経年変化で劣化するプラスティックパーツ
近年のクルマに使われているプラスティックパーツは多くなってきている傾向があります.
2005年型 スバル インプレッサ WRX STI GDB-Fのプラスティックで作られたパーツの破損が多くなってきました.
直射日光にさらされ、紫外線等の影響で経年劣化したのだと思います.
プラスティックの劣化によって、簡単に割れたり破損するパーツの一つが、フロントのグリルに使われているプラスティックパーツです.
5年ほど前に、プラリペアで破損を修理したのですが、今回は 新たな部分にも破損が見られました.
補修パーツが無くなる前に買い足すのも一つの方法ですが、在庫に関しては未確認です.

フロントセンターグリルの経年変化
黒いプラスティックや網の部分は、前回の補修で、艶ありの黒かクリアを缶スプレーで塗装した記憶があります.
意外と綺麗な状態を維持しているので、驚きでした.
下の写真は、補修したところの塗装の色が変化しています.

白いパーツのネジを受ける部分が、破損し分離していました.
もっと頑丈に作ってほしいな.
柔軟な素材のプラスティックのようだが、紫外線などの影響で硬化して脆くなったのかな.

今回は、見える部分は、プラリペアで割れやヒビを修理しました.
黒いプラリペアを使って補修した部分は、軽く手で押さえただけで、バキっと割れてしまいました.
なんて脆い(モロイ)んだ!
新品パーツに入れ替えるかことを考えたが、とりあえず 直そう!!
プラリペアの使い方リンク プラリペアの基本的な使い方

裏側からは、エポキシパテを使って、ネジを止める部分を 台座ごと作ったり補強したりしました.
台座の作り方は、相手側の窪みにマスキングテープ等でパテが くっつかないようにして、エポキシパテを入れて2つを合わせてネジで止めます.
1時間くらいして、ある程度固まったら、そーとネジを抜いて 状態を確認します.
エポキシパテの使い方リンク エポキシパテ|補修|家庭用|セメダイン株式会社

TPU素材の経年劣化 ?
フロントグリルのプラスティックの材質は「TPU」と記されていました.
熱可塑性ポリウレタンという素材で作られているようです.
割れにくさと弾力性があるので、スマートフォンのケースでも、よく使われている材質だそうです.

材質 TPU の塗装の下地は、プラサフだけの方が良さそうでした.
今回、バンパープライマーを塗ってから缶スプレーで塗装したら塗装が少し弾いてしまいました.
前回の、プラサフと本塗装のみの方が結果は良かったように感じます.
割れたプラリペアで修理した部分が盛り上がっているのですが、古いクルマなので、気にしないでおこう.

割れた部分の接着に、表面側からプラリペアでくっ付けたので、凸凹が見えています.
クオリティーは低いけれど、
次回の修理は、片面にマスキングテープで割れた部分を貼り合わせて、反対側からリューターで割れた線に沿って V 字に削ってからプラリペアを入れていこうと思います.

プラスティック部品の破損には、プラリペアとエポキシパテが有効です.
ただし、アンダーカバーに使われている材質 「PP」は、要注意です.
材質「pp」の接着は、ホットステープラを使うと良いと思います.
ホットステープラを使った補修の記事のリンク 材質PPポリプロピレンの割れ修理


プラスティック修理の動画があったので、参考にしましょう
めっちゃ、参考になります。