Panasonic CAOS Battery の評価

パナソニック CAOSバッテリー 55B19L は、8年半の期間を無交換で使うことができたのですが、2年前に交換した「カオス 標準車(充電制御車)用 N-60B19L/C7」は、たった2年の歳月で、セルを回す時の力が弱くなってきた.
容量が高くなっているのに、性能はなんと4分の1になってしまっているようだ.
原因は、クルマを動かす回数が少なかったことも原因の一つと思いますが、最低限、3年から5年は無交換で乗り切りたいなと思う.
そして、真冬の志賀高原のマイナス10℃の中でもエンジン始動は、エンジンのクランキングは可能だが、何回やっても始動は無理でした.
補充液を足して、様子を見ることもできるのですが、
3週間後に、再びスキー場に行く予定があるので、バッテリー上がりのリスクは回避したい.

BOSCH (ボッシュ)ハイテックプレミアム 国産車 充電制御車/標準車 バッテリー HTP-60B19L
新しいバッテリーは、ボッシュ BOSCH を選択、サイズは前回と同様、60B19L です.
ちなみに、俺のWRX Sti 標準仕様ですが、Spec-C と同様にバッテリーのサイズダウンをしていますので、この記事を見られる方は、注意してください.
バッテリーの選択の方法
インプレッサ WRX STI GDB-F の標準のバッテリーサイズ
スバル インプレッサ WRX STI GDB の標準のバッテリーの型式は
55 D 23 L
です.
バッテリーの選択方法は、サイズと端子のプラスマイナスの位置に注意して選択してください.
最初の 55 は性能ランク、バッテリー容量なので、大きめを選択すると、安心感が高いと考えます.
インプレッサの標準バッテリーの場合は、D 23 L の規格のバッテリーを選択すれば良いことになります.
D 23 は 幅 173mm 高さ 204mm 上面の長さ 230mm です.
L はマイナスの端子の位置です. ( 事故等でプラス端子がボディと接触して火花等が発生して発火しないように、マイナス端子は、車体の外側になるように搭載します. インプレッサGD型は、バッテリーを車体の左側に搭載しているので、「L」を選択します. )
インプレッサ GDB 標準バッテリーD23L
Spec - C のバッテリーサイズ
自分のインプレッサは標準のSTIだが、spec-cと同様に小型バッテリーにサイズ変更をしたので、
40 B 19 L
となります.
Spec-C のバッテリーを標準のインプレッサGDBに取り付けるには、バッテリーのトレーやカバー、端子の太さが異なるので、大端子変換アダプターが必要なので、注意して下さい.
B 19 L の意味は、B は 幅129mm高さ203mm、上面の長さが190mm で端子の位置が左です.
今回の選択は、60 B 19 L で前回の Panasonic CAOS と同容量で、より安価なボッシュのバッテリーとした.
最近のバッテリーの中には、アイドリングストップのためのバッテリーがあるのですが、バッテリーの充放電特性が異なるので、標準の車種ではアイドリングストップのばってりーは、使用しない方が良いと書いてあるサイトもあったので、注意した方が良いでしょう.
バッテリー交換作業
パナソニック CAOS バッテリー 60B19L の表示窓を覗くと、良好のマークに見えるので、普通に使うのであればもう少し使える可能性はあるが、真冬のマイナス10℃以下になる条件では、心配なので、交換します.

バッテリー交換前のチェック
BOSCH (ボッシュ)ハイテックプレミアム 国産車 充電制御車/標準車 バッテリー HTP-60B19L Amazonで4,800円で購入しました.
パッケージに書かれている互換性に、Spec-C の 40 B 19 L が書かれているので問題なく取り付けることができると思います.

重さは、10.4 kg なので、前回取り付けていたパナソニック CAOS 60B19L と同じくらいです.
B 19 L は、
- 長さ 190 mm
- 幅 129 mm
- 高さ 203 mm、
という規格ですが、このBOSCH HTP-60B19Lバッテリーは、
- 長さ 186 mm ( – 4 mm)
- 幅 126 mm ( – 3 mm)
- 高さ 202 mm ( – 1 mm)
なので、余裕でエンジンルームのバッテリーと交換可能とわかりますね.

インレッサのバッテリー交換は、10mm のスパナ一本で交換が可能です.
ナットを回す手間を考えると、10mmロングのソケットレンチがあると、交換作業がはかどります.

バッテリー本体に、しっかりとした取っ手が取り付けられているのが、良いですね.
バッテリーは、意外と重いので、収納可能な取っ手の有無の違いは大きいですね.
パナソニックの取り外し可能な取手よりも、はるかに便利ですね.
バッテリーのインジケーターがついているので、Good ! ですね.
説明書によると、無補水タイプのようです. ( パナソニック CAOS は補水可能でした )

バッテリーの取り外し
2本の棒のナットを緩めると、ボディ側のフックが外れるので、簡単にバッテリーを取り出すことができます.
プラスティックのトレーには、少し水が溜まっていました.
雪の降る中で、ブースターケーブルを繋いだりしたので、雪が溶けた水だろう.

バッテリーの取り付け作業
バッテリーの台座の形状は下の写真
たくさんの穴が空いていますが、GDBのSpec-C のバッテリートレーの窪みを矢印で示してあります.
バッテーリーの固定金具の棒状のカギの部分を穴に引っ掛けて固定します.
車体後方(写真では上方)の固定の穴は、台座の立ち上がりにあリます.

実際にバッテリーをトレーの上に置いて、位置確認をします.

バッテリーサイズ D -> B 大端子変換アダプターが必要
このインプレッサの標準のバッテリーは、D端子なので、B端子に被せる大端子変換アダプターを取り付けます.
プラス側とマイナス側で、サイズが異なるので注意してください.

バッテリーの端子に大端子変換アダプラー B -> D を取り付けると、端子が太くなります.

バッテリーの周りのカバーをはめて
バッテリーを固定します.
バッテリーの端子にケーブルを取り付けます、元通りにします.

バッテリー交換後のチェック
エンジンルームに工具などが残っていないことを確かめて、エンジンを始動してみます.
新品のバッテリー BOSCH HTP-60B19L のエンジン始動前の電圧計の値は、11.9 V でした.
やはり、新品のバッテリーの威力は、すごく、一瞬でエンジンがかかりました.
エンジンを温めながら、バッテリーのインジケーターを確認します.
良好 !
パナソニックの CAOS よりも、読みやすいインジケーターですね.

バッテリーを取り外したので、室内の時計の時間を合わして、
カーナビのバックモニターの設定をし直し、
そういえば、運転席のメーターパネルにあるバッテリーのチェックランプは、エンジンを始動する前は、点灯しているのですね.
初めて、気づきました.
ボッシュのバッテリー BOSCH HTP-60B19Lも数年使用してみないとなんともいえませんが、今のところは、全く不具合はない良いバッテリーです.
GDB Spec-C用バッテリー ○B19L
バッテリー交換を自分でするときの注意点
自分でバッテリー交換するのは難しいことではありませんが、バッテリー購入から交換後まで注意した点をあげておきます.
- クルマによってバッテリーの規格が異なるので、注意して購入しよう.
- 交換時は、バッテリーからの電流があるので、端子を外した時にショートさせないように、また、プラスとマイナスを間違えないように
- バッテリーを外すので、バックアップ電源のない機器で設定がリセットされるので注意しよう. エンジンの制御をしているEUCまでリセットされる可能性があります.※
- 使用済みバッテリーの廃棄方法(購入店に引き取っていただく等)にも留意しよう.
※メモリーバックアップ ( エーモン ) の製品を繋いで、 12 V 電源を通電しながらバッテリーを交換をする方法もあるので、利用するのも一つの方法です.

後日、雪の高速道路のパーキングエリア
滋賀高原スキー場 晴天の渋峠からの景色は抜群ですね
2泊3日のスキー場の駐車場からマイナス5度のエンジン始動は、問題なかったですね.
バッテリー交換したので、当たり前か….
バッテリー上がりの原因には、発電不良の可能性も考えられます.
次は、低抵抗オルタネーターに交換が必要かもしれません.
BOSCH バッテリー HTP-60B19L一年後
2023年2月後半に2泊三日の志賀高原スキーへ出かけました。
結論から言うと、マイナス11℃で、少し重い感じのクランキングですが、問題なくエンジンは始動しました。
ただし、インプレッサをあまり動かしていなかったので、バッテリーのインジケーターは、要充電の黒だった。
300kmの距離を走行するのですが、スキー場に出かける前に、10時間程度、充電器を繋いで完全充電をしました。
バッテリーのインジケーターの確認は忘れていたので、良好の緑色はみていません。
走行距離の少ないクルマで寒いところに出かける時は、充電器で満充電にしてから出かけた方が良さそうですね。
