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3年目の初車検GSX-S1000F

初のユーザー車検に挑戦です.GSX-S1000Fを石川県陸運局に持ち込んで車検を受けました、費用は17,820円

ユーザー車検の記録

この投稿は、平成31年3月に石川陸運支局でスズキGSX-S1000Fでユーザー車検を受けた時の記録です。

車検が切れる1ヶ月前になったので、車検の準備をすることにしました。
今回は初回の車検ということで、修理するところはなく、普段の整備の延長のような感じで36ヶ月点検を自分で行いました。
ただ、フロントタイヤの溝はあるものの、一部スリップサインが出そうな箇所があったので、フロントタイヤのみの交換を行いました。(下の写真は交換前で、多分車検は通ると思うが、念のために交換しました。もったいないけどね)

フロントタイヤのスリップサイン
スリップサインがギリギリ

車検準備

二輪車定期点検整備記録簿

二輪車定期点検整備記録簿(ネットからダウンロードしてプリントアウトして使用)の内容に沿って点検項目をチェックしていくだけ、タイヤの溝やブレーキパッドの暑さはノギスにて測定しました。
リアのブレーキフルードがちょうど中間だったが、Fullにはせずにそのまま車検を受けることにしました。

整備記録簿

アフターパーツの点検

純正部品を交換してアフターパーツにしてあるところ、ハンドル、リアサス、リアのリンク、フロントカウルのスクリーン、ヘッドライトのLED化、バックミラー、ステップ、スライダーなどがあります。
この中で、車検に関連するところは、ハンドル幅、スクリーン、ヘッドライトの光軸が懸念材料です。
ネットで調べると、ハンドルは幅のみ測定され、±2cmであればOKのようです。
GSX-S1000Fのハンドル幅は79cmと車検証に記載されていますが、80cm程度なので大丈夫そうです。
次に、スクリーンですが、プーチのスクリーンはエッジの処理が丸くされていないので、ダメな可能性があります。
不安材料を少なくするために純正にささっと交換してしまいます。

ヘッドライトの光軸調整

問題は、ヘッドライトの光軸ですが、LEDバルブ??に交換している方はご存知の方が多いと思いますが、光の拡散の問題があります。

LEDバルブとハロゲンランプの光源の位置がずれているものは、車検には通らない可能性が高い

一応、車検対応と書いてあった中華製LEDだったので不安はあったけど。
2輪のヘッドライトの光軸の検査はハイビームにて行いますが、ハロゲンランプとLEDランプの光る位置が異なるとヘッドライトの光学系の設計と異なると、うまく光が収束しないので、車検には通らないことがあるそうです。

バイク車検の光軸は ハイビーム のみ検査する

次に光が収束しても、光軸がずれていれば当然再検査となります。
調整方法は、ネットで紹介されているように、車庫の壁にハイビームにして光の位置を確認し、バイクを前後させて一番明るいところの移動を見ます。
GSX-S1000Fは2灯式ヘッドライトですが、左がロービーム、右がハイビームとなっています。
ハイビームにスイッチを切り替えると、左右のヘッドライトが点灯するので、ハイビームのみの光軸を見るのに邪魔になるので、左のロービームのヘッドライトに光が出ないようにチラシか何かをテープで仮止めしてカバーをします。

2灯式ヘッドランプの場合ロービームは光が漏れないようにカバーする

GSX-S1000Fのヘッドライトの裏側に1灯につき2箇所の8mmのボルトを回転させて上下左右を調整します。
車検の光軸調整は右側のハイビームのみを調整するだけで良いです。
ライトの中心の高さを測って壁に印を付け、そこから10メートル離れて左右に27cm以内、上方に10cm以内下方にライトの高さの1/5以内になれば良い。
要するに、前後左右が動かなければ良いのではないかと思う。

車検場の予約

2週間前に、陸運局のホームページから予約しました。
あらかじめ新規アカウント登録を行っておくと、スムーズに予約できると思います。
予約は車体ナンバー等が必要なので、車検証を見ながらするのが良いと思います。

自分は早朝が苦手なので午前10時15分からの受付としました。
※石川県の陸運支局は、2018年に移転し、金沢市直江東1-1になりました。

車検当日

車検日当日は、書類や印鑑、お金を忘れないようにして家を出発.
9時45分くらいに石川陸運支局に到着しました。

陸運支局内の、どこに何があるのかさっぱりわからないので、案内板の前に立ち止まり、どこに何があるのかをチェックします。

自動車会館

自賠責保険に加入

まずは、自動車会館1Fで自賠責保険に入るために、総合案内(上の写真)の右の建物に入って一階の一番の奥の12番の自賠責保険取扱窓口で自賠責保険に加入しました。

この時、現在の自賠責保険の証書を渡して継続となるようにします。(11,520円2年間、時期によって金額が変更されます。)

代書と印紙

いろんな書類を書き込む作業が面倒なので、代書をお願いすることにしました。
7番の登録相談所(代書)、系二輪受付に行って書類一式を渡して全て書いていただきました。(800円)
その間に、印紙を買ってきてください、と紙を渡され、10番の重量税印紙、検査登録印紙、審査証紙販売で買って戻ると、代書された書類に印紙を貼って、次に隣の建物の4番に行ってくださいと言われました。

重量税………3,800円(13年未満)
証紙・印紙代……1,700円(1300円,400円)

まだ、予約の時間になっていないのですが、と問うと、大丈夫ですよと答えが返ってきました。

陸運支局内

隣の建物、石川運輸支局の4番、継続検査申請受付交付窓口に書類を渡すと、何やらチェックされました。
「ユーザー車検は初めてなんですが」、というと、書類の上の方に赤のボールペンで丸印され、これで検査官が同行してくれますよ、と言われました。

ここでは、書類のチェックと車検場の受付をしているようでした.

車両審査のレーン

一度外に出て

バイクに乗って、駐車場の反対側の検査するところ総合案内図では左側の水色の部分に入りました。
2輪車のレーンは、右からの2番目でした。
クルマがたくさん並んでいましたが、係員の誘導で2輪のレーンまでたどり着きました。

車両審査のレーン

排気ガス検査

手前の緑の箱が排気ガス検査でその手前のプローブをマフラーに突っ込みます。手前の天吊の画面に結果が表示され、赤いボックスで用紙に記録します。
床がオレンジ色のところにローラーが設置されていて、その少し前に光軸検査の機器があります。

検査官のチェック

まずは、検査官のチェックがあります。
3月なので乗用車の車検のレーンは混雑していたせいか、2輪のレーンには係員がいなかったので、しばらく待ちます。
2輪のレーンはガラガラでしたが。
係員の指示で
前面から見てヘッドライトのハイ、ロービーム、左右のウインカーの点灯切り替え
フレームの刻印の確認
ハンドルロックは自分でかける。しっかりとかかるかチェック。
後ろから見て左右のウインカーの点灯、ブレーキランプのチェック
コンコン叩いてチェック。

排気ガス検査

排気ガス検査ですが、自分でしても良かったのですが、係員が排気ガス検査でマフラーにセンサーを突っ込んで測定をしてくれました。
検査時間が少し長めでしたが、問題なく2つH&Cとも○でした。
念の為にアイドリングを早めにおこなってエンジンを温めておくのがポイントだそうです。
ここで検査用紙を機械に入れると何やら印が付きます。

スピードメーターと前後のブレーキ、光軸検査

次にローラーの手前まで行くと、
係員から、スピードメーターは前後どちらのタイヤですか?
GSX-S1000Fは前輪でスピードを計っているようです。(最近のバイクは後輪が多いそうです)
ヘッドライトは2つありますが、GSX-S1000Fは左がロービーム、右がハイビームと別れています。
この場合、ヘッドライトは1灯式ですと答えます。(ハイビームの数を言っているようです)
あらかじめ左のロービームはチラシとマスキング用テープを使って自分で目隠しました。

スピードメーター検査

フロントをローラーに乗せて、ギアをニュートラルにします。
左足のところにバー状のフットスイッチがあるので踏んだままにして、メーターが40Km/hを指したらフットスイッチを離します。

ブレーキ検査

次は前輪ブレーキ検査で、合図とともに前後両方のブレーキをかけます。
ローラーを後輪のところまで前進します。
タイヤの位置を確認してフットスイッチを踏むとローラーとリアタイヤが接するようです。
合図とともに前後両方のブレーキをかけます。

光軸検査

少し進んでヘッドライトのハイビームの光軸の検査です。
計測機器が横から出てきて、自動で測定します。GSX-S1000Fはヘッドライトの位置が低いためか、光軸を見つけられずに一旦通り過ぎてから少し下に測定部分が下がってからまた測定をします。
残念ながら、自分で調整した光軸はダメだったようです。
機械に用紙を入れると検査結果が記録されます。

検査結果を受け取る

レーンの出口近くまでバイクを走らせて止めて、左側の審査する小さな窓口に行きます。
ダメだった箇所が書かれた紙と、検査表に何か記入して渡されてあと2回検査を受けることができますよと言われた。
どこかにテスター屋さんはありませんかと尋ねると、金沢の陸運支局の周辺にはバイク用のテスターの施設がないようなことを言われました。
また、テスター屋を紹介することは職業上NGだそうです。
自分で光軸を調整してきたのですが、下の結果の如く少し下方に外れているようです。

光軸検査失格

1回目の光軸検査結果

2輪のテスター屋がわからないので、少し考えて、自分で適当に合わせることにしました。
が、日陰で壁のあるところを探さなければなりません。
すぐ近くに一階が駐車場で日陰になっている屋内駐車場があり。
少しお邪魔することにしました。
よく買い物をするチェーン店なので許してください。

駐車場の柱に、ハイビームを当ててライトの中心にマスキングテープを貼って、上の結果から少し上の方、そして少し右の方に調整しました。

再検査

再び検査レーンに並びます。
2度目ですが、再び検査官がシャーシーの番号を確認します。
そして、光軸を測定すると、今度は高さは範囲内に入ったけれど、なんと、右にずれてしまいました。
ガックリ肩を落とす自分 。(^^;;

2度目の光軸検査結果

しまった!、欲張って左右も中心に持って行こうとしたのが仇となってしまいました。
今度は、少し左に戻して高さも少し上げて、これでダメだったら、ショックだなと思いながら光軸検査を受けると、
○が付きました。(^^)v

3度目でやっと合格しました。
ここでダメなら、事務所に戻って再検査の申請を1,200円を支払うことで、さらに3回挑戦できるそうです。(係員の話)

陸運支局内

合格のハンコをいただいて、先ほどの4番、継続検査申請受付交付窓口に戻って、書類を提出し、5分くらいすると名前を呼ばれ、車検シールと新しい車検証がもらえました。

ユーザー車検の感想

ユーザー車検初体験は、本当は結構しんどかったですが、これも経験ですね。

前方上部のモニターを見ながらブレーキを掛けたり、スピードメーターの40km/hになったらフットスイッチを踏んだりするのですが、今年59歳の私には、少し難しく感じました。
だけど、バイクのレーンが空いていたのがせめてもの救いです。

ユーザー車検を体験したくて、今回挑戦して見ましたが、意外と面倒なことが多いと感じました。
整備することや、バイクをいじることはそんなに苦にはしてませんが、車検はショップに任せるのが良いのだろうと感じました。
自分にはめんどくさいのです。
ただ、石川陸運支局は移転したばかりだったので、2輪を扱うテスター屋が近くにいなかったのですが、今後、近くにテスター屋ができる可能性はあります。
そうなったら、バイクユーザーも安心してユーザー車検を受けることが可能になるのだと思います。

今回の車検に要した費用は、17,820円でした。
大型バイクを維持するのは金銭的に大変ですが、ユーザー車検にすれば安く維持できることがわかりました.

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ユーザー車検に挑戦

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