キャブレターのセッティングを標準にセットして、エンジンの調子を見るために家から半径30キロくらいの範囲で3時間ぐらい走り回った。
クルマの通りの少ない、舗装された林道を中心に走り回ってみた。
エンジンの始動はチョークを引いてセル一発で目覚める。
エンジンを温めながら、ライディングシューズ、ヘルメット、グローブを身に付ける。
さーて、出かけるか。
天気がよいので少し暑いくらいのコンディション。
まずは、いつも走っている山に向かって、バイクのコンディションを確認しながら走る。
調整前より3000~6000回転くらいのトルクは高く、アクセルのつきも良くなった。
昨年までは、峠を走るときは7000回転以上をキープして走っていたけれど、現在は5000回転くらいでもアクセルに回転がついてくるので楽に走ることができる。
反面、9000回転くらいの高回転域は、やはりレスポンスが悪くなったと感じる。
ガゾリンも空気も高回転では足りない感じがする。
また、昨年まではほとんどアクセル全開で走っていたので右手のアクセルを握り直して全開にしないと手首が窮屈に感じていたが、現在ではアクセルを全開にしている時間が短くなったのでそんなに不都合と感じなくなった。アクセルの全開までの角度がもっと小さく軽いのが好みだけど、だいぶん慣れてきたのかもしれない。
タイヤのグリップはボロいタイヤの割には結構グリップするなと感心している。
さすが、ブリジストンのバトラックス(?)だ。
もう少し乗ってから、新品に交換する予定だけど、溝はまだまだ充分に残っているので勿体無い。
コーナーリングは、色々と試しているけど、自由度が高いので思っているラインに簡単にのせることが可能だ。
まだまだ、限界ギリギリではないけれど、ブレーキを引きずりながらアプローチしたり、ハンドルをこじりながら倒しこんだりと、さまざまなことを試してみたけれど、融通が利くなと感心した。
走ったコースがほとんど林道のような低速のブラインドコーナーが多いので安全マージンを充分に確保した走りだけど。
そして、平らなコースでは、結構決まったライディングポジションもタイトコーナーの続く下りのコーナーでは、知らず知らずのうちにハンドルに体重が乗ってアンダーステアを出すことが何回かあった。
自分の身長が168cmなのでグースの純正のポジションは、やはりハンドルが遠くに感じる。
もう少し手前で2グリップ程度高い方が、操作しやすいのではと。
また、シートは表面が硬いのでお尻が滑るし、落ち着かない。
フロントサスは、ブレーキングで簡単にフルボトムしてしまうので、フロントフォークのオイルを少し粘度の高いものに変更する必要がある。
リアのショックは、どちらかというと硬く感じるが、フロントを正常な状態にしてみないと前後のバランスがあるので何ともいえないけど。
次の課題は、まずポジションを自分好みに改良することにした。
ポジションの改善のために、中古GSX400S刀のセパレートハンドルをオークションで落札した。
同じスズキのバイクでフロントフォークの径が41mmで互換性がありそうだ。
そして45mmくらいハンドルが高くセットされるのでライディングポジションの前傾はゆるくなるので、ツーリングでも背中がこって痛くなることは少なくなると期待できる。
また、下りのタイトコーナーのポジションも改善されると予想できる。