阿多岐林道

岐阜県道316号線(阿多岐ダム)から阿多岐川を渡るヘアピンカーブを越えてすぐ右手に阿多岐林道の表示があります。(上の写真)

阿多岐林道の路面は、舗装が割れていてオンロードバイクでは厳しい感じがありました。
また、縦に割れているところは、バイクには転倒を誘発させる路面と言えるかもしれません。
少し登ると舗装された広い場所がありました。

湧き水があって、天候が良ければ野宿にはよいかもしれません。
鷲見林道
この先に分岐があって、右に行ってみます。
看板の文字はよく読めませんでした。

ここからは砂利道となり、坂の急なところでは、路面が削られて一般車の走行は厳しい状態になっていきます。
少し登って降りるような感じでみ舗装路が続きます。
また、法面が崩れて落石が道路に落ちていました。
林道の途中で見え隠れする景色は良いので、救われます。
分岐の右に降りて行く方向は地図で確認すると白鳥町六ノ里に行くようです。
今回は、通っていません。

比較的新しい、砂利道を左に折れて進みます。

砂利道を少し進むと、「あれ!」突き当たりでした。
道路の脇から先の様子を覗いてみると十メートル先には、反対からの道路が作られているようでした。
下の航空写真を反対側の道路が見えますね。
途中の分岐もわかりますね。

阿多岐川の分岐あたりまで戻って、反対側、北側の散策です。
高度を上げながらオフロードを走っていきます。
前の山に邪魔されますが、白山連邦が望めます。
いいねぇ!
この先のコンクリートで固めた法面が壊れて、道路に横たわっていました。
崩れた法面には、固定する釘のようなものが上を向いています。(この上を通ってパンクさせたら大変です)
この瓦礫の上を通るのは避けたいですね。
崖のすぐ横に少しスペースがあったので、通り抜けることができましたが。
崖から落ちないように、バイクをおしならが通り抜けました。

こちらも、しばらく進むと行き止まりでした。(下の写真)
この先にも反対側から道路の工事が進行しているのが見えました。

ここまで通ってきた道路の様子をみると、結構急な斜面に道路が造られていますね。
風景は良いですね。

下の地図の下側(南側)の❌まで探査したところです。
地図上には反対側の道路が来ているのがわかります。
ここまできたら、対面の工事中のところまで行くことを考えました。

白尾〜鷲見林道
阿多岐林道の入り口まで戻ってやまびこロードから452号線に入って次の林道を目指しました。
県道316ー321号線はやまびこロードと呼ばれています。
適度なワインディングと整備された路面で気持ちよく走行できました。
鷲ヶ岳立石キャンプ場の入り口に白尾〜鷲見林道と鷲ヶ岳の登山道の案内がありました。

入り口は舗装路ですが、しばらく走ると路面は荒れた砂利となります。
走行には十分に注意が必要です。
砂利道の途中で道路の岩の上のカモシカに見送られました。
写真の左上あたりです。

荒れた砂利道を登って行くと、広い広場があって、さらに進むと一ぷく平という視界が開けたところにでます。
下の地図の通り、鷲ヶ岳の登山口があるので、車高のある車ならば何とか通れるのかもしれません。
❌のところに登山道の入り口がありました。

一ぷく平という眺めの良いところがありました。(標高1460メートル)
ここに細道がありますが、少し進むと車で上がれる道があって社が祀ってあります。
ここの細道が本来の登山道の入り口だろうか。

白山連峰の山並みが綺麗に見えます。(一ぷく平あたり)
福井県側の山並みも同様に綺麗ですね。
ここから登山する方法もありますが、この先の登山道と新しく作ったと思われる林道が共用されているので、先の林道から直接登山道に入った方が、楽に上がれるかもしれません。
ただし、駐車スペースは限られていますが。

林道から直接登山道がありました。
この先は工事中で、立ち入り禁止の看板がありました。
鷲ヶ岳周辺林道の感想
林道白尾鷲見線の全線開通は数年後に実現するかもしれません。(2021/6)
標高が高いので、晴れた日は気持ちよく、白山連峰が見渡せるので、おすすめです。
今のところ、路面はよくないので、オフロードバイクや軽トラ、ジムニーなどのオフに強い乗り物で行くのが良いと思います。
オフローダーには物足りないかもしれませんが、景色が良いので個人的には好きな林道ですね。
鷲ヶ岳
第四紀前期の120万-107万年前ごろに形成された古い火山で、現在は浸食が進み火山の原型は残っていない。
古生代から新生代の地層を基盤とし、それを新規安山岩が覆っている。
ひるがの高原の南東に位置する。
山頂部はクマザサで覆われている。山岳リゾートとして開発され、西斜面にはスキー場、ゴルフ場があり、ニューパークひるが野には別荘地があり避暑地となっている。西山腹の鷲ヶ岳スキー場には、ボーリングによる鷲ヶ岳温泉の施設がある。wikipediaより
山名の由来
山名の由来は、「1221年(承久3年)7月に藤原(鷲見)頼保が勅命によって、この近くに棲む大鷲2羽を退治して献上した」(鷲見大鑑)という伝説による。
以後この雲ヶ峰が鷲ヶ岳がと呼ばれるようになったとされている。
山麓には、高鷲町、鷲見川、鷲見、向鷲見、大鷲などの「鷲」を冠する地名が多い。wikipediaより


今回通った全ルートです。
鷲ヶ岳付近を通る林道が全て貫通すると、見晴らしの良い林道になると思います。
楽しみですね。