比較するデジタルカメラの種類

iPhone X ( 10 ) と APS-Cサイズの高画質コンパクトカメラ2 台と小型CMOSの超望遠レンズの 1 台の比較です.
- iPhone X ( 10 ) は1/2.9 インチの CMOS と 焦点距離 26 & 52 mm F 1.8 & 2.6 の明るい光学手ぶれ補正レンズを採用している.
- SIGMA DP2 Merrill は CMOS が Merrill で4600画素 ( 出力画像は約 1500 万画素 ) のFOVEONの解像度を経験すると虜になってしまいます.
レンズは 焦点距離 45mm F値 2.8 コンパクトカメラの割には、筐体は大きめでレンズ部分が飛び出しているので携帯性は低い. - RICOH GR3 APS-C の CMOS と焦点距離 28mm F2.8 手ぶれ補正あり、胸のポケットに入れても邪魔にならない(ポケットサイズにもよるが)スナップシューターと呼ばれるコンパクトカメラです.
- Panasonic Lumix TZ95 は、24 – 720 mm ( 35 m 換算 ) の焦点距離を持ち光学 30 倍、画像素子は 1 / 2.3 解像度は2030 万画素で小さなMOS と高倍率ズームレンズ、一般的には画質は期待できない.
撮影対象物は「いろはもみじの実 」
画質比較のためコンパクトカメラで「いろはもみじ(イロハモミジ)の実」(翼果(よくか))の写真を撮影してみた.
春のもみじの葉っぱを眺めていたら、赤い花が咲いている?
小さいけれど、綺麗だったので記念撮影してみました.
天候は晴れているが、空は白いので、直射日光はない. 少し風があった.
撮影距離は カメラによって撮影の最短距離が異なるので、手持ちでピントが合っていそうな距離で撮影.
イロハモミジ(いろは紅葉・伊呂波紅葉、学名:Acer palmatum)は、ムクロジ科カエデ属の落葉高木である。別名で、イロハカエデ、タカオカエデなどとも呼ばれるが、単にモミジと呼ばれることが多い。 日本では最もよく見られるカエデ属の種で、紅葉の代表種。本種より作られた園芸種も多い。 果実は翼果で、長さ1 - 2 cm 程度の翼があり、秋(10月頃)に熟すと風を受けて回転しながら飛ばされる。 イロハモミジの花言葉は、「遠慮」「大切な思い出」
Wikipedia
コンパクトデジカメのマクロ撮影の作例
ISO 25 f/1.8 1/822 4.2mm
ピントが合っているのか良くわからないので、撮影距離を変更しながら数枚撮影した. 写真自体は悪くない.
ISO 100 f/5 1/250 sec 45 mm
DP2 Merrill は、焦点の合う撮影距離の最短は 28cm です.ファインダーなしの 45 mm 焦点カメラのマクロ撮影は厳しいと感じる. 実際は、広い範囲を撮影してクロップして切り出し、画像サイズを調整した. 当然、解像度の低い写真になった. 撮影距離を離したので他のカメラよりも背景のボケは少ない. 発色は画像素子FOVEON の特性で近くのものは、赤が強く発色するようだが、個性があって個人的には好きですね.
ISO 200 f/5 1/400 sec 24 mm
ファインダーなしだが、モードをマクロにして適当にシャッターを押した写真だ. 本体のピントの性能が高いのでマクロ撮影も得意なのかもしれない. APS-C サイズなので背景のボケは多い.
ISO 80 f/3.3 1/500 sec 24 mm
手持ちでマクロ撮影の時、モード iA だと中心付近に葉っぱがあるとピント合わせに迷いがあるようです. 液晶パネルで目的物をタッチする方法もあるが、慣れないとやりづらい. 焦点距離 24 mm のままモード P でフォーカスを中心に設定して撮影. 写りは iPhone X よりも良く GR 3 の次に良いかな.
野外のマクロ撮影で良いコンパクトデジカメは
一番簡単に綺麗に写せたのは、RICOH GR III でした.
簡単に目的の前にカメラを置いて、シャッターを切るだけで、ピントも迷わずにスピーディーに完成です. 考えることは何もないところが良いですね.
撮影距離範囲(レンズ先端から)標準:約0.1m~∞、マクロモード:約0.06m~0.12m
マクロモードならば、レンズ先端から 6 cm ( GR3 の縦の長さが約 6 cm ) から 12 cm 撮影できるのが良いですね. 大きめのセンサーサイズなので背景もぼかしやすい.
次に野外のマクロに強いと感じたのは、Panasonic DC – TZ95 でした.
葉っぱ等の対象物がたくさんあると、ピントに迷うみたいです. モードを [ P ] に設定して、フォーカスを中心のみにすると良いでしょう.
画角内に目的物だけの場合は、モード iA でも問題なくピントが合うし、フォーカスモードも自動なので便利に使えます.
RICOH GR III は、綺麗に背景をボケていい感じです. 一眼レフのようにさらに背景をボカすには、モード A にして F値を f/5 から下げると良いと思います. でも、GR3 の良さは、素早く簡単に高画質ですからこれ以上は求めない方が良いかな.
Panasonic DC – TZ95 は、 1/2.3 の画像素子なので背景はボケづらいが、対象物のピントも外れにくい.小さなファインダーでピントを合わせるのは難しいので、これはこれで良いのではないかと思います.
下の参考画像、 RICOH GR III と Panasonic DC – TZ95 のちょっとポップな もみじの翼果の写真の出来上がりです.
ちょっとやりすぎたか!