アプリリアRS250の中古リアサスに交換してから最も困ったのが、このサスペンションの情報がネット上に少ない事であった。 ところがアプリリアにはネット上に公開されているユーザーズマニュアルがある事を発見した。 http://www.serviceaprilia.com/public/lum/index.asp にあるRS250には言語の違ったPDFファイルがあった。 その中の自分の必要な情報は下の図である。 車の姿勢を調整するためにショックアプソーバーには次の3つの調整箇所があります。 リバウンドダンピングを調整するネジ①、-約18目盛り コンプレッションダンピングを調整するノブ②、-約42目盛り スプリングプリロードを調整するリングナット③ と緩み止めリングナット④ ということは①は伸び側の減衰力、②は縮み側の減衰力ということみたいだ。 |
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プリロードのところがMAX25mmと図の説明があるけれど、グースに取り付けてセッティング中にすでに34mmと9mm以上オーバーしていると思ったが、図を良く見てみるとネジを切ってある部分からの距離を指しているようだ。 上の段差からネジの切ってあるところまで約19mmなので上図で測ると15mmなのでMAX25mmまでまだ10mmくらいプリロードに余裕があることになる。。 次に、①はリバウンドすなわち伸びる時の減衰力を調整するためのダイアルで、調べてみると20段階(マニュアルでは約18段)くらいある。 ②の別タンク側のダイアルはコンプレッションすなわち縮み側の減衰力を調整するためのものらしい。 調整幅は40段階(マニュアルでは約42段)ある。 この図のような表示をすると現在のプリロードは17mmでリバウンドダンピングは10/20段、コンプレッションダンピングは20/40段で今回は調整を開始した。(最強に絞め込んでから戻した段数) |
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いつもの峠を走行すると、このままでも充分に楽しく走ることができる。 ショックも中古だが充分に減衰力を発揮しているようで劣化は少ないと感じている。 バネがノーマルよりも柔らかいが、ダンピングが充分に効いていて路面のうねりにも安定性が高い。 そして、コーナーの出口でアクセルを開けていってもアンダーが少なく、アクセルでコーナーを曲がりこむ感覚が少しある。 ノーマルよりも数段コーナーリングが楽しく感じる。 だけど、路面の段差でもっと衝撃を柔らかくいなして欲しい。 その後リバウンド2段もどし12段に、コンプレッション4段戻し24段にセットすると、路面の段差によって100km/hくらいで車体が不安定になることがある。 コーナーリングや普段の乗り味は悪くないが、もう少しリバウンドダンピングを強めるか。 どうもアプリリアRS250のリアサスのセッティングは柔らかめのバネでグリップを稼いで、充分な減衰力を発生するショックで安定させるように設計されているように感じる。 リバウンド2段締めて10段に、コンプレッション4段戻し28段にすると、安定性が高められるが路面からの衝撃が大きく感じる。 やはり、現在のプリロード17mmに対するリバウンドダンピングは12段戻しくらいが良さそうだ。 このリバウンドダンピングの調整をH側にしていくとで乗り心地が硬く感じるようだ。(伸び側のダンピングを強めていくと乗り心地が悪く感じるのは、凹んだ路面でタイヤが追従できずに、路面に落ちて衝撃を感じるのではないかと思う) 一般道では体重やプリドードに変化がなければリバウンドダンピングは12段戻しくらいで変更しなくても良さそう。 コンプレッション側は走行中にダイアルを調整できるので、便利に活用できる。 |
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