中古のヨシムラのマフラーを復活させるために、傷んでいたカーボンサイレンサーの部分をきれいにしたいと考えた。 また、排気の出口はアルミなので鏡面化してカーボンの部分と同時にクリアー塗装する事で見栄えを良くしたい。 まずは、カーボン部分をスポンジ状のディスクを使って軽く研磨する。 表面の汚れや段差、傷を軽く修正するくらいでカーボンに達しないように注意。 |
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排気の出口はアルミ製で300番のディスクで大まかな凹凸を平らにしてからオフセットサイザルで表面を平にし、フェルトと青棒で鏡面化した。 完全な鏡面にはならないけれど、我慢できる程度にはなったと思う。 ここも後でクリア塗装する。 |
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サイレンサーに取り付けてあるヨシムラのエンブレムが汚れて浮き上がって一部めくり上がったて凸凹になっていた。 銅製のようで軽量のためかずいぶんと薄い。 ディスクサンダーでサイレンサーを研磨する時にエンブレムを巻き込んで余計にみすぼらしくなった事は、内緒です。 浮き上がったエンブレムは取り付けたままでは直せないので、エンブレムの裏に接着剤を着けて浮き上がった部分を修正した。 |
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塗料は2液タイプのウレタン塗料で、2,600円とたいへん高価な缶スプレーである。 また、一度使うと使い切る必要があるので、非常に不経済であるが、カーボンにはアクリル系の塗料はすぐに剥がれてしまうと言われているので仕方がない。 さらに、ウレタン塗装でも、2年くらいで艶が無くなるとネットで調べると書いてある。 |
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簡単にマスキングを行い、ウレタン塗装をおこなった。塗装が厚く塗られるように何回も繰り返して塗ったけれど、少し垂れてしまった。下の写真はクリア塗装をした後に撮影したので艶がある。 |
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艶は出たが、カーボンの褪せた色はごまかせない。 また、表面が凸凹しているのでツルッとした仕上がりにはならない。 |
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このウレタンクリアのスプレー缶は、塗る10分前に缶の底の突き出た棒を押し込み、塗る前に良く缶を振ってから塗り始める必要がある。 また、12時間以内に使い切らないと、缶の中で塗料が固まってしまうと説明には書いてあった。 しかし、値段が高いだけあって、塗り心地は悪くないし、艶や透明度は良いので次も同じウレタンクリアにしようと考えている。<追加情報> 一年後ヨシムラのマフラーはサイレンサーの途中に隔壁を設けてあり、隔壁の部分が高温となるので、部分的に焼けてしまう傾向があるようだ。 したがって、クリアー塗装も耐熱でないとダメか? でもカーボンが最初から変色していたのでハッキリとは断定はできないが。 |
