検索
Close this search box.

SIGMA DP2 Merrill購入

高画質一眼レフカメラ ペンタックスK5とシグマDP2 Merrillと同じ景色を撮り比べてみた.驚いたことに、ぶっきらぼうな筐体のDP2 Merrillの圧勝に驚いてしまいました.

SIGMA DP2Merrillの検討

SIGMA DP2 Quattroの発表発売から実際の評判など検討した結果、画質は旧Merrillの方が高く、その他の洗練度はQuattoroが高いようだ。
それと、価格が2倍近くするので、自分の使用状況を考えると、Merrillのほうが安くて画質が良い方が良い。
買いに出かけるのも面倒なので、ネット通販にて購入する。
電池の持続時間が少ないようなので、バッテリーを2本ほど追加購入して付属と含めて4本体制とした。
また、明る場所では液晶では役に立たないということが書かれているので、ファインダーを別途購入した。
また、持ち歩くことを考えて、皮のケースを導入してボディをしっかりと持てるようにした。Merrillは初代DP1よりも大きくなったけれど、レンズが沈銅式ではなくなったので動く部分が少なくなったので、耐久性は向上したと思う。
本体のサイズは丁度良い感じだ。

DP2Merrillの評価、Pentax K5と比較

ファーストインプレッションで岐阜県の白川郷まで足を伸ばした。
カメラの画質を評価するために、SIGMA DP1とPentax K5+Pentax SMC DA50mmも同行した。
これまでは、初代DP1の画質は500万画素のデジカメでありながら一眼レフのような解像力で普通のスナップ写真では不満は少ない。
だけど、35mm換算で28mm程度の焦点距離では、多目的に使うには広角過ぎる感が強い。
40mm程度であれば使い勝手が高いと判断して、DP2を選択した。
比較するPentax k-5に50mmのレンズを付けたが、よく考えてみたら35mm換算で70mmくらいになってしまうので比較するには無理がある。
また、このDA50mmのレンズは標準のレンズよりも写りが良くないと感じているので、今回の比較には適さないのかもしれない。

遠くの景色の比較

実際に、同じように撮影して画質の比較をすることにした。
まずは、遠くの景色て比較しよう。
Pentax K-5はローパスフィルターが有るタイプのデジカメなので画像がボケている。
一方の DP2-MerrillはFoveonというローパスフィルターの不必要なCMOSを使っている。
カメラの機能のみを比べるならば、K-5は最高機種にも劣らないのだけれど、画質のみを取るとMerrillの前では負けてしまうのだ。
まずはK-5の画像を見てみる。

レンズの焦点距離が異なるので当然画角が違うけれど詳細な分析をするわけではないのよしとする。
上のPentax K-5の写真と下のSIGMA DP2 Merrillの写真を比べるとこのサイズでは遜色ない画質と思われる。
画像をクリックするとピクセル等倍の画像が表示されるので試しに見て欲しい。

下の写真はPentax K-5で上の写真から一部をピクセル等倍になるように切り出したものだ。

下の写真はSIGMA DP2 Merrillの写真の一部をピクセル等倍に切り出してみたもので、画像の鮮鋭度がここまで違うとは思っても見なかった。
K-5はお気に入りのカメラではあるが、画質には少し不満があったのも事実である。
だけど、機械としては優秀で不満が少ないのも事実である。
遠くの景色を撮影する時にコンパクトデジカメでは不満があることが多かったのでK-5を買ったのにDP2 Merrillの方がくっきりと写っているのが驚きだ。
こんなに遠くの景色を写しても人間の眼で見た以上に鮮明に写っていると感じる。
本当にすごいと言うしかない。
画角が固定されるけれどここまで写ると一眼レフの出番は少なくなるかも。

近くの被写体の比較

近くの物体を写した場合はどうだろうか。
Pentax K-5(下)だけど、何故かピントが甘いのと被写界深度がすこし浅いので背景はボケ気味だ。

SIGMA DP2 Merrillの写真だけど、上の写真と画角が同じになるように少し近づいて撮影した。

この画像は、カメラ本体が出力したJPEG画像だ。
彩度は少し低いけれど見た目に近いかもしれない。

上の2枚の写真の一部分をピクセル等倍にしてみた。
K-5のみの写真をみると充分な表現力と感じるが、したのDP2 Merrillの画像を見てしまうと「えっー!」とうなってしまう。
5万円で買ったカメラがここまですごいと、これからK-5に写りの良いレンズを購入しようとする意欲がなくなってしまう。
シグマの魔力に勝てないかもしれない。
くっきりと写る画像センサーに隅々までくっきりと写る単焦点レンズの組み合わせがこれほどのパフォーマンスを見せるとは、驚きしかない。

SIGMA DP2Merrillの評価

今回撮影していて、SIGMA DP2 Merrillには手振れ補正がなかったので手振れには注意しながら撮影したせいか一枚も手振れの写真がなかった。
天候が良かったせいもあるが、DP1の時は同様に撮影したら何故か数枚手振れがあったように思った。
DP2 Merrillの設定では必ずROW画像を保存するようにしてパソコンでPhoto Pro5を使って現像するのがこのカメラの流儀だろうと思う。
初代DP1はRAW現像しなければただのコンパクトカメラだったけれど、Merrillは本体が出力するJPEG画像でも充分にきれいである。
バッテリーの持続時間が短いとか、手振れ補正がないとか液晶が見づらいとか言われるかもしれないけれど、自分には全く欠点とは思わない。
写真を撮ることが趣味だと思うならば、時間をかけてじっくりと自分の納得できる画像を作るのも楽しみの一つとなるのではないかと思う。
背景をボカして被写体を浮き出させたり、特殊なレンズで撮影したりすることはできないけれど、コンパクトカメラで、どこへでも持っていける手軽さがMerrillのすばらしさのように思う。

Merrillの登場で動いた心

実は、以前から欲しかったMerrillだけど、SD1の登場の時に80万円という価格を見てPentax K-5というカメラに浮気をしてしまった。
K-5はそんなに不満は無いカメラだけど、DP1のクリアな写真を経験している者にとっては心の底のどこかに不満があったのだろう。
10万円以上の投資だったので、しばらくはデジタルカメラを控えることになった。
そして、DPシリーズは3代目のQuatroの登場を待って購入するつもりだったけれど、10万円弱の価格は、もう少し足せばSD1が買えるのだ。
そして、Merrillならば5万円くらいで買えることと画質の変化は少ないことを考慮すると、DP2 Merrillに行き着いたわけだ。
周りの人たちと比べて随分と遅れてMerrillユーザーになったわけだ。デジタルカメラにはまだまだ改良の余地が残されていて、我々の財布を圧迫するのだと思う。
だけど、Merrillの画質を超えることは簡単ではないはずだ。
しばらくはこれで充分と思うくらいに感動してしまった。
このイメージセンサーを使ってミラーレスの交換レンズ型のカメラを作っていただければ売れると思う。
その場合、レンズのマウントをどうするかで売れ方が違うかも・・・・・・。

サンプル写真 Merrill SIGMA DP2

sigma dp2 merrill
サンプル写真

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

vs_dp2_k5

記事の見出し番号

関連記事

DP2&P1000 比較2

異種間のカメラ対決である.小さなCMOSに高性能の望遠レンズのP1000と高画質のMerrillとの画質比較は、めんどくさいものとなった.

DP2&P1000 比較

異種競技のようなカメラ対決は、画質だけならば、DP2 Merrillの圧勝だった.
nikon P1000では、全く歯が立たないけれど、小さなCMOSの割には検討しているかな.

最新記事

iframe

iframeを使って、他サイトをページに表示させることができます。

例)スクロール効果

スクロールの効果のサンプルページです。印象に残るページの参考にしていただけると良いですね。Elementorより。

Scroll Snap

WEBページでスクロールを所定の位置で一旦止まるように設定することができると可読性が上がりそう。

スクロール効果 横移動

ページをスクロールさせると画像が横方向に移動させる。注目させたり違和感を感じさせる時に使える。