リアのスイングアームの交換とリンクのグリスアップ、貫通シャフトの導入とリアサスペンションをアプリリアRS250のものに、そしてヨシムラのマフラーに交換してから始めにワインディングロードまで試乗に出かけた。 |
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サスペンションのセッティングはプリロードは中間ぐらいで、減衰力は伸び側も縮み側も最弱で出かけた。 いつもの道路だけど、サスペンション周りを交換したので慎重に走り出した。 いつもの5割くらいの力で荒れたコーナーをクリアしようとした瞬間に「ガリ!」とどこかが路面に接地する音がした。 いつもなら8割くらいの力でコーナーリングしてもどこも接地しないのにどうなっているのだろう。 原因を分析すると、ヨシムラのマフラーはノーマルのマフラーよりもパイプが太いのとノーマルの配管よりも路面に近いところを通っている。 結局バンク角をを制限しているようだ。本来ならば可動式のステップが先に接地してほしいのだが。(リアサスが柔らかいのが最大の原因であるけれど) |
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拡大すると、中古で購入した直後の状態でも同じところに擦り傷があったので、転倒の傷ではなくバンクさせていくとこの部分が接地するのだろうと思う。 |
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今度は同じコーナーをもう少しバンクさせないで通過させたつもりだったけど、もっとしっかりと接地してしまった。 せっかくきれいに磨いたのにナンテコッタ! そうだった。 インプレッションをしようと思っていたのに。 ゆっくりと走らせるとアプリリアのショックはノーマルよりもショックの吸収は良いので乗り心地は良い。 スピードを上げていくと減衰力最弱では、路面の段差で揺り返しが残る。 それでもノーマルよりも良いのだけど。 |
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一度、自宅まで帰ってバネのプリロードを高めることで簡単にマフラーが接地しないようにした。 最初よりも6~7mmくらいバネを強めて34mm(ネジの切ってあるところから15mm)にセットした。 マフラーが接地したコーナーを同じように抜けても接地しないようになったので、とりあえずプリロードはこれでOKとした。 |
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最弱の状態では、高速コーナーの入り方によっては車体が不安定にゆすられる(ウオブル)ことがあるので、じっくりとセッティングを繰り返す必要がありそうだ。(ウオブルの原因は他にある可能性もあるけれど) とりあえずリンク側の調整は「S」と「H」と書いてあるので減衰力がソフトとハードという意味だと思う。(伸び側専用かまたは伸縮両方の減衰力ではないかと思う) 最強から最弱まで20段階あるようだ。 とりあえず中間の10段にしてみることに。 別タンク側は縮み側だろうか?40段あるうちの最強から20段戻しにセットする。 セッティングの自分の好みはスーとショックを吸収してすばやく路面をとらえて跳ねたりゆすられたりしないようなセッティングが良い。 ある程度セッティングを出したのだけれど、調整のダイヤルが何段階あるのかしっかりと調べなかったために、あれこれ回している間にわからなくなったのであった(ボケー!)。 中古のショックアブソーバーはきちんとオーバーホールしてから取り付けるのが基本だけど、金欠の私には無理である。 RS250のサスの価格は中古(オークション)で12000円だったのでオーバーホールをするとその数倍のお金が必要である。 このサスペンションのメーカーがどこの製品か調べていると、どうもザックス製(SACHS製ドイツ)ではないかという結論に達した。 超一流メーカーのサスペンションの可能性はあるけれど、実は純正のSHOWAも一流メーカーなのであった。 |
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RS250のサスペンションの感想は、バネはグースの純正のものよりも柔らかく感じる(またがっただけで結構ストロークする)。 サスペンションを路面に追従させることでグリップを得るセッティングなのではないかと思う。 上手く減衰力を調整することができれば結構いい足回りになりそうである。 貫通シャフトの効果はいろんな物を一度に交換したので体感は難しいが。 |
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PS.その後、同じ道路をじっくりと走ってみるとコーナーの奥で車体をもう少し倒しこんだところでマフラーが軽く接地した。もう少しリアサスのプリロードを上げた方が良さそうだ。 |
