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SPP6 (SIGMA Photo Pro6)

めんどくさいシグマの現像ソフトの出番です.不安定で遅く、数枚現像すると、もう嫌になりますが、シグマのデジカメは、このソフトでないと現像できません.

SIGMA PHOTO PRO6シグマのカメラの現像ソフト

DP2Merrillで撮影し保存する画像は、自分の場合JPEGとRAWの2種類である。
RAWの利点は画像の品質をさらに高めたり、好みの発色やデジタル効果を高めたりすることができるので、何気ない写真が素敵な写真に変化させることができるので面白いです。

SIGMA PHOTO PRO6とRAW現像

SIGMA Photo Pro6のソフトウエアの出来は決して良いとはいえないので、その辺は我慢が必要です。
あとはRAWデーターはとても大きなファイルで55MB前後になるかと思います。
古いパソコンでは、処理速度やハードディスクの容量の点で動かすことが難しいので、最新のパソコンにしたほうがストレスが少なく快適と思います。
このサイトの管理人ポップカライエは、写真にそんなに詳しいわけではないのですが、SIGMAのこのFoveonセンサーの良さを最大限発揮できるようにと記してみました。

Foveonセンサー唯一の現像ソフトSPP6

下の写真がSIGMA Photo Pro6(SPP6)を立ち上げてRAWデーターを開いてみたところです。
ちなみにSIGMAのRAWのファイルの拡張子はX3Fです。
RAWデーターを読み込んでAUTOで仮現像をしながら立ち上がります。

Foveonセンサーはホワイトバランスが苦手

デフォルトのホワイトバランスはあまり優秀ではないので、ホワイトバランスで画像のカラーバランスを調整するのが良いでしょう。

この写真の場合はデフォルトのAutoで現像した場合は黄色がかった色調になったので、カラーモードで「景色」を選ぶと自然な色になりました。
さらにカラーバランスを調整するには「カラー調整」にて行えばよいと思う。

デジタルカメラは空の階調が出にくい

空の雲の様子が、べったりとして完全な均一な雲のようですが、実際に撮影した時には少し青空が見えたように思っていました。
この部分を調整するには「X3 Fill Light」の調整をプラス方向に動かすのがよいと思います。
+0から+1.6くらいまで上げてみると空の雲の様子が現れてきました。

上の写真だと空の様子が現れてきましたが、肝心の建物の様子が白くなってしまいました。
露出」をマイナス方向に抑えて、さらに「シャドウ」を下げて全体的なバランスを整えます。
さらに、ハイライトも下げることで不自然な感じをなくしていきますが、「シャドー」と「ハイライト」がともに最小の-2.0でも不自然さがなくならなかったので、「X3 Fill Light」を+0.9まで下げてみるとようやく見れる写真になってきました。

Foveonセンサーはシャープネスに強い

そして彩度とシャープネスを少し好みの方向に修正すると よさげな感じになってきました。

前の記事の中に同じ画像がありますので、比べてみるとその差がはっきりとします。

RAWデーターは大きい

RAWデータは一枚あたり50MBを超えるので、撮影枚数が増えるとハードディスクを圧迫するので、消してしまいますが、もしも、あとから必要な写真は残しておくこともできます。
自分はあっさりと消してしまいますが。

SPP6で実際に現像してみると

SPPにて画像を好みに現像したものを下に表示しますので、見てやってください。
下は夕方の海の様子です。光の量が少なくなってきてFOVEONには苦しい状況と思われるけれど、比較的良く写っています。
ただし、空の色や雲には偽色が発生しているので良い写真とはいえないかもしれません。
だけど、岩の表現力は抜群に良いなと感じています。

この上下の写真は、あえて極端な現像をしてみました。
これは、フィルム現像でもされていたような画像も作ることが簡単にでき、面白い写真も作れそうです。
SIGMA FOVEONの実力は高く、写真好きな方にはたまらないのではないかと思います。
だけど、バカチョンカメラに慣れた人には難しい面がたくさんあるので、上級者やこれからデジタル写真を極めたい人には一台持っていても良いのではないかと思わせるできです。

上の写真は浅草の早朝です。
浅草の雰囲気が良く出ている写真です。
反対にこちらの写真は、見た目に合わせる形で現像しています。
早朝の澄んだ空気までも表現されていると感じられる写真です。
FOVEONは3色を一つの画素で取り込める半面、下の層に達する光の量が激減すると思われます。
それによって他のベイヤーのセンサーと比べてホワイトバランスや高感度はとても弱くならざるを得ないと考えます。
だけど、FOVEONの最大の魅力は、画像のエッジのシャープさにあると思います。
元々シャープな写真をさらにシャープネスを上げても破綻がすくないので、よりくっきりとした写真を提供できます。
弱点がたくさんあるカメラだけど、予想をはるかに超える画質は、コンパクトカメラの革命を起こしたと思います。
ソニーがフルサイズのコンパクトカメラを作ったけれど、Merrillの方がエポックメーキングなカメラといえるでしょう。
数年後には、FOVEONと同様なセンサーが出てくるだろうけれど、そうするとさらにデジタルカメラ「デジメラ」が楽しくなって、わくわくできると予想される。

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