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詳しいエンジンオイル交換方法 CRF250ラリー

カウル付きの CRF250ラリーのオイル交換はめんどくさい.ので、オイル交換時の作業の方法を忘れないように記しておきます。

エンジンオイルの交換CRF250Rally

総走行距離が10,819kmで1万キロを超えたので前回よりも5,000kmを遥かに超えたのでエンジンオイルの交換を行いました。
前回のオイル交換でも少し書きましたが、カウル付きのオイル交換は、少し面倒くさいのが本音です。
その面倒くささを少しでも解消するために、少し詳しく書いておくことにしました。
老人になると、少し前のことは記憶から無くなってしまうので、どうしても、毎回、どうやってオイル交換をしたのだろうか?となってしまうので、健忘録とその対策です。

オイル交換時のCRF250Rallyのカウルの外し方

フロントパネルの外し方

上の写真は、オイル交換後のもの
フロント側のパネルの4本の5mm六角ボルトを六角レンチで外す。
外すのは簡単で、少し手前上方に動かすと外れる。

秋の林道を走って来たので、アンダーパネルとエンジンの隙間には落ち葉が挟まっています。
洗車だけでは、取れなかったので、ちょうど良い機会でした。

アンダーパネルを外す

前にある2本の10mmのボルトを外す、奥まっているのでソケットレンチで外す方が良い。
アンダーパネルは、樹脂?プラスティック ?なので、弱いのですが、意外と割れたりしないのですね。
ただ、左前のサイドパネルとの接合部分のネジの止まる部分は破損してしまいました。
林道走行で、枝や跳ね上げた石、岩などの接触した形跡があります。

構造的にアンダーパネルには、オイルの排出口があるので、2つのパネルは付けたままでもエンジンオイルの交換は可能ですね。
(アンダーバネルは金属製の方が安心できると思いますよ、ホンダさん)
ただ、オイルの交換と同時に、エンジンの下側部分の泥汚れ等をきれいにしたり、フロントタイヤが跳ね上げた石がヒットした損傷部分の確認をするためにアンダーパネルまで外してオイル交換します。

エンジン下部の点検

エンジン本体には、損傷や傷、オイル漏れは確認できませんでした。
フレームの左右のアンダーチューブの下側の後端には多少の傷はありましたが、オフロード 車なので全くしにはしていません。
リヤサスのリンクの下側に岩が擦れたような跡がありました。(大きな段差にリアタイヤが落ちた時に付いたのだと思います)
エンジンを温める前に、最低限ドレーンボルトの周辺をペーパータオル等できれいにします。
汚れを落としながら、点検していきます。

エンジンオイル交換方法

エンジンオイルを温めてオイルの粘度を下げて排出しやすくする

エンジンを始動し、3−5分程度温める。
あまり熱すぎると火傷の原因となるので、ほどほどに温めた方が良いだろうと思います。

エンジンオイル排出ドレーンボルトの確認

エンジンオイルの排出ボルトは左側の下面にあります。
サイドスタンドを使うと車体が左に傾くので、できるだけ古いオイルを抜くためには当然の場所なのですが。
この画像には、アンダーパネルを後方へ差し込む部分が写っていたので、赤い矢印で記入しておきました。

オイルをオイル受けに排出します

エンジンの下部は、泥で汚れやすいので、ゴミがエンジン内やボルトやネジの溝に付着していると、トラブルの原因になりますので、ドレーボルトを抜く前に、きれいに拭き取った方が良いと思います。

手が汚れていたので、写真撮影してないですが、
ドレーンボルトは、そんなに強く締まっていませんが、ソケットレンチかメガネレンチで緩めましょう。
少し回してボルトが緩んだら、ゴム手袋と軍手を片手に着けてドレーボルトを指で緩めていきます。
ドレーンボルトが外れる瞬間にオイルが出て来ますので、特にエンジンが熱い時は注意が必要です。

完全に緩むまでドレーンボルトの頭を抑えながら緩めていって、完全に緩むまでドレーボルトの頭を指で押さえておきます。
素早くボルトを横方向に移動させると、手にオイルが付着しないので、試してみてください。

今回は、アルミパッキンはエンジン側に付着していました。
なくした場合は、新しいものを取り付けましょう。
CRF250にドレーンボルトには、アルミ製パッキンが使われていました。
毎回交換するようにマニュアルにはあるかもしれませんが、潰して使うタイプではなさそうだし、ほとんど傷らしい傷がないので再利用します。(オススメはしませんが)
完全にオイルが排出されるまで、時間がかかりますので、しばらくコーヒータイムですね。
少しくらい、排出できないオイルがあっても影響はないので、そこまで神経質になる必要はないと思いますが。

オイルを注入します

ドレーンボルトにアルミ製パッキンを通して、オイルの排出口を閉じます。
トルクレンチを使った方が良いですが、自分は適当です。(自己判断でお願いしますが、エンジンの振動でネジは外れやすいですが、エンジン側はアルミ製なので強すぎない方で調節した方が良いかもしれません。)

フィラーキャップとそのネジ穴もゴミ付着をきれいに拭き取ります。
フィラーからエンジンオイルを入れていきますが、車体が真っ直ぐな状態でオイルのレベルを確認するので、なんらかの方法で車体を真っ直ぐにしてください。
自分は、サイドスタンドに2cmくらいの木片を挟んで、反対側に、木の棒の端材をつっかえ棒にしました。

きれいなオイルが入ると、オイルの点検窓にオイルの入っているレベルに達します。

オイルレベルの確認作業をする

マニュアルには、エンジンを3−5分ほどアイドリングさせる。
エンジン停止して2−3分待ってから車体を立てた状態でオイルレベルを上限にするように書いてあります。

マニュアル通りエンジンをアイドリングさせてエンジン停止2−3分後にオイルレベルを見ると、オイルレベルが少し下がっているので、上限と下限の中間までオイルを足しました。(マニュアルは上限)


基本的にエンジンオイルの量は、点検窓の上限と下限の間にあれば問題はないと思います。
空冷エンジンの場合は、オイルの消費が多めですが、水冷エンジンはエンジンオイルの消費はほとんどないので、レベルの中間で問題ないと考えます。
ただし、オイルの消費量には個体差があるので、安全を考えるのであればレベルの上限が良いと思います。

エンジンを始動したので、古いオイルと混ざって透明だったオイルがお茶みたいな色になってしまいました。
今回は、オイルフィルターの交換は省略したので、仕方ないかもしれない。
おっと、エンジンを始動するときは、一応オイルフィラーキャップ(マニュアルではフィルキャップ)は閉めてくださいね。
それと、ドレーンボルトからオイルが滲んでいないかチェックを忘れないでください。

カウルの組み立て

フロント、アンダーパネルを取り付ける

パネルの取り付けは、構造を理解していれば難しくないが、やはり、慣れないとめんどくさいです。

アンダーパネルは、後ろ側の隙間に差し込む感じ。
サイドパネルの下側に穴が開いているので、そこにアンダーパネルの突起を差し込む形となる。(上の写真)
前方の内側から左右の突起がうまくハマっているか確認できます。(写真は無し)

アンダーパネルの前方を2本の10mmのボルトで固定する。
最初にも書きましたが、奥行きがあるのでボックスレンチのエクステンションかロングソケットがあると便利です。

上の写真のアンダーパネルの隙間(矢印)に下の写真のフロントパネルの突起を差し込む形となる

フロントパネルの下側をはめ込みながら上側を抑える感じです。

フロントパネルを4本の5mm六角レンチで止めればOKです。

最終確認をします

バイクの周辺に何も残った部品やボルトナット等がないか確認します。
ボディーのパーツを触ってみて、緩みやガタがないかみます。
エンジンを始動してみて、焦げたり、変な匂いがしないか異音がないか確認します。
エンジンオイルがエンジンに付着していると、オイルのこげる匂いがするかもしれませんが。

最後に、

エンジンオイル交換は、道具が揃っていれば決して難しい作業ではないですが、自信がなければバイクショップで行っていただくのが良いでしょう。
自分の場合は、一人で林道走行など、人のいないところに入り込むことが多いので、できること何でも、自分で行った方が、何かトラブルがあった場合の助けになると考えています。
整備をしているときに、バイクの構造が把握できたりするからです。
さらに、バイクに愛着が湧きますからね。

GSX-S1000Fに使っているオイルを入れましたが、問題なく動いています。
ラリーにはちょっと、良すぎるオイルかもしれませんが。
交換する前は、オイルの劣化を感じていなかったのですが、新しいオイルに交換したら、エンジンの回転が滑らかになりメカノイズも少し下がったように感じました。
やはり、エンジンオイルの定期交換は重要ですね。

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