チューブタイヤのパンク対策
ホンダCRF250Rallyは、オフロード色の強いバイクなので、荒れた路面でもタイヤの空気圧を下げてグリップが確保しやすい、チューブタイヤを採用しています。(ヤマハ セローのリヤタイヤはチューブレスだったり、最新のトライアルマシーンもチューブレスタイヤだったりするが)
しかし、ツーリングで使用するとチューブタイヤの最大の難点がパンクです。
チューブタイヤのバンク対策は
- パンク防止剤をチューブにいれておく
- パンクしたチューブにパッチを貼る
- チューブごと交換する
しかし、1.のパンク防止剤は、釘が刺さっても空気が抜けずらい反面、釘が刺さったまま走行して、チューブをダメにしてしまう可能性があります。
2.のチューブにパッチを貼るには、タイヤレバーでタイヤのビードを外して、チューブを取り出す作業が必要です。
3.のチューブ交換には、新品のチューブを携帯、アクスルシャフトを外して、タイヤの脱着までしなければなりません。
チューブレスにする方法の模索
やはり、チューブレスタイヤの方が、パンクの修理は簡単だし、パンクしてもタイヤの空気が抜けるスピードが遅いので、修理できるショップまで自走できる可能性も高い。
スポークホイールのリムには、スポークを取り付けるための穴が空いているので、そのままチューブレスタイヤを装着しても、スポークの穴から空気が漏れてしまいます。
チューブタイヤのホイールで、チューブレスタイヤを装着する方法を調べてみた。
チューブレスにする方法は、
- スポークホイールのリムをチューブレスタイプのリムに交換する(スポークで付け替える)
- タブレスを使う(競技用で高価、タイヤの脱着が難しい)
- チューブレスキットでリムを加工する(スポークの部分を空気が抜けないようにシールする作業が必要)
のような選択肢はありますが、一番安くて比較的簡単な3.チューブレスキットを買ってみることにしました。(キットは割高には感じるが)
チューブレスキット
チューブレスキットの選択ですが、比較て実績の多いと思われる、アウテックス(OUTEX)の製品を選択しました。

HONDA CR250に装着可能なチューブレスタイヤ
オフロードタイヤのチューブレスタイヤの存在は?
セロー250のリヤタイヤがチューブレスタイヤを採用しているので、セロ−250と同サイズのCRF250をチューブレス化しても、チューブレスタイヤは選択できるようです。
ただ、CRF250と同サイズのフロントは21インチの、チューブレスタイヤはほとんどないようです。
チューブレスキットの施工
アウテックス(OUTEX)のチューブレスキットの施工方法については、Youtubeの動画のほうがイメージしやすいので、あえて、ここでは説明しない。
スポークの穴から空気が漏れないようにするキットと考えて施工する。
OUTEXのチューブレスキット
メリット
- パンク対策が簡単になる
- チューブタイプのスポークホイールで施工できる
- チューブの重さ分の軽量化と交換時のコストダウン
デメリット
- 施工がめんどくさいし、失敗の可能性がある
- ホイール中央の凹みが減少することで、タイヤの脱着性が悪くなる
- ただのテープ類にしては高価
考察
オフロードタイプのバイクのスポークホイールでもチューブレスのホイールはある。
スポークをリムを貫通させなければチューブレスにできるのだ。
これは、コスト増加になるが、実際にバイクのオーナーとしては、チューブタイヤにするかチューブレスタイヤにするか選択肢があった方が良いに決まっている。
最近のオフロードバイクはチューブタイプのスポークリムを採用していることが多いが、何かメリットがあるのだろうか?
6,000キロ走行後
チューブレス化してから6,000キロ程度走行しました。
まったくエア漏れもなく、普通に走行できています。
この間、舗装路、砂利道、砂の上など、さまざまな路面を走りましたが、まったく問題なかったです。