K&Nリプレイスメントフィルターはオススメ
最初に書きますが、
CRF250には、K&Nリプレイスメントフィルターは超オススメです.
レスポンスや中速域からのトルクが上昇したのが体感できたので、マフラーやエキパイよりも先に交換すると良いかもしれません.(個体差はあるかと思いますが)
エアフィルター交換19000km時
オフロードを走行するバイクのエアフィルター(エアエレメント)の交換タイミングとしては、遅めと思いますが、エンジンの不具合や不調は感じられなかったので、ほったらかしにしていました. (エアエレメントやエアクリーナーの名称がありますが、ここではホンダのオーナーズマニュアルの名称に従いました)
流石に、走行距離20,000km目前なって、焦って交換です.
オーナーズマニュアルのP77 サービスデーターに書かれている、
エアクリーナー交換時期 交換 : 20,000 km ごと
まだちょっと余裕がありました。

名称について
- エアフィルター ( K&N 等のリプレイスメントメーカー)
- エアエレメント (エレメントはひだ状に折り畳まれたという意味)
- エアクリーナー (ホンダオーナーズマニュアルに書かれているが、エアクリーナーボックスも含む名前かもしれません)
交換部品エアクリーナーの購入
エアクリーナーのエレメントの購入は、ネット通販で購入しました.
CRF250Rally MD44のエアクリーナーの純正部品番号は
17210-KZZ-J00 エレメントCOMP.、エアークリーナー
17220-KZZ-900 ケース、COMP.、エアークリーナー
と書かれていました.
上がエレメントのみ、下がケースの番号のようですが、ネットの商品の番号はケースの番号の表記のようです.
エアクリーナーのエレメントの選択を、今回は K&Nのリプレイスメントフィルターにしました.
理由は、排気系を変更しているので、吸気もバランスをとった方が良いだろうという判断で、吸入効率を上げるという判断です.
そんなに期待はしていないのですが、個人的な気分の問題なので
純正は、緑色のフィルターですね.
ヒダヒダが、ヨレているところが気になりますが、効率的には遜色ないのでしょう.
K&N(ケーアンドエヌ) リプレイスメントフィルター HA-2513 は、長年同じ材質のフィルターのようですね.
良いところは、クリーナーで汚れを落として、再利用できるので、廃棄して捨てるものが少なくなるところが素敵です.
オイルとクリーナーが別途必要になりますが、こまめにエアフィルターの交換 ( この場合は掃除かな ) をするのであれば、良い選択かもしれませんね.

エアクリーナー交換作業 CRF250Rally MD44
カバーを外す
サイドカバーを外す. ( 写真はシートを外していますが、シートを外す必要はないですよ )
下の写真の水色の矢印の六角ボルト2本を外す.
同じく下の写真の、緑色矢印のハメ込み2ヶ所を手前に引くと、簡単に外れるはずです.
※バイクに付属の取扱説明書の P41 に左側のサイドカバーの取り外し方法が記されているので、右側のサイドカバーも同様の構造なので、参考にすると良いと思います.
エアクリーナーボックスが現れるので、下の写真の黄色の矢印のプラスネジを4本外す.

薄い黄緑色の汚いフィルターが現れます.
貧乏性なので、ホコリをエアで飛ばして、まだまだ使えそうだと思いながら、構造を観察します.
手前側にツメで嵌め込まれたレバー?が見えたので、簡単に外れるなと.

エアフィルターを外す
予想通り、ツメを手前に起こしたらフィルターの手前側が外れました.
そのまま、フィルターを手前に引き出します.

ヨレヨレの、約2万キロ走行後の使用済み純正エアフィルターです.
2万キロのうち。オフロードを1割くらいは走行したかな?
結構汚れています.
フィルターの奥に、砂やゴミがあり確かめようと思いましたが、めんどうなので、観察もせずに、そのままゴミ箱に直行です.

誇りや小さな砂つぶがあったので、エアクリーナーボックスの中を綺麗にします.
この時に、奥のエレメントが嵌るところ(黄色矢印)を確認しておきます.
エンジン側にはファンネルがあって、この先はエンジンの燃焼室につながるので、ゴミが入らないようにしましょう.
このファンネルの大きさがGSX-S1000の口径と比べると、ものすごく小さいな.(1気筒あたり 250 cc と同じなのに)
それと、効率の悪そうなファンネルの形状に加え、フィルターまでのスペースが近すぎるような気もするなぁ.(あまり、吸入効率は考えていないのかも、長めの吸入パイプなので低速域の空気の充填は問題ないか、とか考えている)
しかし、F1 に参戦しているホンダというビッグメーカーが、たかが250ccシングルエンジンの吸入効率をないがしろにしているのは、ちょっとガッカリかな.

K&N エアフィルターの取付
新しい K&N(ケーアンドエヌ) リプレイスメントフィルター HA-2513 です.
純正は一体型でしたが、K&N(ケーアンドエヌ) リプレイスメントフィルター HA-2513は、フィルターと固定具が分割式です.
さまざまな車種に合わせるためには、合理的な方法だと思います.
取り付けの説明書を読むのが面倒なので、フィルターとアダプターを、あれこれ向きを変えながら組み立ててみます.

エアクリーナーボックスの奥側のハメ込みを合して、手前のレバーの爪を合わせて、閉じる方向に押さえれば、簡単に取り付け完了です.
取り付けの確認は、エアフィルターとボックスとの間に、隙間がないかチェックしましょう.

フィルターを取り付ける前に、エアクリーナーボックス内の清掃は忘れずに.
吸気からゴミを吸うのは、エンジンの寿命を短くするらしい.

今回はシートまで外してしまったので、シート裏からエアクリーナーボックスへのゴムの管も外して綺麗にしました.(ゴムの管は、吸入効率には関係なさそうですね.吸気音を下げるためかな)

エアクリーナーボックスの蓋を+ネジ4本を締めれば終了ですね.

整備性の悪い、CRF250Rally MD44ですが、2万キロに一回のエアクリーナー(エアエレメント)の交換は、そんなに苦にはなりませんね.
K&Nリプレイスメントフィルターのインプレッション
K&N(ケーアンドエヌ) リプレイスメントフィルター HA-2513をCRF250Rally MD44型に取り付けてみて、エンジンを始動して軽く温めてから、軽く空ぶかししてエンジンの回転を上げると、
あらま! レスポンスが良くなったように感じる.
でも、排気ガスが臭い.
空気の吸い込む量が増えて、燃料の噴射量の補正が間に合わないのだろうか?
しばらく走行して学習すれば、排気ガスの臭さは解消されるだろうな. ( ECU ( ホンダ バイクはPGM-FI ) は楽チン、 キャブだとジェットを交換して点火プラグの焼け方をみなければならないけど)
後日、近所を流してみる.
何ということでしょう.
エンジンの中速域(だいたい 4,000 – 8,000rpm)が、速くなっているように感じます.
2万キロ走行でエアエレメントが詰まっていたかもしれませんが、リフレッシュされて良くなったのか、それともK&Nリプレイスメントフィルターが良いのかは不明ですが、その両方だろうと思います.
しかし、気のせいか、エンジンが軽く軽快に回っていると感じるのは、やはり、K&N(ケーアンドエヌ) のフィルターのおかげだろうと思います.
リプレイスメントフィルター交換後、走行距離 10 km 程度の走行では、排ガスの匂いは、まだ少し臭い感じです.、
PS . また、後日、テスト走行を行なってみました.
高回転を維持して走行しても、エアエレメントを交換後は交換前に比べて、ストレスは感じずに走ることができました.
最高回転数は、1万回転オーバーまで回転させましたが、トルクが付いてくるのは、8,000回転あたりまでで、それよりも上は、トルクこそ落ちる感じがあるが、使えないわけではない.
もう少し、燃調が合えばトルクアップはできそうな感じだけど、
排ガスの臭いは、あまり感じなくなってきているが、冷えたエンジン始動直後は少し匂うかな.
また、また、後日、少しあれこれテストで乗ってみると、
K&N(ケーアンドエヌ) のフィルターは、CRF250には、とても効果が高いように感じます.
燃調も合ってきたのかもしれませんが、とっても楽しいエンジンになってきました.
このCRF250は、エキパイとマフラーを交換してありますが、もしかしたら、完全にノーマルでも、このフィルターの効果が感じられる と思います.
PS. 2022/5
ツーリング時、信号待ちで長いアイドリングの後、急激なアクセル操作を行うと、エンストする事があった.
1,000回転暗いから3,000回転くらいまでは、急なアクセル操作を受け付けないようですね.
マフラー交換後にも感じましたが、エアクリーナーの交換後に、より顕著になったように感じました.

整備と定期交換37000km
毎2万キロ交換のエアフィルター、並行して点火プラグとエンジンオイルとフィルター交換を行った。点火プラグのギャップが多かった。

吸気系 MD44
CRF250ラリーのエンジンの不満を解消して快適にするには、吸気フィルターをリプレイスすることの効果は思った以上に高かった.