タイヤをダンロップTT900GPに交換してから、初めて軽くワインディングロードを走ってみた。
操縦性でこれまでと最も異なるところは、曲がる時に軽くバンクできるところと、コーナーで深く倒し込んでもしっかりとグリップし不安な気持ちにさせないところだ。
サスペンションがへたってバイクの安定度が足りないのかと思っていたが、タイヤの劣化が操縦性に大きく影響していたようだ。
タイヤのゴムがしなやかに路面の凸凹を吸収し、劣化したタイヤの時は跳ねてしまう道路の段差でもダンロップTT900GPでは、小さな跳ねでおさまる。
1時間くらいのツーリングだったのと早朝に雨だ降ったので所々路面が濡れていたので、正確なインプレッションは難しいけれど、濡れた路面では、グリップは大幅に低下するように感じる。
倒し込みの軽さは、S字コーナーのような切り返しはこれまでとはずいぶんと良くなった。
ヘアピンコーナーのような回り込むコーナーは、コーナーのクリップあたりでもうひと寝かせが可能になった(この場合は、コーナーのアプローチで失敗している可能性が高いけど)。
もっとじっくりと走りこんでみないと正確なことは明言できないけれど、ドライ路面でのグリップ力はこれまでのタイヤと比べると比較にならないくらいに高い。
軽く慣らしのような走りだったので、そんなに深くバンクしていないけれど、バンクさせたときの安定感はある。
写真はリアタイヤを写してみたのだけど、まだタイヤのトレッドの端っこまで(あと5mmくらい)使われていない。
PS.また、後日軽く峠を走ってみた。
ブリジストンからダンロップのタイヤに変更したのだが、古いタイヤと新しいタイヤを比べる方がおかしいことだが、通常スピードでのフィーリングを比べてみた。
これは、タイヤの形状によるところが大きいのだと思うけれど、ブリジストンはバンクの始めからある程度のバンクまでは非常に素直でリニアな感じがする。
対するダンロップは始めから軽くバンクさせる事ができるが、途中から安定性が増すようなセッティングである。
好みとしてはダンロップだけど、緩やかなS字カーブで気持ちよく走れるのはブリジストンで狙ったラインをトレースできる。
ダンロップは絶対的なグリップの高さをコーナーで効果的に使えるような形状なので、思っているラインを正確に乗せるには慣れが必要だ。
先のわかっている道路ではダンロップの方が楽しめるのかもしれない。

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