絶対に転倒しないような安全マージンを充分にとった走りをしていたのだけれども、田舎道の片側に民家の並ぶ狭い道だった。
前方には黒の1500ccの若者のクルマが走っていたので、ゆっくりとその後ろを走行していた。
速度にして約40km/hで巡航していたときに、前方の黒いクルマのスピードが急に下がったのを感じて、自分も減速体制でブレーキレバーを軽く握りながら、前方のクルマの様子を伺っていた。
すると、そのまま道路の左側で停止する様子だったので、右側からゆっくりと3メートルくらいの間隔をあけて、そのクルマをかわそうとしたときに、その止まりそうなクルマが急に右にハンドルを切った瞬間、ぶつかるのを避けるために、自分は急ブレーキをかけ、フロントタイヤはロックしそれでもぶつかりそうだったので、さらに右にバンクさせようとしたが、フロンとタイヤはロックしたままだったので、バランスを崩して転倒した。
クルマとの接触は避けられたが、自分のバイクは転倒し、右足をバイクと路面に挟まれて抜けず、自力で脱出不可能であった。
こんなぶざまな転倒は人生初めての経験で、下がっていたモチベーションがさらに下がった瞬間であった。
クルマの運転手に、どうしてそんな運転をしたのか問いただすと、クルマの中で携帯電話がなったそうで、電話を取るために減速し、右にあった駐車スペースに移動しようとしたようだ。
でも、バイクの排気音はクルマの中でも聞こえたはずと考えたが、音楽のボリュームを上げていて聞こえなかったのではないかと。

ほとんど時速10km以下の転倒だけど、マフラーのサイレンサーのアルミの部分が大きく削られてしまった。
また、右前方のウインカーが無残にもげて、中の配線でつながっているという状態であった。

また、メッキのバックミラーに傷が付いただけれたなく、ミラーを固定するネジ穴が割れてしまい、バックミラーを取り付けることができない状態になった。
ブレーキレバーにも傷があるが、次回交換する予定に入っていたのであきらめることにした。
これだけの被害ですんだのが奇跡的なことかもしれないけれど、これからの教訓は、年寄りや女性のクルマには近づかないことにプラスして、さいきんの若者のクルマにも絶対に近づかないでおこうと思った。

タイヤがハイグリップタイヤであれば、フロントサスペンションがもう少しまともならば、避けられた転倒だったのかもしれない。
実際に、予想不能な動きをするクルマには充分注意する必要があるのと、最近のクルマはプライバーシーを守るためか、リアウインドウが黒いので、中の運転手がバイクから見えないので、こちらに気が付いているのかいないのか、はっきりしないことが多い。
こんなときは、排気音が大きなバイクのほうが安全なのかもしれないなー!。

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