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バイク旅(四国九州山陰)2023春

HONDA CRF250Rallyで四国九州山陰を旅した記録、四国の山道、九州の絶景、山陰の海岸線を堪能しました。

四国、九州、山陰の旅の計画

バイクと荷物

旅の相棒は、ホンダ CRF250 ラリーです.
マフラーの排気の出口を少し絞った、低回転トルク仕様にして、エンジンの回転数を6,000回転をリミットにしました。(高回転域を使用しないのであれば排気を少し絞った方が低回転からトルクがでるようです)

エンジンオイルを交換、ドライブチェーンの清掃とチェーンルブで潤滑、

タイヤは前後IRC TRAIL WINNER GP-110 7分山程度か

テールボックスにキャンプ用品、細かなものはタンクバックに搭載した。

ちなみに、林道の走行に対応するために、衣類貴重品はリュックに詰めて背負う形にした。(ちょっと疲れるけど)

HONDA CRF250Rally旅

旅の日程とコース

旅の日程は、ゴールデンウイーク後から梅雨入りまでの1ヶ月弱

コースは、四国横断、九州一周、甑島、五島列島(五島は日程が合わずに断念)、山陰の海岸線を散策する予定です。

最近のGoogleマップ等にたくさんの情報がありますので、あらかじめ、行きたい場所を登録して行動することにしました。(山の中では電波が届かなことがあったので、紙ベースの地図も必要かも)

日程は、天候を見ながら走行する予定なので、宿泊地の予約は一切なしで行動するので、無料のキャンプ場はある程度把握してから出発です。

最近では、無料でも、連絡が必要なキャンプ場が増えてきたので、格安の携帯電話(わたしの場合)は、通話により課金されるので通話料金が高くなるのがネックです。

四国

今回の四国を走りたかった理由は、

  1. 日本一長いとされる剣山スーパー林道を走る
  2. UFOライン
  3. 中津山(明神山)にある絶景林道
  4. 四国カルスト

です。

他にも興味はありましたが、日程的に難しいので、行き先をある程度限定しました。

四国最北端には行きました。

四国の実際のルート
四国の実際のルート

剣山スーパー林道は途中で通行止め

剣山スーパー林道木頭村
剣山スーパー林道起点、木頭村、四国徳島県

四国入りして最初は田の浦野営場(無料)でテント泊をしました。砂浜、堤防、テント場でトイレは綺麗で乗り入れは不可。テント場と駐車場は隣接している。
翌日、早朝に出発するが、徳島市の市街地で通勤ラッシュに合う。

何とか、木頭村のスーパー林道の起点に到着した

細い舗装道路を山の奥に進んでいく。

途中から砂利道になり、少し広いところにたどり着いた。

天候は良く、眺めはまあまあ良い。

砂利道をさらに進んで、少しガレた感じの下り坂、対向するバイクの人から、この先は通行止めだと言われた。

とりあえず、行けるところまで行ってみよう。

通行止め
雲早山登山口あたりで全面通行止めの案内板あり

やはり、通行止めだった。

来る途中の分岐点まで戻って、国道439に抜ける。

通信状態が良くなかったので、地図の把握ができずに、剣山スーパー林道を諦めることにした。

事前にもう少し道路を研究していれば、途中の国道193号から残りの林道を走れたかもしれないなと、後から気づく。

UFOライン町道瓶ヶ森線

UFOライン地図

天候が良かったので、少し遠いがUFOラインに行くことにした。

UFOラインは町道 瓶ヶ森線(かめがもりせん)の俗名のようです。

無料道路ですが、道幅が狭く軽自動車やバイクで走行するのが良いでしょう。

今回は東側にある寒風山トンネルあたりから進入しました。

今回UFOラインに到着したので夕方だったので、山々に影が多く、美しい景色が見れなかったので、近くにキャンプ(白猪谷オートキャンプ場 無料)して早朝にもう一度走行します。

尾根沿いの道路からの景色は素晴らしく、凛とした空気で気持ちいいところです。

西日本最高峰の石鎚山が見えるのも良い点です。
四国の山々は、東西に峰が伸びて、山の形も特殊な感じがしました。
この辺りは、変性岩の地質だろうか。

UFOラインの東側に抜ける道路は石鎚スカイラインを使います。
少し狭いが比較的快適なワインディングロードでした。(石鎚スカイラインには営業時間があるので注意が必要です。夜は通行止めのようです。)

UFOライン

UFO ライン(愛媛・高知県)

四国の絶景道で有名なUFOライン瓶ヶ森林道を走ってみました。自動車では狭い道路では気を使いますがバイクでは普通に走行可能です。

中津山 (明神山城跡)

明神山地図

明神山 1541mに向かう。

仁淀川沿いの国道439号から中津渓谷(観光地のよう)方面の

県道363号にハンドルを切る。

吾川スカイパーク キャンプ場(無料の素晴らしいキャンプ場)を過ぎると、小さなタイトコーナー??の舗装路を登っていく。

リアのテールボックスの荷物が重いので、カーブを曲がる時にトラクションが抜けると内側にバイクが倒れそうになる。

リヤブレーキと半クラッチを多用してしまった。

明神山頂上
明神山頂上の神社の鳥居と電波塔?

明神山山頂には、電波塔?と社があって、周囲への眺めは素晴らしい。
北は石鎚山、南は四国カルスト、鳥形山石灰岩採石場が見える。

そして、尾根沿いに続く林道は、写真的にも面白い。

明神山頂上付近
明神山頂上付近からの景色は素晴らしい

早速、林道を走行してみた。

荷物は積載したままなので無理はできない。

少し砂利が多いのでバイクには走りづらいし、途中に数箇所 道路幅いっぱいに水溜りがあった。(数日前の大雨のせいか)

林道を進むと、尾根から降って、さらに上り坂があって小さな広場があった。

少し先に道は続くが今回は我慢して引き返す。(林道を走ると、この先はどうなっているのだろうと好奇心が働くのだ)

明神山
林道は尾根のすぐ近くを通る、気持ちいいが、走行中は景色を堪能する余裕はない。

晴れて開放的な尾根の林道は眺めが良くて楽しいのですが、オフロードの運転に集中するために、周りの風景を堪能することは難しい。
転けるとたぶん谷底かも。

林道自体は短かったですが、個人的には、ものすごく好きですね。

気持ちいい!

天空林道明神山

天空林道 中津明神山 四国(高知県・愛媛県)

標高1541m。愛媛・高知の県境にそびえる中津明神山から伸びる尾根を通る絶景林道はまさに天空の林道でした。

四国カルスト

四国カルスト地図

四国カルストに到着すると、山の上には雲があって、少し惜しいな。

少し観光地化されていて、個人的にはいやだけど、まあ、平日なので絶対的な客の数が少なかったので許そう。(何で上から目線?)

白い石灰岩があちこちに見られる放牧場の風景です。

牛たちに気を遣いながら、アクセルを控えめに、それでもパタパタと排気音をさせながらラリー(自分のバイク)は進みます。

キャンプ場も併設されていますが、2−3日前の大雨で少しぬかるんだところがあるようです。

四国カルストの天候は、カルストの上だけ雲が多い状態でした。
しばらく雲が晴れるのを待ちましたが、雲が晴れることはなさそうだったので、佐田岬まで行って、フェリーで九州に渡るかな。

国道九四フェリー 三崎港から九州 佐賀関港まで行く予定ですが、遅くなったのでムーンビーチ 井野浦キャンプ場で泊まります。

地元の人に聞いたら、自由に使っていいよと言われたのですが
しかし、キャンプ場の水は止められ、トイレも鍵がかかっていました。

ただ、大きなトイレだけには鍵はかかっておらず、電気も付いたのでトイレの確保はできました。
テント場の草は綺麗に刈られていて良かったです。

念の為、スマートフォンでフェリーの予約を入れました。

※国道九四フェリー 三崎港(四国愛媛県佐田岬)・佐賀関港(九州大分県)

車両を運ぶ場合は、バイクは1便あたり最大5台なので、ネットによる事前予約が確実です。(前日の23:00までに)

国道九四フェリーのサイトリンク

ちなみに料金は、自動二輪750cc未満の場合、2,200円+1200円=3400円

インターネット予約や事前決済で数%の割引が適用されます。

出航時間の30分前までにフェリー乗り場に行く。

佐賀関港(大分県)から九州入りしました。

由布岳・くじゅう連山方面に行きたかったのですが、どもう天候が崩れるみたいなので、パス。
何年か前に使った阿蘇山のキャンプ場(阿蘇市坊中野営場)に行くことにした。

阿蘇

仙酔峡

仙酔峡
仙酔峡

仙酔峡は、山の景色が良い!
だが、ちょっと雲が日差しの邪魔をする。

下の町方面の景色も秀逸です。

平日なのに意外と観光客のクルマが多いのにびっくりする。

草千里から阿蘇山

有料道路を走る必要がありますが、中岳の火口を見ることができました。(平日なのに観光客でいっぱいでした。半分は海外の人かな)

ただ煙が出ているだけでしたが、

火口の周辺の岩石を見ているだけでも迫力はあった。

阿蘇山周辺の景色は緑が芽吹く5月あたりが綺麗な風景が見られるようです。

二重峠の石畳

歴史を感じる石畳の道
江戸時代のものが残っているのですね。

江戸時代の参勤交代で使われた石畳の道

江戸時代(1603-1868年)幕府は、諸大名を江戸と国元に一定期間ずつ交代で住居させていました。この道は、大名や侍がその往復に使った道です。

グリーンロード

ケニーロード
グリーンロードにあるケニーロードの看板

バイクレーサーでワールドチャンピオンだったケニー・ロバーツの名を冠した道路。

正式にはグリーンロードです。

南阿蘇から外輪山を越えて熊本市方面へ通り抜ける道路です。
景色の良いのは、南阿蘇から外輪山を駆け上る区間の一部でした。

南阿蘇から阿蘇山
南阿蘇から阿蘇山

グリーンロードの脇道を散策する。
旧道だろうか、

私のオフロードバイクCRF250Rallyなので、細い道路を進んでいくと、絶景が見られました。

※細くて滑りやすく、大きな轍があったりしたので、ロードバイクで通るのはオススメはしません。

ミルクロード

雲海のミルクロード
雲海のミルクロード

阿蘇市坊中野営場で3泊して雨をやり過ごしました。

三日目の朝、霧の中でテントを撤収して出発、

ミルクロードを上がると、青空と雲海に驚く。

雲海を見ている時は天国、しかし、リヤタイヤの空気が少ない・・・。

実は、前日にリヤタイヤのパンク修理をしたばかり、チューブが5mmくらい裂けていたが、パッチで塞いでみると、空気は漏れていない。

大丈夫かなと思っていたが、ダメだった。

大観峰から、最短距離のバイクショップに電話してみる。

チューブにはパンク予防剤を入れてあるので、空気入れを使うとしばらくは走行可能だ。

あれこれあって、結局チューブだけ買って、路肩でリヤタイヤのチューブ交換を行った。

思った以上に大変でした。

ラリーのリヤタイヤのチューブレス化を考えています。

路肩でチューブ交換
路肩でチューブ交換、アクスルシャフトを抜いてホイールを外したところ。
タイヤにチューブを入れる
タイヤにチューブを入れるところ

このタイヤはビードが硬いので、ホイールとタイヤを分離して、タイヤの中にチューブを入れ少し空気で膨らませてからエアバルブをホイールの穴に入れてからタイヤをホイールに組んだ。

一番苦労したのは、アクスルシャフトを取り付けるところだった。

大分県から宮崎県の海岸

九州最東端 鶴御岬

タイヤのチューブ交換をしたおかげで晴天の時間を2時間も無駄遣いしてしまいました。
そして、体力も・・

九州最東端にでも行ってみるか。(快晴とは裏腹に、気持ちは沈んでいました。)

九州最東端
道路上の九州最東端 鶴御岬

鶴御岬へ行く途中の道路に最東端のモニュメントがありました。

景色もいいし、少し元気が回復してきました。

鶴御岬灯台
鶴御岬灯台(旧海軍望楼跡)

鶴御岬の灯台にも行ってみると、戦時中の遺物が残っていました。

九州最東端
九州最東端の地、この先は断崖絶壁のようだった

灯台の先をさらに徒歩で進むと、本当の九州最東端がありました。

柵の向こう側は結構急な崖なので、落ちないように注意が必要です。

日向岬展望台

日向岬へ行く予定はなかったのですが、何となくハンドルを切って見ました。

日向市の市街地を東に進んだ岬の先

背の高い柱状節理の割れ目は、迫力がありました。
展望台の床の一部が透明のガラスになっているのも面白い。
岬の先の方(日向岬展望台)まで遊歩道が整備されていました。

岬側から見る柱状節理と海の風景も良かった。

柱状節理が好きな人は要チェックです。

馬ヶ背展望所 スケルッチャ!
馬ヶ背展望所 スケルッチャ!は足元が透明なガラスの床の展望所
日向岬展望台
日向岬展望台

猪崎鼻公園キャンプ場

猪崎鼻公園キャンプ場(宮崎県・無料届け不要)は、広くある程度は整備されていて旅人には良いところ。

バイククルマの乗り入れも可能のよう。

ただし、オフロードが少しあるので、大型のロードバイクは注意が必要かも。

広場の海側に堆積岩の海岸の露頭があって、地質マニアには面白いかもしれません。

猪崎鼻公園キャンプ場の朝日
猪崎鼻公園キャンプ場で見る朝日

桜島

完全な曇り空

少しの青空と日差しで撮影しました。

桜島の周辺の道路を散策中に小さな噴火があったけれど、すぐに止まったので撮影できず。

桜島 湯之平展望所
桜島 湯之平展望所

40数年ぶりの桜島です。

やはり火山の威圧感はすごいですね。

外国人観光客がレンタサイクルで周囲の道路を散策していました。

大隈半島

日本本土最南端に向かう。

本土最南端 佐多岬
本土最南端 佐多岬

佐多岬は比較的整備されていて、徒歩でトンネルを通り抜け、展望台まで結構遠かったけれど、価値はありました。

見晴らしが良い!

空気の透明度が高ければ隣の島が見えるそうですが、今回は霞んで見えませんでした。

佐多岬灯台
佐多岬展望台から佐多岬灯台

翌日は雨の予報なので、佐多岬野営場で2連泊しました。

無料で広くて綺麗でとても良いこれまでで最高の無料キャンプ場でした。鹿児島県は旅人に優しいですね。

もともとは小学校があった場所を利用して作られたと、通りすがりのおばちゃんから聞きました。

この日は自分も含めてテントを張ったのは3組のみ、
愛媛の青年と自転車旅の青年と私。

佐多岬野営場
佐多岬野営場、ここが無料でいいの?

大隅半島から薩摩半島へは、時間短縮のためにフェリーで渡ります。

フェリーなんきゅう (山川・根占フェリー)乗り場に着くと、風があるのでバイクはダメだと係員に言われました。
その場で、どうすれば良いか尋ねると、垂水まで行けば乗れると言われた。

しかたないので、垂水フェリーから鴨池フェリーターミナルへ(結構時間ロスでした)
有料道路に入るように料金所でお金を払って、フェリー乗り場の順番を待つ。
フェリーに乗って鴨池に着いたら降りるだけの簡単手続きは良かった。

薩摩半島は小雨、そして次の日も雨模様だ。

どうする・・・・

とりあえず、雨なので知覧(特攻隊の展示がされている)でもよって、感傷に浸ろうかな。
でも、中に入ったら小学生がいっぱいいて、ゆっくりできそうもないので、早々に退散した。

風呂に入りたかったので、たまて箱温泉で露天風呂に入った。
安くて良いお風呂ですね。
景色は、小雨だったので、今ひとつ。

薩摩半島は小雨が続くみたいなので、ネットで調べると、
晴れそうな、ところは甑島(こしきじま)か。

ちょっと遠いけれど串木野からフェリーで甑島(こしきじま)に行くことにした。
予約なしでフェリー乗り場に直行する。

甑島(こしきじま)

上甑島の里港に夕方到着する。

しかし、期待とは裏腹で、甑島も小雨でした。

宿泊場所を確保しなければ、
上甑県民自然レクリエーション村に行ったら、誰もいなかったので、看板にあった電話番号に電話すると担当がいないのでわからないと返答された。
仕方ないので、適当にテントを張って宿泊し、次の日に届出と料金を支払うことにした。

甑島は3つの島があって、上甑、中甑、下甑島と呼ぶ。

上甑島と中甑島の間に中島という小さな島があります。

国道351号が3島を結ぶ幹線道路となっていて、2車線だけど整備されて走りやすい。
そして、見晴らしが良くてバイクで走ると、とても気持ちいい!

特に甑大橋は良かった!

甑大明神橋
甑大明神橋は上甑島と中島を結ぶ

甑大明神橋の上甑島側の堆積岩が面白い。

写真には全て写っていないが、この岩石の形状が甑(コシキ・古代中国を発祥とする米などを蒸すための土器)に似ていたので甑島と命名されてようです。

鹿の子大橋
鹿の子大橋は中島と中甑島を結ぶ

鹿の子大橋は、中世のギリシャ風の橋の形状です。

甑大橋は全長約1.5kmの美しい橋です。

甑大橋へは、両側ともトンネルからいきなり橋につながるのも面白い。

「長いトンネルを抜けると、そこは海だった」

甑大橋
甑大橋は中甑と下甑島を結ぶ1533mのPC連続箱桁橋
鳥ノ巣山展望所

堆積岩の露頭が見放題の甑島ですが、高さ150m断崖絶壁(鹿島断崖)は見応えのある地層ですね。

白亜紀の地層のようです。

鹿島断崖
鹿島断崖 夜萩円山展望台

この砂州は、長目の浜(眺めの浜)と言われています。
砂州の長さは、4000メートル

砂州の中央付近に国道352号からなまこ池・貝池に降りる細い道路があって、少し歩けば砂州の海岸に出ることができました。
海岸は、砂のイメージでしたが、実際は大きめの角のとれた石です。

長目の浜
長目の浜は砂州です。田之尻展望所から

結局、上甑島の上甑自然公園キャンプ村一泊300円、シャワー100円 で3泊しました。

テント場には、乗り入れはできませんが、駐車場がすぐ隣なので問題はない。
温水のシャワーが浴びれるのでスッキリと眠れます。

また、フェリー乗り場の里町に、小さなコインランドリーがあったので、曇りの時に洗濯ができました。
これで、旅の後半の準備ができました??

九州本土は晴れいているようなので、フェリーで串木野港へ戻ります。

フェリーニューこしき
フェリーニューこしき

甑島の詳しい情報が見たい方は、すぐ下のリンクをクリックしてみてください。

甑大橋

甑島(こしきじま)鹿児島県

3+1つの島がで繋がれた甑島(こしきじま)の魅力はズバリ海と堆積岩と島を繋ぐ綺麗なブリッジだろう。

薩摩半島

雨のために素通りした薩摩半島に、もう一度、行くことにしました。

甑島から乗ったフェリーを串木野港で降りて、枕崎まで南下する。

枕崎あたりは、強風が吹いていて、夜に少し天候が崩れる予報なので、早めにキャンプ場に入って、寝るところを確保します。

火之神公園・キャンプ場は無料で利用できる風景の良いところでした。
テント場とトイレ・駐車場は道路を渡らなければならないが、それ以外は悪くありません。
タープがあって日差しをコントロールできるのであれば、海に近い芝生に、テントだけの人は松林に場所を取るのが良さそうですね。
何より景色がいい!

火之神公園・キャンプ場
火之神公園・キャンプ場から立神岩

翌日の早朝は、モヤがかかっていましたが、徐々に晴れて快晴です。

踏切で停車中、西大山駅(日本最南端の駅)から発車した電車が通ったので、パシャリ!

バックに開聞岳か写っているので、まあまあかな。

西大山駅には、平日の早朝にも関わらず多くのライダーを見たので、どこかのバイク雑誌にでも掲載されていたのだろうか。

JR西大山駅近くから開聞岳
JR西大山駅近くから開聞岳

長崎鼻灯台は薩摩半島の最南端!

観光化されているが少し寂しい雰囲気でした。

海岸の溶岩が固まったと思われる岩石は良かった。

薩摩長崎鼻灯台
薩摩長崎鼻灯台
開門トンネル・秘密のトンネル
開門トンネル・秘密のトンネルはいぶすきゴルフクラブ開聞コースに入る直前を左方向に行くとあった。

開聞岳の海側の道路に行きたいな。とGoogleマップに頼む。

そこに、突然現れたのは、コンクリートの壁と怪しい木のトンネルと、その向こうには真っ暗な小さな入口のトンネル!

Googleマップには「トンネルいりく、秘密のトンネル」と書かれていたが、拡大表示させると「開門トンネル」と表記がでてきた。
トンネルは幅は狭く軽自動車がやっと通れるくらいか。
対向車が来たらアウトです。
バイクならばあまり気にせずに進入できるかな。

この狭くて結構な長さのトンネルは、中は真っ暗で、ちょっと怖くて面白い。

このトンネルを通り抜けると、開聞岳の南の海側にでれました。(乗用車ではこのトンネルは無理そうなので西側から)

開聞トンネル(かいもんトンネル)は、鹿児島県指宿市開聞川尻にある2つのトンネルの通称。正式名称は、南側が「御倉本1号トンネル」、北側が「御倉本2号トンネル」である。

開聞岳の周囲を一周できる遊歩道の東側の入口部分にあるトンネルである。南北2つのトンネルから成っていて、北側の方が長い。南北2つのトンネルとも内部は曲がりくねっている。南北2つのトンネルの間には中庭と呼ばれる空の開けた鉄骨の骨組みだけのトンネルがある。トンネル内に人工照明は一切無く、明かりをとるための穴が天井部に一定間隔で開けられているだけで、非常に暗く、車、バイクのヘッドライトまたは個人で歩く場合、携帯電灯無しでの通行は困難を極める。
トンネル内部は車道としては非常に狭いため、車の擦れ違いは不可能である。そのため、北側のトンネルには待避所が2ヶ所設置されているが、南側のトンネルには待避所は無い。車については普通自動車(中型)までが限界であり、待避所または中庭以外ではドアを開けることは不可能に近い。

開門トンネルはパワースポット的な何かを感じる場所でした

後藤鼻展望所
後藤鼻展望所 沖秋目島は007の撮影現場だそうです

景色の良い南さつま海道の展望所を巡りながら、今回は長島を一気に通り抜け(フェリーまでの時間が足りなかった)三和商船 蔵之元 フェリー乗り場から牛深港へ

天草の地に降り立つ 

天草長崎

天草といえばキリシタンで有名です。

でも、天草の海も美しい。

牛深の崎津教会の綺麗なたたづまい。
牛深の町は、観光客を招き入れるために整備されていました。

絶対的な駐車場は少ないので、我々のような旅人は、早朝に訪れるのが吉だろう。

崎津教会
崎津教会 コンクリートと木造が混在する特殊な教会堂

大江天主堂も青空に白い建物が映える。

周囲も綺麗に手入れされていました。

教会から見下ろす風景も綺麗だった。

大江天主堂
大江天主堂

天草夕日八景とされる国道389号の海岸線の景色はとても美しい。
工事途中の場所があったと記憶するが、今後どんどん整備されていくであろう。

下の写真の「鬼海ヶ浦(きかいがうら)展望所」のトイレは記念に一度入ったほうが良いだろう。

トイレで小便をしながら絶景をみれるなんて、ちょっと開放的な気分になりました。

「鬼海ヶ浦(きかいがうら)展望所」のトイレは、変な意味でオススメです!

鬼海ヶ浦のトイレ
鬼海ヶ浦のトイレは凝っていて、小便をしながら絶景が楽しめる。なぜか笑えた。

天草半島から島原半島へ行くには、フェリーを使用しました。

島鉄観光㈱鬼池港(天草半島)から口之津(島原半島)まで

島原半島

まずは、近年の話題だった火山を見たいので、仁田峠へ向かいました。

仁田峠循環道路、協力金100円で入れます。
ちなみに、一方通行になっているので、狭い道路でも渋滞には合いませんでした。
第二展望所が良かったかな。

平成新山 仁田峠第二展望所
平成新山 仁田峠第二展望所、仁田峠循環道路100円一方通行です

キャンプは少し戻って、白浜キャンプ場で泊まりました。

隣のテントにはドイツから来たという青年としばらく会話しました。
彼は、HONDA CRF250Lを所有しておりインドまで来たそうです。
日本にはバイクを運んでもそのままでは乗れないようなことを話していました。

翌朝、長崎市内を通って長崎半島国道499号を南下するが天候が良くなかった。

軍艦島も見ることができたけど、曇り空では魅力半減でした。

予定では、長崎から五島列島に渡ろうと思っていましたが、その時間は無さそうです。

日程も足りないし、週明けくらいから天気が崩れる予報になっていました。

五島列島をパスする方向で予定変更です。

平戸と生月島

長崎半島の天候が今ひとつだったので、晴れているところを調べてみると、平戸島あたりです。

平戸島のさらに先の生月島の御崎野営場でキャンプするつもりで一気に北上しました。

ところが、御崎野営場に到着してみて初めて、予約制を知り、そして料金も高そうです。

旅人はテントを張って寝るだけなのに、何千円も支払うのはもったいないですね。

今夜の寝るところは、だいぶんきた道を戻ったところにある、無料で届出のない隠居岳公園(ウォーカーズ・パーク)に決めて、

夕暮れまで時間は少ないですが、南下しながら観光です。

大バエ灯台 生月島
大バエ灯台 生月島

大バエ灯台(上の写真)は、展望台にもなっていて、海の眺めも最高でした。

生月サンセットウエイ(下の写真)は、海と絶壁の岩に挟まれている道路が魅力です。

生月サンセットウェイ
生月サンセットウェイ

この辺りには、棚田がいくつかあってとても良い景色です。
棚田は、山の一部が地滑り等で崩れたところを水田にしていることが多いそうです。
地滑りの原因となる水脈があるので、水にも困らないので、水田には適していたと言えます。

だけど、昔ならいざ知らず、現代の機械化が進んだ稲作の中で、棚田で田植えをする人は大変そうだなと、要らぬ心配をしてしまいました。

高越展望所
高越展望所から棚田

教会や平戸城などをチラッと見てから、生月大橋・平戸大橋を渡ってからひたすら南下しました。

やば!日が沈みそうだ。

Googleマップのナビが示した、やまびこロードが信号も少なく超快適ロードでした。

太陽が沈む少し前に隠居岳公園(ウォーカーズ・パーク)に到着!

はっきり言って、Googleマップがなければ辿り着けなかったと思います。(案内が少なく、細い道路の分岐がいくつかあった)

隠居岳公園(ウォーカーズ・パーク)は、広くないですが、駐車場とテント場が接しており、トイレ、炊事場がコンパクトにあります。

過去に日本一周をした山口県から来たクロスカブの人と会話が弾みました。

南の方で台風が発生し、来週からの天候は崩れるだろうと予想できました。

なんとなく蒸し暑さを感じるのは台風のせいだろうか?

実質、今回の旅からの撤退です。

早朝にテントを畳んで、出発、昼頃には関門トンネル(バイク110円)をくぐって、本州に上陸しました。

半日間、ただの退屈な移動だった。

角島

キャンプ等で出会うライダー達から角島はいいよと言われ続けてきました。

前回は雨天だったのでパス、今回が初角島です。(でも曇っていたが)

角島大橋(1780m)だけバイクで走行してみました。
少し日差しが差し込み、海の風が気持ちいい!

海の色はエメラルドグリーンでした。

途中にある島(鳩島)は、柱状節理が見られました。

角島大橋
角島大橋

山口県の本州と角島(つのしま)を結ぶ全長1,780mの角島大橋は、平成12(2000)年に開通。 通行無料の橋としては国内屈指の長さを誇ります。 橋の通行は徒歩や自転車でも可能で、車だと3分ほどで角島まで渡ることができます。

元乃隅神社

赤い鳥居が印象的な元乃隅神社を訪れました。

海に突き出た岩石、溶岩が冷え固まったものだろうか。

御神体は赤っぽい岩かな。

元乃隅神社
元乃隅神社 百本鳥居

※元乃隅神社は、高台から海に向かって連なる123基の朱塗りの鳥居、青い海、緑の大地のコントラストが美しい、世界も注目する絶景が自慢の神社です。

須佐ホルンフェルス

ホルンフェルスは、圧巻ですね。

堆積岩の変性岩らしいです。

駐車場から500m程度歩く必要がありますが、見ているだけでも面白い。

須佐ホルンフェルス
須佐ホルンフェルス

※海底に堆積した砂泥互層からなる須佐層群に、高温の火成岩体が貫入し、その熱で変成作用を受けてできたものだそうです。

途中、石見海浜公園の無料キャンプ場で一泊して、帰宅しました。

石見海浜公園の無料キャンプ場は、

  1. 18:30分までに受付の必要があります。
  2. 駐車場から数百メートル離れているので、キャンプ道具を運ぶのが大変です。
  3. 広々しているので開放的です。
  4. トイレ等は綺麗でした。
  5. 下は基本砂地です。
  6. テント等が結露しずらいので、早朝に出発するのに適しています。

でした。

途中、柱状節理で有名な玄武洞(有料、玄武岩の名称に使われている)に寄ってから、高速道路を使って帰宅しました。

四国九州山陰の旅のまとめ

開始2023/5/9 終了5/27 19日間

宿泊はすべてキャンプ場・野営場
無料 11泊
有料 7泊 5,520円

総走行距離 約5500km 一日平均 約300km

ガソリン代金 不明 23,000円くらいか

コンビニ支払い 22,207円(おもに飲食料費用)

フェリー代 約17,000円

有料道路 9,990円

合計 8万円くらいの出費かな

バイクについて(ホンダCRF250ラリー)

今回使用のバイク、ホンダCRF250ラリー

欠点:チューブタイヤのパンク修理が厄介です。
チェーンの注油は必要です。

長所:オフロードバイクなので無理をしなければほとんどの道は走破できる。
今回の平均燃費は40km/L程度走った。
カウルがあるので肉体的な疲労は少なく、走行距離一日300km越えは普通にできる。

250ccのメリットに一つに、自動車専用道路を走行できること、フェリーの運賃の区分に750ccを境にしているのでリッターバイクよりも安いこと、軽めの車体なので、小さな道路にも入っていけることです。

宿泊の第一選択は無料キャンプ場

行き先や日程が天候に左右されるバイク旅の場合、無料のキャンプ場・野営場が第一選択になると思います。

無料や格安のキャンプ場は、だいたい自治体の運営のように感じるので、旅人に優しい都道府県というものを少し感じます。

今回は、四国と鹿児島県のキャンプ場が良かったなと感じました。

ほとんどの食べ物とゴミは、コンビニエンスストアで行いました。

というのは、ゴミの捨てることのできるキャンプ場(有料も含む)がとても少なくなってきたからです。

インターネットの恩恵

スマートフォンの登場と情報コンテンツやアプリの充実で、旅をする方法も進化していると感じています。

計画が可能になった旅

現地に行ってから、会った人から情報を得てどこに行こうか考えていた時代から、あらかじめ、旅の前に現地の情報を得て効率的に移動できる旅に変化しました。

情報源は主にGoogleマップです。

雨を避けて移動するバイク旅

雨を避けて移動する方法は、今回ある程度機能しました。

しかし大きな低気圧が来ると、逃げ場がなかったり、遠すぎて逃げきれないこともありました。

ただ、バイクで走行中に大雨には一度も遭遇しなかったのはラッキーでした。

今回は、薩摩半島の小雨を覚悟して移動し、晴れの見込める甑島に逃たのが良かった。

天候の情報源は主にWindyの「雲」の表示が秀逸です。

旅の終わりを梅雨入りと決めていたので、長雨に入る前に自宅に帰還できたのは、Windyのおかげです。

https://www.windy.com

フェリーの予約

確実にフェリーに乗るためにあらかじめフェリー会社のサイトにアクセスして、前日までに予約した方が確実に乗れます。
しかし、フェリー会社によっては、電話で予約、土日はダメのような会社もあるので注意が必要です。
また、運行数の多いところでは、予約を受け付けず、先着順というところもあるので、あらかじめネットで調べておきましょう。

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