CRF250Rallyの高速道路走行インプレッション
一般道を含む720kmを1日で走破

CRF250Rally にはETC は取り付けていない、その理由は、高速道路を走行することはないだろうということでした.
高速道路で250cc シングルエンジンでは、スピードレンジが早すぎて楽しくないからです.
しかし、東北地方を旅していたのですが、天候不順と気温低下で一気に帰巣本能が芽生えてしまったのです.
一気に、720 km を走行するのですが、さすがに一般道だけで帰る気は起きず、高速道路を使うことにしたわけです.
動力性能
CRF250Rally ( MD44 ) の動力性能は、カタログデーターでは 24 馬力を8,500 rpm で出力する,
実際に、高速道路を走行してみると、ギアポジション 6 速を使って走行すると、80 km/h で 約 5,000 rpm , 100 km/h で 約 6,000 rpm となる.
制限速度で走行するのは、問題ないが、乗用車やトラックと離れて走行するには、加速性能が必要です.
高速走行をするとCRF 250cc オフロードバイクでは、エンジンが唸ってしまいライダーの疲労の原因となってしまいます.
燃費
時速100 km で走行した時の燃費は、約 35 km/L くらいでした.
田舎道をツーリングペースで走行すると、燃費は 37〜40 km/L くらいなので、高速道路の方が燃費が悪いです.
自分のCRF250Rallyは、満タンで10L 、燃料残量のメーターの赤点滅でガソリンの残量は約2Lくらい、大体280km くらいで警告表示になり、精神衛生上、燃料補給が必要になります.
振動
CRF の 250 cc シングルエンジンにはバランサーで振動を抑制していますが、完全には振動をなくすことはできません.
MD44 型 CRF250Rally のエンジン形式は MD38 です.
エンジンの回転数が 5,000 rpm くらいまでは、比較的 不快な振動が抑えられていますが、6,000 rpm 以上は、ハンドル、ステップ、シートに比較的大きな振動をライダーに伝えます.
つまり、CRF250Rally を高速道路で快適に走行できる巡航速度は 80 km/h くらいが良いと感じました.
巡航速度を 100 km/h にすると、手や足に痺れを感じてしまいますので、休憩の回数を増やすことになるからです.
MD47 型 CRF250Rally は、振動対策がされているので、MD44型とは感じ方が異なります.
空力性能
Rally の最大の特徴であるカウルは、高速道路においてライダーの疲労を軽減できます.
実際、秋田県の八幡平から石川県まで、約720kmの距離を1日で走破しましたが、疲労はしましたが、もう少し走っても大丈夫な感じでした.
天候は、雨、晴れ、曇り、雨、曇りと変化し、外気温は5〜15度程度、走行時間 11 時間、一般道含む

高速道路走行の総合評価
サスペンションやタイヤはノーマルではなく、自分の好みに変更しています.
また、吸排気系も変更しているので、ノーマルのままだったら、感じ方は異なることはあります.
CRF250Rallyの高速道路の走行性能は、
空力的には、とても良いと感じます.
橋の上の横風でも、少し揺さぶられるだけで、安全上問題にはなりづらいと思います.
体の肩やヘルメットには直接風が当たりますが、そのほかの部位にはあまり風を感じません.
雨の走行でも足元があまり汚れないので、とても良いと思います.
今回、テールボックスがあるので、ライダーの背中に巻き込む風は少なく感じました.
エンジン以外は及第点というところだと思います.