DCCD警告灯点滅
DCCDとは、スバルのAWDのセンターデフの前後のトルク配分を積極的にコントロールすること、ドライバーズ・コントロール・センター・デフのことである。
「DCCDの役目は、ドライバーがセンターデフの結束力をダイヤルを使って変更できるのだ。
途中からAUTOモードが搭載され、自動でセンターデフの結束力を電気的にコントロールできるようになった。
さらに、F型から電気式に加え機械式LSDを搭載し、応答性を上げて、よりトラクション性能が向上している。
この開発には、元WRCドライバーのトミ・マキネンも携わっていると言う。」
そのDCCDのインジケーターの一番下の緑色のDCCD警告灯が点滅する。
点滅したまま走行すると、デフロックのような状態になります。

説明書には、点灯でDCCDの故障となっている。
今回は、点滅なのでDCCD本体の故障ではない可能性がある。
一時的にDCCD警告灯の点滅を消すには、
DCCD警告灯の点滅が消えるか試してみると、
- エンジンが温まって、一度エンジンを切って再始動すると、インジケーターの点滅はなくなり、直ります。
- キーをLOCK -> Acc -> ON にしてから60sec後に START エンジン始動すると正常に DCCDは動作しているようです。
ということは、どこかの電子回路のコンデンサーが潰れかかっているのだろうか。
舵角センサーの故障?と外気温
この現象を、ネットで調べてみると、ステアリングにある舵角センサーの故障のようです。
部品を取り寄せて交換しようと考えましたが、思っていたよりも10倍高い値段に、尻込みしている状態です。
DCCDのインジケーターの緑点滅は、外気温が5℃以下になると発生するみたい。気温が上がると緑点滅はしない。
どうするか
まず、外気温が上がってきた場合、この現象は無くなるのだろうか?
春夏秋とDCCDのインジケーターの緑点滅は、なかったので、電子部品(特にコンデンサ)の劣化が疑われた。
しばらく、ネット等で研究してみよう!
DCCDインジケーター点滅から一月経過
DCCDインジケーターの点滅から一月経過したら、何故か点滅は治り、センターデフの動作も正常になりました。
この間に、スキー場まで往復600km程度の走行を行った。
スキーに出かける前は、点滅していたのですが、いつの間にか点滅しなくなったようです。
治ったかと思ったが
1週間後のエンジン始動をすると、また、DCCDインジケーターの点滅が復活しました。
無駄な努力だったこと
ECUのリセット
ECUをリセットしてエラーが消えるかどうか確認しました。
全く、エラーは消えない。
※ECUのリセットの方法は、バッテリーのマイナス端子を一晩外して置いた。
外気温が上がったらエラー消える
外気温が影響
どのような理由かわからないが、外気温が上がったらDCCDのインジケーターの緑警告灯の点滅は、起きなくなっていた。
DCCDのシステムには、起動時に何らかのチェックシステムが働いていて、気温が低いときだけ何かのセンサー等がチェックでエラーを起こしているのだろうと予想するが、
治ったとは考えづらいので、次の冬までは様子を見ることにした。
1年後の冬 DCCDの点滅
気温が5°C以下になると、昨年と同様の症状が発生した。
低温に弱い電子部品は?
極低温で最も問題となるのは、イオンの動きや液体の化学反応に依存する部品で、電解コンデンサやある種のセラミックコンデンサなどがそれにあたります。
Gemini
舵角センサーを取り出して、該当の電子部品を交換するのが安価に修理する方法になると考えています。
この基盤にあるコンデンサは、積層セラミックコンデンサ(MLCC)のよで、基盤上に「C〇〇」と書かれているものだと思います。ただし、コンデンサの容量などの情報がないのと、自分に電子部品の交換のスキルがない。