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フェンダーブレス作成と研磨

フロントフォークの整備を行うときにフロントフェンダーを取り外した。
フェンダーにはフェンダーブレスという金属の板が左右のフロントフォークのアンダーチューブ(アウターチューブ)をボルトで結合させて剛性を高めるために付けられている。
このフェンダーブレスには錆が浮いていたので鉄製だとわかっていたが、実際にフェンダーから外して手で持ってみるとズッシリ重いではないか。
重さを量ると約300gもあるではないか。
これが3枚集まると約1kgと考えるとどうにも我慢が出来なくなってきた。
さらに、この部分はバネ下と呼ばれる部分で、出来る限り軽量にしたいところである。スズキ グース250純正のフェンダーブレスは4mm厚の鉄製であった。
そこで、剛性を落とすことなく、軽量化を図りたいので、5mm厚アルミ板で自作することにした。
実は小屋の隅に置かれた4X4に付けてあったカンガルーバーというアルミ製のバンパーが5mm厚のアルミ板でできており、その一部を切断してフェンダーブレスを作ることにしたわけだ。
アルミ板を切ったり削ったり磨いたりしたら、約3時間くらい時間を費やした。
もっとじっくりと時間をかけて作れば正確なものを作ることができるのだが、急いで作ったので少しいびつな形状になってしまった。
実際にフロントフォークに取り付けてみるとあまり形状が目立たないのでこれで良しとした。
5mm厚で作ったフェンダーブレスの重量を量ってみると約130gと思っていた以上に軽量であった。
純正の半分以下の重量だったので思わずニンマリしてしまった。
バネ下の軽量化はバネ上の3倍の効果があると言われているので、バネ上換算で510g軽量化の効果があると自分では思っている。
アルミ板の切断から研磨まで電動工具のお世話になっている。
大まかに削る部分は手動で鉄ヤスリを使ったが、切断はジグソー、研磨はサンダーで行った。
鏡面仕上げまで研磨しようと思っていたが、なかなか均一にならないので、適当なところでクリア塗装をすることにした。
クリア塗装を直接アルミに行ってもはじいてしまう可能性があったので、透明の非鉄金属の塗装用の密着スプレーを塗ることにした(ミッチャクロン)。
2液タイプのウレタンクリア塗装を行った。
埃や気泡が出来てしまったけれど、良しとすることにした。
もっとしっかりと鏡面仕上げにしてからクリアを塗った方が良かったかもしれない。
アルミの厚みは5mmなので、ノーマルよりも厚みがある。
ネジ穴の位置確認のために、フェンダーと合体させてみた。
フロントフォークに取り付ける時は、先にフェンダーブレースだけをフロントフォークにネジ4本で取り付けてから、フェンダーとフェンダーブレスを小ネジ4本とフェンダー裏のワッシャーとナットで留める。
フェンダーブレースとフロントフォークに取り付ける時は、アクスルシャフトをフォークの下の穴に通して位置関係を正常な状態にしておく必要がある。下の写真のようにアクスルシャフトを取り付けて少しねじ込んでおけば良いだろう。
純正のフェンダーブレスで穴の位置に忠実に合わせたつもりだったけれど、1~2ミリの穴の位置を修整するのに小一時間がかかってしまった(電気ドリルで長穴加工をしただけ)。
まだ、フロントタイヤが付いていないので、赤いバイクスタンドが見えるけどいい加減に作った割には良くできている。
フロントフォークのプチ鏡面との相性も良く、ノーマルよりも随分と格好良くなってしまった。

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