IRC TRAIL WINNER GP-110
CRF250Rally走行距離21,502km 前後タイヤの交換
CRF250Rallyをツーリング主体の使い方をする予定なので、
IRC井上ゴム TRAIL WINNER GP-110 フロント 3.00S21 4PR チューブタイプ(WT) 101705
IRC井上ゴム TRAIL WINNER GP-110 リア 120/80-18 M/C 62S チューブタイプ(WT) 102673
に交換する.
メーカーによると
オンロードでの走行に対応する、高い安全性とスムーズな操縦性を実現。林道レベルのオフロードなら不安なく走行可能。ON & OFFモデルのロングセ ラータイヤ。
ということらしい.
IRC 井上ゴム 製のタイヤは比較的安価で購入できるので距離をたくさん走行する予定なので、選択してみた.

タイヤの購入
ネット販売のアマンゾンでポチった.
クリックだけで購入できるので便利ですね.
タイヤの場合、銘柄だけではなく、サイズ、チューブorチューブレス、等の選択違いをしないようにしましょう.
IRC GP-110 の特徴
GP-110 は、オフロードタイヤのキャラメルと同様の彫りの深さがあり、オフロード性能が高そうな雰囲気です.

IRC GP-110 の組む前のタイヤの特徴は、
- オンロードタイヤのようにサイドウオールが硬め
- 回転方向の指定があるが、小さなマーク
- 耐摩耗性が高そうな硬めのブロック
- タイヤが左右方向で潰れている
リヤタイヤをホイールに組む
前回、タイヤを組む時にリヤタイヤのチューブに穴を開けて修理をしたので、今回は新品のチューブを使用しました.
IRC GP-110 のタイヤは少し硬めなので、私は少し苦労しました.
チューブタイヤの組み方は、人それぞれなのですが、このタイヤに合わせて、組み方を少し変えてみました. 後から説明します.

組み終わったタイヤは、いい感じでオフロードタイヤに感じます.
バイクを少し押してみると、結構、ガタガタとトレッドの段差による振動が車体に伝わりました.

フロントタイヤをホイールに組む

今回は、フロントタイヤのチューブに傷や劣化が見られないのでは再利用しました.
リヤタイヤに比べてフロントタイヤを組むのは簡単でした.
しかし、タイヤ単体の状態で左右方向に潰れているので、チューブが入りづらいのが難点です.

GP-110のチューブタイヤの組み方
無駄を排除したチューブタイプのタイヤ交換の方法が下の動画です。
とても参考になりますのでオススメです。
ただ、サイドが硬いタイヤの場合は、もう少しタイヤレバーを使って入れた方が良いかもしれません。
チューブをタイヤ内に入れる
チューブタイヤの場合、ホイールの穴にチューブについている空気を入れるバルブを通すのが面倒です.
したがって、はじめにタイヤにチューブを入れる.(エアバルブとタイヤのマークを合わせる)
少しチューブに空気を入れ、ホイールの穴にチューブのバルブを通してしまうのが良いと思います.

空気バルブに軽くナットを付ける
空気バルブが、ホイールの穴から逃げないようにするために、エアバルブにナットを軽くつけておきます.
タイヤのビードをホイールに入れる時に、抜けやすいので.

ホイール全体をタイヤの内側に
タイヤを外す時と反対のことをする.
ここでは、タイヤとホイールを地面に対して垂直に立てて、タイヤを上から押さえることで地面側のビードが広がって、ホイールを比較的簡単にタイヤの内側に入れることができます.
タイヤの内側に入れたい部分を順番に下にして地面に押さえながらホイールをタイヤ内に入れていきます.

すっぽりと、ホイール全体がタイヤの内側に入った様子.

タイヤレバーでタイヤをホイールに入れる
片面づつタイヤをホイールに入れます.
まずは、タイヤビードクリームをビードに塗ります.
タイヤレバーを使うタイヤの反対側を膝で踏み潰してホイールにビードを入れていく.
タイヤバルブ側をは最後の方に入れるように始める. ( 理由は、タイヤバルブがあると少々タイヤがつぶれづらいからだ. )
タイヤレバーのコツは、レバーを垂直に立てた状態で入れたいビードの部分をを指で押すと簡単にビードがホイールにはまっていきます.
あまり欲張らずに少しずつ.
レバーだけでタイヤをホイールにはめようとすると、チューブが噛んで痛める可能性が高くなるので、レバーは垂直までにして指でビードをホイールに入れていくのが、チューブに穴を開けずにビードをホイールにはめるコツですね.

反対の面も同様にタイヤをホイールにはめていきます.
最後のビードがハマりにくい時は、ハンマー等で叩いたり、全体重をかけたりしますが、タイヤレバーの面を逆に差し込んでレバーをタイヤ方向に起こすと、簡単にハマりますので試してみてください.

タイヤのビードがホイールに全部入ったら、
チューブが噛み込んでいないか注意深く観察します.
- タイヤの円形のマークとホイールの位置がずれていないか確かめる.
- タイヤとホイールの隙間から見る.
特に、1. のタイヤとホイールの位置関係が重要で、ちょっとでもズレていたら、チューブが噛み込んでいると考えたほうがよい.
21インチの方がチューブが噛んでいることが多いので注意しましょう。

タイヤに空気を入れる
チューブのねじれ等をなくすために、念には念を入れて
- チューブに多めの空気を入れる.
- 一旦、空気を全部抜く
- 次に、適正な空気圧になるよう空気を入れる.
タイヤ交換にあると便利なもの
タイヤ交換に必要な
- タイヤレバー3本
- ビードクリーム
- 虫まわし
- アクスルシャフトにグリス(耐水性の高いリチウムグリスが良いだろう)
IRC TRAIL WINNER GP-110 の感想
タイヤのハイトが高いので、足付き性は大分悪化した.
オンロードのグリップ力は、純正のキャラメルブロックパターンよりも高いので安心感が高い(程度はあるが、深くバンクさせてもリヤタイヤがスライドしづらい).
オフロードは、整備された未舗装林道ならば、普通に走破することができた.
ただ、少しでも濡れてどろどろになった路面では、グリップの期待はできない.
主にオンロードやじゃり道を走破するツーリングで使用するのであればベストの選択かもしれません.
IRC GP110の耐久性
IRC GP-110の耐久距離は、1万キロくらいだろうか。
実際には
33401 km(走行後) – 21504 km (取り付け時)= 11897 km (走行距離)
のタイヤの状態

リヤタイヤは、スリップサインがでるまであと1000km弱は走行できそうだが、

フロントタイヤは、すでにスリップサインを通り越して摩耗限界を超えている。
旅の途中だったので、ここまで使用したが、本来であればここまでは使用しなかった。

タイヤの表面のブロックの残り具合。
フロントブレーキを多用する自分の乗り方では、このような減り方になってしまうようだ。