林道袴腰線と旧304号線

林道袴腰(はかまごし)線と旧国道304号線富山県南砺市

富山県南砺市にある国道304号線の五箇山トンネルの富山県側の入口には、旧304号線の険しいバス路線のあった道路が存在する。

旧304号線は、細尾峠で細尾トンネルを抜けてたいらスキー場を越えていく道路みたいだ。
細尾峠をそのまま進むと、林道袴腰線となる

旧304号線に行くには、五箇山トンネルの入り口付近の右側の空き地スペースに入る。
空き地スペースに入って、はじめて、わかりづらいが、細い道路が続いているのが理解できる。

道路の左側は、絶壁の壁、谷側は、深い谷底の、結構険しい道路です。
この狭い谷底に落ちたら助かりそうにない道路に五箇山トンネルが完成するまで路線バスが走っていたなんて、すごいですね。
舗装路なので、細尾トンネルまでは一般車両でも走れる状態でした。（2020年10月現在）
路面には、濡れた箇所や落石がありますから、十分に注意することが必要です。
道路の途中から谷の開けたところから、城端の街並みが見えます。

細尾峠付近ですが、現在は、細尾トンネルがありますので、ほとんどたいらな道路です。
下の写真には立ち入り禁止の札がありますが、すぐ近くの壁が崩れた後の修理のためでしょうか。

ここからトンネルを抜けていくと比較的なだらかな道路を通って、たいらスキー場を超えて、国道304号線の梨谷大橋展望台あたりにつながっています。
3年前に通った記憶があります。

林道は、真っ直ぐに進みます。
ここからは、舗装路が途切れてオフロードとなります。
どうも、ここからが林道袴腰線(りんどうはかまごしせん)のようです。

路面はオフロードですが、車高の低い一般車では、底をすりますが、オフロードバイクや、ジムニーだと軽々と通過可能だと思います。(2020/10)
路面の段差はあったように記憶していますが、印象に残っていないだけかもしれません。
自己責任で通ってください。

オフロードが舗装路に変わって、少し広くなります。
ここが袴腰山の登山口です。
天候が良かったのですが、平日だったので駐車スペースには一台の乗用車のみでした。

ここから舗装林道を下っていきますが、険しい壁に張り付いた道路なので、遮る木々が少ないので、遠くまで見渡せます。
晴れていれば、とても気持ちの良い道路です。

山の裾まで降りてきたところです。

林道袴腰線の終点です。
すぐ近くに民家がありました。

林道袴腰線の終点は、こんな感じでした。
ゲートはありませんでした。

少し降りていくと、橋の近くに自然歩道の案内がありました。
ここでお終いですね。

実は横の青色の標識が気になっていました。
綺麗な道路だったので、行ってみたのですが、数百メートル進んだところで急な行き止まりでした。
立派な看板なので、もう少し高台まで続いていると期待したのですが。

この看板、どこかでみたような感じがありました。
地元の方ならば、土地感と地名でわかるのでしょうが、バイクに乗っている時は、道に迷った時くらいしか地図を確かめないので、あれ？どこかでみた地名に似ているなと思っただけでした。

この看板は、刀利ダムからブナオ峠に向かう富山県道54号線から林道に分岐するところの標識によく似ているではありませんか。

公団幹線林道、緑資源幹線林道と名前は違いますが、

調べてみると、この２つの看板の間の山に林道を作る計画があったそうですが、ダメになったようです。
個人的には、石川県から五箇山や白川村に行くには、ホワイト道路（旧白山スーパー林道）を通れば良いのですが、２輪車は通行できません。
福井県の九頭竜ダム国道158号線から回るか、金沢経由、医王山を越えて南砺市城端で304号線から南下するかとカーナビでは案内されます。
あとひとつ、富山県道54号線（福光上平線）を通って西赤尾に出れるとまだ良いのですが、ブナオ峠よりも城端側が通行止め（ほぼ廃道）ですね。