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林道塚線

高倉峠と林道塚線

岐阜県と福井県を高倉峠で繋ぐ林道 塚線は、年間6ヶ月しか通行できない舗装路. 路肩の崩壊 落石に注意. おすすめは紅葉シーズン.

林道塚線は通行止めの可能性の高い林道 岐阜と福井を繋ぐ

林道塚線(りんどうつかせん)は福井県南条郡南越前町(旧今庄町)と岐阜県揖斐郡揖斐川町(旧徳山村)を結ぶ林道である。
概要
起点:福井県南条郡南越前町瀬戸
終点:岐阜県揖斐郡揖斐川町塚
福井県南条郡南越前町から岐阜県に入ることの出来る唯一の道であり、福井県と岐阜県を繋ぐ道路の中で最も西にある舗装道路となっている。終点附近は林道冠山線と重複しており、終点で国道417号岐阜県側の端点に接続している。
2008年に竣工した徳山ダムにより、一部区間がダム湖(徳山湖)に水没するため、道路の付け替えが行われた。
道路状況
南越前町(旧今庄町)側に数100mのダートを残すものの、他は全区間においてアスファルト舗装が完了している。さらに県境の高倉峠は大変見晴らしが良く、道路路線地図でも取り上げられているため、ここを目的としたツーリングやドライブをする人の姿が多く見られる林道である。

 

wikipediaより

冬期間は通行止めです。
11月中旬から翌年6月始めくらいまで、(半年間くらい通れないじゃないか)
管理自治体のホームページで要確認しよう。福井県の主要な林道における通行状況 岐阜県未知の情報

林道塚線は岐阜県の徳山湖あたりから福井県南越前市を高倉峠(こうくらとうげ)を越える旧道、林道のようです。

Googleマップで表示してみます(北側に酷道で有名な157号線が走っています。結構近いなぁ)

林道塚線は福井県側は南条郡南越前町瀬戸の国道476号線から少し入ったところを起点とし高倉峠の県境を超えて才の沢峠で林道冠山線に合流し共有区間として徳山湖の国道417号線と接続する点が終点のようです。(知らない住所ほど、読みづらいものはない、要するに福井県と岐阜県を峠を越えてつなぐ道です)

林道塚線の印象は

岐阜県側から高倉峠に向かって揖斐川沿いを緩やかに登っていますが、福井県側(南越前市)からは峠近くでは急な崖に道路が通っているので、見晴らしの良い区間があります。(見晴らしが良いということは、崖の上ということだ。)
県境の線の交わるところが高倉峠です。(福井県側は見晴らしが良く、晴れていれば遠くのやまなみが綺麗に見えます、峠には何もないけどね!)

2020/11/18林道冠山線の才の沢峠から林道塚線に入った

2020/6ごろは、林道塚線は通行止め(下の写真)となっていたので、久しぶりの高倉峠です。
(看板の表示には5/20までだったので工事期間は終わっていたのかもしれませんが、立ち入り禁止のテープが張ってありました。どうなってんねん!)


福井県から国道417号線を通って林道冠山線に入り冠山峠を越えて才の沢峠の三叉路にきました。
今回は注意書きのみでした。(大手を振って通れます)

林道塚線は、岐阜県側からは高倉峠に向かって緩やかな登り勾配となっています。(峠に行くのだから登りは常識じゃない)
所々で冠山が見えるところが素敵ですね。(後ろ向きで走れんぞ、ちゃんと止まってから見てね)

2020/11の路面は良好で、小さな石や岩、落ち葉や少し濡れたところはありますが、道幅が狭いところがありますが、普通車でも楽々走れるのではないかと思います。(結構ちゃんと整備されているよ、ビックリ)

木々の紅葉は過ぎた感じですね。
もう2週間くらい早く来ないとダメだったかな、この日は気温は20度近くまで上がったので、ポカポカ陽気でした。(でも、ここの林道、なぜか好きですね。)

高倉峠

お決まりのショットです
バイクは愛車CRF250ラリーです。(自分ではかっこいいと思っているが、他人から見たらヘンテコなバイクかもしれません)
荷物は、飲み食い物と衣類カッパそして修理道具くらいの軽装です。

高倉峠(こうくらとうげ)と読むようです。(最初来たときは、たかくら峠だと思っていました)

高倉峠の少し高いところに登って撮影してみました。
山々の重なり方がいい感じで見えますね。福井県側の山々ですね。

高倉峠から少し福井県側に降りて行きます。
こちらの眺めは、遠くの山々が神々しく感じられます。
めっちゃ気持ちいい!ただそれだけですね。

林道塚線の道路の路面は福井県側もよく整備されているように思います。(何年か前より綺麗になっているので、近年に整備したのだろうと思います)
日差しが傾いているので、午後3時前後でしょうか。(そういえば、最初にこの道路を通った時にリアタイヤが鋭い岩でパンクしました。チューブレスタイヤだったけど、修理道具を一切持っていなかったので、空気があるうちに下山して、途中からタイヤがつぶれてしまったので時速20kmくらいでガソリンスタンドまで行ったことを思い出しました。)

だいぶん下ったところで日差しが山で遮られましたが、それでも晩秋の雰囲気です。
道路の落ち葉が、秋から冬への変化を感じさせてくれます。(高度が下がると紅葉が見られました)

林道塚線の起点の標柱です。(福井県南条郡南越前町瀬戸)
正式名称は、広域基幹林道 塚 線なんですね。

国道476号線からみた南越前町瀬戸の風景です。
蓮如上人旧跡、伊藤氏庭園があるようです。(由緒正しい山村に感じました、何んじゃそれ)

2020/11/19福井県南条郡南越前町瀬戸から岐阜県才の沢峠の林道塚線へ

翌日は先日の反対のルートを行きます。(違う写真を撮るのに逆方向で進みます)
まずは、林道塚線の起点の標柱から

ここの谷の名称は藤倉谷というのでしょうか。
国有林になっていますね。(やはり国家予算でないとこの道は自然に返ってしまいますね)

天候は雲が多いですが晴れて、暖かいです。
このあたりでも紅葉は最終段階な感じですが、十分に色とりどりの葉っぱが目を楽しませてくれます。(紅葉はここまででした)

道の上の方に高倉峠が見えています。(写真では右の隅に)
ススキの帆が太陽光線に輝いて見えますが、山の色はモノトーンに近づいて見えますね。(標高が高いところでは紅葉の時期は過ぎていました)

高倉峠です。(本当に殺風景で、一人でいると寂しくなりますが、それもまた良いですね)
ススキの向こう側の緑は笹の葉ですね(本当は上まで登ってみたいけど)

高倉峠をこえて岐阜県側に入りました。(完璧に冬の装いです)
左側の山の斜面に作られたトラバース林道を行きます。
後から知りますが、中央の山が「ぎふ百山の釈迦嶺(しゃかりょう)1175m」でしょうか。(ハート型にえぐれているところがチャーミングですね)

走行している時は、路肩の植物等で谷が見えづらく、対面の山が近いせいか、あまり高さを感じませんが、結構な高さのある崖上の道路を走行しています。(落ちないように!)

ここが、「うそ越え峠」です。(平坦な道(少し下り坂ですが)を走ってきたので全く峠感はない)
後から詳しく書きますので、ここの説明はスルーします。

ここの斜面は、崩れ落ちた形跡がまだ、残っていました。(工事の途中のようです)
2020年春の通行止めの原因となったところかもしれません。
法面が崩れたのか、道路が崩落したのかは、不明でしたが、路上から覗くと谷は結構深いですね。(山の道路は、直さないと自然に返って行きますね)

橋の欄干がひしゃげて錆びています。(欄干は不必要かもね)
山の形で山の名前がわかれば良いのだけど、まあ、絵面的には良いかな

道の向こうに冠山が見えます。
ススキと絶妙にカーブした道路と横から迫る法面と反対側の山の感じが素敵です。(勝手な思い込みですが)

道路の路肩が崩れています。(4輪だとちょっと緊張しますね。バイクだとノープロブレム)
冬が明けて、開通になっても、この場所に道路は残っているのだろうか?心配になりますね(この林道は冬期通行止めです)
来年走れるとは限らない林道なので、走れる時に走りましょう。
今回の林道塚線は、途中の林道冠山線に合流して冠山峠から福井県側に下りて国道417号線から帰宅しました。

林道塚線の「うそ越え峠」の謎

Googleマップを眺めていて、林道塚線の岐阜県側、高倉峠と才の沢峠の間の谷ぞいの道路に「うそ越え峠」というところがあるのを発見しました。(何で「うそ」嘘、ウソ、なのか?)

うそ越え峠の航空写真である。
航空写真では林道塚線の川の反対の山裾に何か通った跡が残っているのを見つけました。(旧道があるのだろうか)
そして、反対側に行く橋はなかったのに、どうやって川の反対側に行けるのだろうか?(素朴な疑問)

川(薄い水色)が通っているところがわかる地図を見てみると、右と左の川が離れているではないか。(書き忘れたのだろうか)

3Dの地図にしてみるとうそ越え峠の大地(?)が盛り上がっており、ここで河川が途切れているのだ。(地図だとよくわからなかった)

大きな河川の地図を表示してみると、うそ越え峠で川の流れが反対に流れているようである。
ようやく、うそ越え峠の名称の由来がわかってきた。(理解するのが遅すぎるだろう、自分につっこむ)
昔の人が、岐阜側から才の沢峠から川沿いに登ってきて、川が途切れたところを登ってやっと峠(うそ越え峠)を越えたぞ!と叫んで喜んだ。(想像です)
峠を越えたので福井側に向かって小さな川沿いを降りていく。(もう、川を降っていけば福井の平野につながっているぞぉ)
福井の池田町にいくにはもう一度川沿いを登らなければならないのだが、一度峠を越えたので、川沿いに下っていくと同じ揖斐川にたどり着いて、自分の岐阜県側の村に着いてしまった。
あの峠(うそ越え峠)を越えたのは「うそ」だったのか、「騙された」
そうして、その峠は「うそ越え峠」と命名されたのだろう。
これは私の想像ですので、鵜呑みにしないでくださいね。

うそ越え峠から見た冠山(?)です。
この場所の道路は比較的広く、道路の脇の草の生えていないスペースがしっかりと確保されています。
車の駐車場か何か?(車が数台とめることができるように草刈りしてあるのだ。)
峠らしく、もっと路肩の草を刈ってしまえば峠感がでるのかもしれません。(誰が刈るんだよ)

道路の壁の反対側(川があるはずの方向)は盛り上がっていて、その脇に藪が生えていますが、獣道のような空間が見えました。(写真では見えませんが)
珍しく、人が捨てたゴミが少し見られました。(何者かがなんらかの時間を過ごした証拠です)
写真の左隅に白いものが落ちています。

どうやら立て看板があったようです。(倒れて金属の看板は錆びて所々しか読めません)
登山の注意書きのような感じですが、よく読めませんでした。
ということは、この「うそ越え峠」を渡って、隣の山に登れるようになっていた?
さらに調べてみると、岐阜百山の釈迦嶺(しゃかりょう)1175mに繋がるようです。
登山道を整備する人がいなくなったのですね。(全く登山口感がないですね)
登った人の記事を見ると、薮や笹などの植物とぬかるみに苦戦しているようです。
やっと合点できました。インターネットの情報力はすごいですね!
でも「峠」の漢字の意味をよく考えたら、分かりますね。
昔の人が通っていた道路では峠と感じられたかもしれませんが、現在の道路は新しく作られたもので、峠を全く感じないルートを通っているからですね。

林道塚線の魅力は

高倉峠から福井県に降りる道路からの眺めは、最高ですね。
峠付近から高台に登れると良いのですが、藪漕ぎするのは遠慮したいし、
岐阜県側は、プライベート林道のような、どの方向を眺めても隣の山が近い感じがあるのに、南面の道路なので晴れていればとても明るい感じがする。
そして、ほとんど誰にも会わないところですね。
特に、紅葉の季節が狙い目かもしれません。

高倉峠から福井方面

上の写真の右隅に風吹峠(林道今庄池田線)が写っていました。

帰りの途中で空を見上げると、夕日にクロスした飛行機雲が・・・・・

眺めの良い比較的近い3つの林道、冠山線、塚線、今庄池田線のGoogleマップ

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2件のフィードバック

  1. ポップカライエさん
    初めまして
    岐阜市在住の小野といいます。
    林道塚線のレポを拝見いたしまして感動してコメントいたしました。
    私もバイク(Hondaゼルビス)に乗っていまして3年前に釈迦嶺に登った時に高倉峠までは行ったのですがその先のことが気になっていたのです。
    ポップカライエさんのこのレポで福井県側に抜けてみたくなりました。
    これからもマニアックな峠などの紹介をしていただけることを期待しております。
    よろしくお願いいたします。

    1. はじめまして、小野さんコメントありがとうございます。
      釈迦嶺に登られたのですね。
      すごいですね!
      林道塚線も林道冠線同様、半年間は通行できないのが残念ですね。
      林道塚線の福井県側も素敵ですよ。
      行ってみたいところはたくさんあるのですが、今、新型コロナウイルスの影響で、近くの林道を散策するだけになっております。
      グスン!

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