古いバイクをきれいに直すのは、根気が必要だけど古ぼけたパーツを再生するのはもっと根気が必要だ。
せっかく古いバイクを直すのならばオリジナルのバイクよりも自分の個性を注入した、かっこいいバイクにしたいと思うはずだ。
特に、バイクには軽量化のためにアルミのパーツをたくさん使用しているが、アルミ合金は錆びないと思われているけれど、表面が酸化して錆びて侵食されていく。
だが、こまめにアルミパーツを磨く元気があるならば鏡面仕上げにするのもアリかな。
アルミパーツの汚れをコンパウンド等で落とす変わりに、電動工具を使ってフェルトで磨いてきれいにする方法は車庫があって、雨の日には乗らない、一月に一度くらいバイクの面倒を見ることのできる人には魅力的かもしれない。
まだまだ、足りない工具や用具がたくさんあるけれど、これから揃えようと思っているが現在持っている磨き用品を公開する。
まずは、比較的面積の広い平らな部分を効率的に磨くことのできるオフセットサイザルは、ディスクサンダーに取り付けて使用する。
普通のサイザルでは、研磨する表面の温度が上昇しやすいが、オフセットサイザルにはディスクの上に飛び飛びにサイザルが取り付けてあるので空気で冷却されるので温度の上昇を抑えられるといわれている。

自分が使っているディスクグラインダは、電動100Vで動作し、本来は刃物の刃を研ぐのに使われるもので、軽くてディスクの回転数が低いので研磨には充分な性能だと思っている。また、値段も手頃で、使っている時の騒音は小さい。絶対的なトルクは不足しているが、そのぶん部品やディスクサンダー本体を押さえる力が少なくてすむので、比較的長時間の研磨も苦にならない。値段も手ごろなので一台持っていても良いかもしれない。

パーツやディスクサンダーを固定して研磨したい場合は万力が役に立つ。大きなもののほうが安定して使えるが、重いので作業する場所が限定される。

ディスクグラインダに取り付けるディスクは 錆とり用にナイロンディスクが2種類くらいと、仕上げ用のフェルトディスクと青棒といわれる研磨剤があると良い。

細かな部分はリューターと呼ばれる先の細いもので研磨する。また、別の機会で紹介したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

もくじ