GDB EJ20 点火プラグ交換
水平対向エンジンのスバル EJ20 型の点火プラグの交換が大変なことは、知れ渡っているいることと、思いますが、
工具を工夫することで、少しストレスが減りますよ!
試してみてくださいね!

使用する工具
新たに必要な工具は2点
エクステンションがダイレクトにメガネレンチで回せるように六角形に加工されているところが味噌です.
AP : アストロプロダクツ
3/8 : 差込角 3/8インチ ・ 9.5ミリメートルsq
DR : 角ドライブ
そして、HEXヘッドは16mmの6角形なので、16mmのフレックスレンチが必要です。
※16mmサイズは一般的でないために、セット工具には入っていいないことが多い。

AP022436 & AP023330
EJ20に適合する点火プラグ
EJ20 (EJ207) に適合する点火プラグで、今回使用するのは、なんでもない普通のイリジウムプラグを用意しました。
STOCK NO. 2690
というプラグです.
amazon で4本まとめて箱入り購入です.
※ 特に公道で通常走行が主で、大きなパワーアップをしていないのであれば、熱価は7番で良いでしょう。
サーキットを走行するのであれば、8〜9番くらいまで上げた方が良いと思いますが。
インプレッサの取扱マニュアルでは、点火プラグは10万キロメートル毎に一度交換すれば良いみたいですが。

EJ20 水平対向エンジンの各シリンダーの番号
点火プラグの場所がわかるようにシリンダー番号で表します.(黄色い文字)

点火順序(赤)
左側 シリンダー番号 2,4
バッテリー取り外し

面倒ぐさがらず、素直にバッテリーを下ろします.

左前側の点火プラグ - シリンダー番号 2
点火コイル取り外し
12mmのソケットレンチを使ってコイルを固定しているボルトを外す.
GDBのEJ20の、このボルトはコイル側に取り付けられているので、エンジンルーム内に落ちることを心配しないで外すことができる.(4箇所共通)

コイルにつながる配線は、コネクターで取り付けてあるので、邪魔ならば外してしまっても良い.(爪を押さえて引っ張るだけ)
このコネクターの色は、前が白、後ろ側が黒で色分けされていた.
2本同時に外してもどちらに配線すればよいのかわかるようになっている.

点検したが、外見上は全く問題ない
点火プラグ取り外し
点火プラグレンチのソケットと短いエキステンションを付けて(2つの合計の長さは 130 mm くらい)プラグホールに差し込んでみた.
前側の2番の点火プラグのヘッドカバーとボディの作業スペースに余裕があるので、、普通のラチェットハンドルで緩めることができる.

ラチェットハンドルでプラグを緩めてから、クイックスピナに付け替えて、点火プラグを緩めていく。
左前の2番の点火プラグは、作業スペースが広めなので比較的簡単に外すことができる。

こんな状態で、点火プラグが外れます.

点火コイル&プラグの取り付け
外した順番と逆の手順で、新しい点火プラグを取り付ける.
点火プラグをつける時は、入れる角度に注意しながら、指の力で軽く回しながら入れていきます.
決して力で無理やり回さないように、注意しましょう.
点火プラグの最後の締め付けのみ、点火プラグの箱に書かれた締め方をする.
この点火プラグは、 1/2 回転と記されていました.
点火コイルにコネクターを差し込み、点火プラグに装着して、ボルトで固定します.
左後 点火プラグ - シリンダー番号 4は、めっちゃ狭い
エンジンEJ20の4番シリンダーヘッドカバーとGDBインプレッサの車体のスペースが狭い.
おおよその長さを測って下の図で示してみた.
エンジンルームの左奥側にある点火プラグを上から見ると

点火プラグのネジが外れると、残りのエクステンションとエンジン内ボディサイド面とのスペースは14mm程度になる、
ラチェット機構が仇になるので注意!
シリンダー番号 4の点火コイルは知恵の輪
シリンダー番号4は、特にシリンダーヘッドとボディのスペースが狭いので、点火コイルを取り出す時に知恵の輪のようにします.
12mmのボルトを外した点火コイルを手前に引いてプラグから抜いて、点火コイルを上下反転180度回転させてプラグホールから引き抜くようにすると簡単に取り外せます.
シリンダ番号4の点火プラグ取外し
左前と同様に点火コイルを外して.
左後シリンダー番号 4の点火プラグ部分のヘッドカバーとボディのスペースは特に小さいので、ラチェットメガネ用ドライブ角アダプタの出番です.
先にプラグレンチと短いエクステンションだけでプラグホール内の点火プラグにはめてから、ラチェットメガネ・ドライブ角アダプタを差し込みます.
点火プラグソケット16mmと「AP 3/8DR エクステンションバーHEXヘッド 75mm」を組み合わせてみると6角の部分がEJ20エンジンのヘッドの位置関係がラチェットレンチで緩めるのにちょうど良い位置になります.

「AP 16mm コンビフレックスラチェットレンチ AP023330」を組み合わせてみると、EJ20のプラグ穴の位置ににピッタリと合いました。
フレックスレンチなので写真のように少し角度を付けると最高に良いです.


ボディ側までの空間は30mmくらいだろうか.

点火プラグのネジが外れてもエクステンションバーからメガネレンチが簡単に外せます.
左後ろ側の点火プラグの周りのスペースは、シリンダーヘッドとボディーの間は、約3.5cm プラグホールの外端からは 4.0cmくらいです.
点火プラグがシリンダーヘッドからネジが抜けると、エクステンションバーとボディ側の空間は14mmくらいになります.(下の写真)
プラグホールは手前で少し広がった形状なので、点火プラグからエクステンションが繋がった状態で抜く事が可能です.

空間14mm程度と狭い.が幅8mmのラチェットメガネレンチを外すには 充分なスペースです.
点火プラグの取り付け
取り付ける時は、
点火プラグ+プラグレンチ+エクステンションバーを組み合わせてプラグホールにそーと入れます.
エクステンションが飛び出ているので端っこを指で回しながら点火プラグをシリンダーヘッドに入れていきます.
点火プラグの最後の締め込みは、ラチェットメガネを使って角度締めします.
右側 点火プラグ - シリンダー番号 1,3
エアクリーナーボックスを外す


右側は、比較的 大きなスペースができるので左側よりも作業はやりやすい.
左側と同様にして、点火プラグの交換をしました.

エアクリーナーボックスやバッテリーを元に戻して、工具の置き忘れ等がないか確認してから、エンジン始動してみます.
バッテリーを外したので、時計合わせ、ナビの設定など、が必要であれば修正する.
また、長時間バッテリーからの電源の供給が止まるとECU がリセットされている可能性があるので、いきなりアクセル全開の走行は控えた方が良いかもしれません.
EJ20 のプラグ交換のオススメ工具
EJ20の点火プラグ交換の決め手は、「AP 3/8DR エクステンションバーHEXヘッド 75mm」で決まりです。