フロントブレーキパッドの交換
ブレーキパッドの厚み 2mm 以下になったので交換する.
この製品には、パッドに摩耗限界を示す溝が入っていないタイプだったので、一度パッドを外して計測した.

選択はデイトナ ゴールデンパッドχ

ゴールデンパッドχの注意事項
- 純正パッドとの比較制動力の向上が安全運転を
- 摩擦剤の残り厚が 2mmに達したら新品交換
- 慣らしは 100 – 200km 程度
- 鳴き、ローターへの攻撃性、ホイールの汚れが多くなる
- 耐久性は純正パッドと同等
今回は、Amazonで注文しました.

古いフロントブレーキパッドの外す
フロントブレーキパッドは、下図のパーツリスト No.13 ピンハンガー を 8 mm の特殊な形のボルトを外すと、パッドが外れる仕組みです.
CRF250 MD44 のフロントブレーキキャリパーは、片側から2ポッドでディスクを押して、キャリパーがディスクの中心にスライドして、はさむ構造です.(文字にすると難しい)
したがって、キャリパー自体は左右にスライドできるようになっています.

キャリパーのピストンを引っ込める
キャリパーが、左右方向にスライドできる構造なので、古いブレーキパッドを付けたまま、キャリパーを車体の中心方向に押し込めるだけ押してみます.
これだけで、キャリパーのピストンが引っ込みます.
CRF250 のキャリパーは片押し式です. 強力な制動力が必要なロードバイクには対向ピストンを使用したキャリパーが使われます.

ピンハンガー を 8 mm を抜く

パーツリスト No.13 ピンハンガー を 8 mm をボックスレンチ or メガネレンチで緩めて抜いてします.
これで、2枚のブレーキパッドはフリーの状態になります.
ブレーキパッドを下方向に引っ張れば、2枚とも抜けます.

新しいフロントブレーキパッドを装着する
新しいブレーキパッドは、すり減った古いパッドよりも厚みがあるので、入りずらいかもしれません.
パッドを外す前に、しっかりとブレーキのピストンを引っ込めてあれば、比較的簡単に新しいパッドを入れることができると思います.
車体の外側のブレーキパッドをはめる
キャリパー本体を少し手前(車体の外側方向)に引きながらパッドを下側から差し込む.
ピンハンガーのネジ穴とパッドの穴が合うようにします.

次は、内側のパッド
今度は反対に、キャリパー本体を奥に押しながら、ブレーキパッドを下側から差し込みます.
内側のパッドの上側にはちょうど形の合うストッパーが見える.
こちらも、下側のピンハンガーのネジ穴とパッドの穴が合うようにします.
この状態で、ピンハンガーを差し込んで、8 mm のレンチで締め込みます.

ブレーキパッドの交換後
ブレーキパッドを交換後、かならず数回ブレーキレバーを操作して、ブレーキのピストンを正常な状態に戻してください.
タイヤの交換をした時も同様ですが、いきなりバイクに乗って走り出し、ブレーキが効かずにびっくりすることがないようにしましょう.
デイトナ ゴールデンパッドχの使用経験
デイトナ ゴールデンパッドχの制動力は高く、レバーを強く握ればフロントホイールを簡単にロックさせることができる.
また、初期から制動力が立ち上がるので、安心感が高いこと、コントロールも良い.
少し、鳴くことがあるが、あまり気にならない.
あとは、耐久性とローターのダメージだけは、もう少し使ってみないとわからない.