オヤジのくせに、バイクを買う。
それも、250ccのシングルシリンダーのエンジン。
実は、ガソリンの高騰によって、クルマで遠乗りはフトコロが厳しい。さらに、250ccは車検がないので、長期間所有しても比較的安いし、そこそこ走りもよいし、日本で乗るならばクオーターバイクが最高だ。
そこで、燃費の良いバイクを買おうと思い、適当なバイクを探していたら、自分好みのコンセプトとデザインのバイクが見つかった。
その名は、スズキ グース！
スズキのバイクは過去にハスラーTS９０、GSX400Eを若かりし頃に乗っていた。
操縦性はヤマハのバイクの方が好きだったけれど。
まあ、マフラーのエグイ造形は好きなので、その他は我慢しよう。
さっそく、オークションで安いのを購入しようと思っていたが、ある程度綺麗なバイクが良いかなと思って少し高めのものを入札し落札した。
送られてきたバイクを見て、写真よりもボロイ。
割高な買い物だったと後悔したが、本物を見れないところが、オークションの欠点か。
まずは、簡単に掃除して、写真撮影を
眺めてかっこいー！と感じているのだが、本来の目的は気持ちのよい走りを求めて購入したのだ。
近くのワインディングロードを走らせてみると、街中では、過激と思われるライディングポジションは、コーナーリングでのポジションは最適と感じるし、このように使ってくれと要求されているように思う。
次に、エンジンはシングルシリンダーのエンジンとは思えないくらいに、エンジンがもっと、もっと回してくれと要求してくる。
深いバンク角はコーナーを思う存分車体を倒し込んで走ってくれと要求しているようだ。
タイム的には、決して速くはないと思うけれど、そんな事はどうでも良くて、気持ちよくて楽しくて、格好よくコーナーリングしてくれと要求される。
こんなバイクはヤマハの初代RZ250のようで、普段の町乗りでは全く楽しくないのに、峠を走り出すと、楽しくなるバイク。
ただ、現在のグース250は、前後のサスペンションが劣化しているようで、コーナーリング中の姿勢が安定しない傾向がある。
また、エンジンに4000回転前後にトルクの落ち込む部分があること。
タイヤも劣化しているようで、トレッドが固くなってしまっているので、高速コーナーは無理ができない。
ブレーキは、ローターが少し変形しているようで、ブレーキの効きが安定しないなど、さまざまな問題があるけれど、新車が売っているのならば新品が欲しいなと思うくらいに気に入ってしまった。
惜しい部分は、もう少しダイエットが必要で、120kg以下であればもっと運動性能が高くできたのに。
良く見るとコストダウンがいっぱい見られるところが残念だ。
