルターの規格
一方、バイクのカートリッジタイプのオイルフィルターの種類をPCレーシングのオイルフィルター互換表で調べてみると４種類に分かれていました.
- PCS1 ボルト径 M20 x P1.5 H70.4mm パッキン外 62.4 フィルター外 68.6
- PCS2 ボルト径 M20 x P1.0 H70.7mm パッキン外 62.4 フィルター外 68.1
- PCS4 ボルト径 3/4 ” UNF H77.7mm パッキン外 69.4 フィルター外 73.9
- PCS5 ボルト径 M16 x P1.5 H78.2mm パッキン外 69.6 フィルター外 74.0
に分類されるようです.
ただし、バイクのフィルターの規格はこれ以外にもあるかもしれません.
PCレーシングのFLO オイルフィルターと互換性がありそうなボルト径とサイズを考えてみる
インプレッサ オイルフィルターの互換性
HKSのオイルフィルターでインプレッサGDBに対応するのは
TYPE1 ネジのピッチは M20 P=1.5 Oリングサイズ Φ56.5 -65 Φ68 Φ55.5以下
PCレーシング オイルフィルター互換表で適合しそうな種類はネジのピッチの合う
- PCS1 ボルト径 M20 x P1.5 パッキン外 62.4 フィルター外 68.6
ただし、
本体の高さ
- HKS TYPE1 –> H65mm
- PCレーシング PCS1 –> H70.4mm
に注意する必要がありますがインプレッサのEJ20のオイルフィルターの高さ方向の余裕があるので問題はないです.
PCレーシングのFLO PCS1を購入して検証
インプレッサ GDB と互換のありそうなPCレーシングのFLO オイルフィルターの型式は PCS1 なので購入して検討しました.
ステンレスメッシュを使ったオイルフィルター PCレーシング FLO オイルフィルターは、バイクでは使用しているが、クルマにも同様の製品がないか調べてみたが、まだ、一般的ではなく、あっても高価な製品でした.
バイク用のステンレスメッシュを使ったオイルフィルターの価格も上昇してきているのだが、まだ、少し安価で手に入るので、実際に購入して取り付けてみることにしました.
価格は 2022/10現在で約2万円前後でした.
「高い！」
心の声ですが、
エンジンオイルの交換でオイルパンから抜いて交換する場合、毎回オイルフィルターの洗浄ができるので、クルマの健康状態の管理には良いなと思います
中のフィルター部分を取り出すには、本体の中方向に抑えながら 1/3 回転させるとバネの力で持ち上がります.
かんじんかなめのステンレスメッシュフィルターを傷つけないように取り出すと、奥にバネが入っています.
フィルターのパーツにネジ穴があるので、クルマにフィルター本体を取り付ける時に、本体を強く抑えるとバネが縮んで空回りすることになります.
注意しましょう.
FLO Oil Filters箱の英文の説明を日本語に
stainless steel re-useable oil filter
ステンレス製の再利用可能なオイルフィルタ
FLO Oil Filtersの特徴
1.consistet filtering across the entlire surfave and a flow rate nearly 7 times greater than paper filters.
2.magnetic pre-filtering
3.bilett aluminum fiter case doubles as an oil cooler
4.progressive rate bypass combined with hight flow characterislics og the filter media avoids unfilterd oil byjpassing the filter during cold startup and high rpm
5.drilled wrench nut allows for easy removal and safety wire required at most race tracks
1. サーフ全体を均一にろ過し、紙フィルターの約 7 倍の流量を実現します。（オイルの循環抵抗が減るかな）
2.磁気プレフィルタリング（強力な磁力で鉄粉等の磁性体を吸着します）
3.ビレットアルミフィッターケースはオイルクーラーを兼ねる（ビレットは押出成形）
4.フィルターメディアの高流量特性と組み合わせたプログレッシブレートバイパスにより、コールドスタート時および高回転時にフィルターをバイパスする未濾過オイルが回避されます.（もしもの場合の安全装置）
5.ドリルレンチナットにより、ほとんどのレーストラックで必要な簡単な取り外しと安全ワイヤーが可能になります（フィルターレンチ不要で過酷なレースではワイヤリングでフィルターが緩むのを防止できます、めっちゃ便利です）.
装着方法
installation
oil rubber gasket slightlly ( extra gasket is included )
clian sealing area
touque the filter to 20-25 ft lbs
start engine and check for leaks
make sure the three filter element ears are fully engagde in he housing notches ( as the filter lightens on the engine. any play will be eliminated).
インストール・装着
オイルゴムパッキン少々（予備パッキン同梱）軽くゴム部分にエンジンオイルを塗る
クリーンシーリングエリア
フィルターを 20 ～ 25 フィート ポンドに引き締めます ( 27 -34 N-m )
エンジンを始動し、漏れがないか確認します
フィルター エレメントの3 つの耳がハウジングのノッチに完全にはめ込まれていることを確認します (フィルターがエンジン上で軽くなるため、遊びがなくなります)。
フィルターとアルミケースが外れないように回転させて締めていくときに、ケースを強く押さえつけないように気を付けるのがコツですね.
ハウジングからフィルターを取り外す方法
turn lock instructions
push the filter element straight down and then turn 1/3 to the lelt.
when the 3 ears of the filter element are lined up with the 3 slots in the filter housing if should spring up.
clean the stainless steel filter element, spring and housing with solvent, kerosene, contact / brake cleaner or any degreasing agent even common dish soap and water flush into a light colored container if inspection og trapped debris is desired. Lightly blow air through the filter from the inside out to remove any remaining particles or cleaning agent.
ターンロックの説明
フィルターエレメントを真下に押し込み、1/3 回転させます。
フィルタ エレメントの 3 つの耳がフィルタ ハウジングの 3 つのスロットと一列に並ぶと、跳ね上がるはずです。
ステンレス スチール フィルター エレメント、スプリング、およびハウジングを、溶剤、灯油、接点/ブレーキ クリーナー、または脱脂剤で洗浄します。 フィルターの内側から外側に向かって軽く空気を吹き込み、残っている粒子や洗浄剤を取り除きます。
フィルター内の圧力が高まるとオイルがバイパスする機構
ステンレスメッシュフィルターの中心の頭側には鉄球がバネで抑える構造があります。
フィルターカートリッジ内のオイルの圧力が上がるとフィルターをバイパスしてオイルがエンジンに戻る仕組みようです。
普通のカートリッジ式のオイルフィルターにも、フィルターが目詰まりしてもオイルを循環させる仕組みが備わっているので、同じです。
リリーフバルブというのかな.
EJ20に取り付け
次回は、インプレッサWRX STI GDB-F エンジン EJ20（EJ207）にFLO ステンメッシュオイルフィルターと取り付けて、検証します。
